「ありのまま」を感じ、本当の自分を生きる
気功を使ったセルフヒーリングで、身体の感覚を「ありのままに感じる」ことは、驚くほど深い気づきをもたらすこともあります。
たとえば、気を受けることで感じる暖かさや熱感だけでなく、時にひんやりとした冷感が訪れることがあります。
冷感は、身体が抱えていた緊張や冷えを意識へ浮かび上がらせてくれる重要なサインかもしれません。
冷たさを感じる瞬間、それは「自分がいかに緊張し、冷えていたのか」を初めて認識する時でもあります。この過程そのものが、身体と心をつなぎ、自分自身を本来の状態へと戻す第一歩なのです。
抑え込んでいた感覚との向き合い
気功を行うと、自分が無意識のうちに感じないようにしていた身体の感覚が、次第に意識化されることもあります。
これまで抑え込まれていた反応――冷え、緊張、さらには痛みなど――が表面化することは、決して悪いことではありません。それは自分が本来の状態に戻るための大切なプロセスです。
気功はありのままに観ること
気功をおこなうことは「観る」ことでもあります。
ありのままに観ることそのものがヒーリングです。
ありのままに見て、受け入れることにより変化を生み出す力が生まれるのです。
「観ることができないものは扱うことができない」という言葉の意味は、意識に上げられないもの、即ち知らないものは変えることが出来ないという意味です。
自分の身体や心、そしてその奥深くにある感覚を感じ、観る力を養うことが、変容への鍵となります。
自分自身をありのままに「観る」ことで、そこには受容や赦しが生まれ、『本当の自分』を生きる力を活性化させます。
そして、心の緊張を和らげ、身体を緩めて血流やエネルギーの循環を改善し、身体の力を高めます。
「本当の自分」への旅路
身体と心の緊張が解き放たれると、世界が少しずつ変わり始めます。
例えば、それまで困難だと思っていたことが軽く感じられるようになり、自分に自信が湧き、自然と新たなチャンスを引き寄せるようになります。
自分の内なる葛藤を手放すほど、人生の流れはスムーズになり、『本当の自分』とのつながりを取り戻して、人は自分の人生を生きるようになります
「ありのままに感じる」という行為は、心と身体、そして人生そのものを変容させる力を持っています。気功を通じてこの力を引き出し、自分の本来の輝きを放ちながら生きる道を見つけていきましょう。
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馬明香(ま あすか)
氣功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。