私たちはふだん、
目に見えるもの、触れられるものを
「現実」だと感じて生きています。
けれど実際には、
その背後で、説明しきれない流れが
いつも働いています。
体調の波
感情の揺れ
人との距離感
なぜか物事が進む時期、止まる時期
こうした現象を、
昔の人たちは 「氣(き)」 という言葉で捉えてきました。
氣とは、
特別な力や不思議なエネルギーのことではありません。
生命や人生の中で、自然に起きている“流れ”そのもの
それを指す言葉です。
目には見えないけれど、
私たちの身体や人生に、確かに働いている流れがあります。
氣は「何かを起こす力」ではない
三和氣功で扱う氣は、
何かを無理に変えたり、
現実を押し動かしたりするための道具ではありません。
私たちが、それをコントロールしなくても
すでにそこにあるものです。
- 力を入れすぎたときに、滞るもの
- 頑張り続けたときに、乱れるもの
として現れることが多い。
たとえば、
一生懸命やっているのに、なぜか空回りする
考えれば考えるほど、答えがわからなくなる
正しいはずなのに、身体がついてこない
そんなとき、
氣の流れは「弱い」のではなく、
少し無理な方向に使われているだけかもしれません。
氣は、身体の感覚として現れる
氣は、頭で理解するものではなく、
もともと 身体で感じているもの です。
呼吸が浅いか、深いか
肩や胸がこわばっているか
お腹の奥が落ち着いているか
そうした感覚の一つひとつが、
いま自分の中で氣がどう流れているかを教えてくれています。
氣功とは、
氣の流れを感じることを極めていく道です。
三和氣功では、
「うまくやろう」とする前に、
いま、どんな状態でここに立っているか
を、身体の感覚から確かめることを大切にしています。
なぜ、氣が乱れるのか
多くの場合、氣が乱れる原因は
能力不足でも、努力不足でもありません。
- 失敗しないように
- 期待に応えるために
- ちゃんと前に進もうとして
思考がアクセルを踏み続け、
身体がブレーキを踏めなくなっている。
その状態が長く続くと、
- 休んでも回復しにくい
- 気持ちが切り替わらない
- 何を選んでもしっくりこない
- なにもうまくいかない
といった感覚が生まれます。
三和氣功では
この 「不自然な頑張り方」を自然に戻すためのプロセスを
大切にしています。
三和氣功における「氣」との関わり方
三和氣功では、
氣を操作したり、
思い通りに動かそうとしたりはしません。
代わりに、
- 静かに立ち止まる
- 身体の感覚に戻る
- 力の入り方を少しゆるめる
そんな時間を通して、
氣が自然に整い直す余地をつくります。
氣は、
整えようとすると逃げますが、
関わり方が変わると、自然に戻ってくるものだからです。
氣は、人生との関わり方を映している
氣は、
健康やリラックスだけの話ではありません。
仕事
人間関係
お金
選択のしかた
それらすべてに、
その人の氣の使い方が表れます。
三和氣功では、
氣を通して、
「人生と、どんな姿勢で関わっているか」
を、身体ごと見直していきます。
このページは、
氣功のやり方を教えるものでも、
氣について何かを理解させるためのものでもありません。
もし、
- 今までのやり方に、少し無理を感じている
- 頑張り続けることに、違和感が出てきた
- でも、人生を投げたいわけではない
そんな感覚があるなら、
氣という考え方は、
次の関わり方へのヒントになるかもしれません。
ここから先は、
言葉でわかるより、
体験の中で腑に落ちていくものです。

