三和氣功とは?

活動の歴史

三和氣功は中国人気功老師・馬光文によって武術気功や道家気功、佛家気功、養生気功など中国の様々な伝統気功の要素を取り入れて独自にまとめられた気功です。

馬光文についてはこちらをご覧ください。

馬光文は現代人の生き方にどのように気功が貢献できるのか、現代人のライフスタイルに合わせてどのように気功を伝えれば良いのかということを大切にしながら、20年近くにわたり、「三和気功治療勉強センター」を立ち上げて、2018年まで東京都内を中心に活動してきました。

 

 

主に、一つは整体マッサージの技術と中医学、そして外気気功を統合したオリジナルの気功施術として。

もう一つは、忙しい日々の中でも誰でも効率よく「気」を学び、習得していける実践気功の指導という形で多くの方に「気功」をご提供して参りました。

 

2018年に馬光文と共に中国に拠点を移すことになったとき、特定の場所を構えての気功整体の施術所や気功の学校ではなく、完全にオンラインで気功を提供できる気功サロンを目指し、三和気功治療勉強センターの土台の上に『さんわヒーリングワークス』を立ち上げました。

私自身もヒーリングや気功について学び続け、たくさんのクライアントさんたちと出会い成長させていただく中で、さんわヒーリングワークスのゴールを更新するときを感じ、

2021年、馬先生の自由な気風や先生が教えてくれた中国の伝統的な気功の素晴らしい世界観や「三和氣功」という名前に込めた先生の想いを引き継ぐべく『三和氣功』として生まれ変わりました。

 

 

馬光文の語る「気」と「気功」

馬光文は若い頃から伝統的な気功を母国中国にて何人ものスペシャリストから学びました。

そして、中国と日本で長きにわたりその技術と経験を活かしてきました。それはときにオカルティックに見えることもありました。

 

 

たとえば、筋腫やガングリオンを触りながら消してしまったり、クライアントに、祈祷するというパフォーマンスをしてみせることで症状を消したり、クライアントの髪を切ることで頭痛を治したり、幼い子どもの病気を「もらう」ことで一晩で回復させたり…

しかし、そこには気功に対する深い知識と理解に裏付けされた根拠があったのです。だからこそ、「不思議」にみえることがおきていたのです。

 

馬光文は常々「気功は科学だ」と公言して気功を過度にオカルティックに扱ったり、そのように宣伝をすることを嫌がりました。

彼は気功は「意念の技術」である、イメージを操る技術であると教えます。技術なので練習すれば誰にでもできるようになります。

一般的にはまるで不思議な力であるかのように思われている気を感じたり、出したりすることもイメージの力に過ぎません。イメージができない人はいないので、気功が全くできないということはあり得ません。

よって、気功は上手下手はあるにしろ、決して特殊な能力ではないと彼は言います。

 

伝統的な気功は「意念」(=イメージ、意識、心)が人の認知、現実認識を変えることができることを利用した技術でした。

その「意念」が人の病気をつくり、その他様々な現実をつくり出していることを伝統気功は良く理解していました。

 

中国の哲学では、万物は「気」で成り立っているといいます。

喜怒哀楽のような感情も、精神活動も「気」です。細胞も、遺伝子も、すべて「気」です。

生命を開花させ、生命を維持させ、この世界の森羅万象の営みを生滅させるあらゆる現象や反応も「気」によって為されています。

何かが物理的に存在するとき、そこにはそれが存在するのに必要な「情報」が存在していると馬光文は言います。

気はエネルギーであり、「情報」であると彼は教えます。

現象としてそれが現れるとき、それを生じさせる「気」=「情報」が必ずあります。

そして、「情報」は「意念」という別の「情報」によって変化させることができる。これにより、現象のもとになる「気」が変化するので現象自体が変わる。

 

これが馬光文が説く「三和気功」です。

 

これはまさに、認知科学が明らかにした「気功」のカラクリに実は驚くほどリンクしています。

 

 

馬先生が志した医学気功

医学気功には必須の秘伝功とは?

気功には伝統的に身体能力の向上や健康の維持向上を目的として行う「養生功」と、治療や施術(ヒーリング)を目的とする「医学気功」があります。

三和氣功を創始した馬先生は常に医学気功を志しておりました。

武術家であった先生は元々は養生功になじみが深かったのですが、人を助けるために気功を使いたいという気持ちから医学気功を志すようになりました。

 

 

さて、人を治療したり癒したりするための気功をわかりやすく医学気功と呼んでいるのですが、養生功との根本的な違いは、医学気功とは本来「秘伝功」であるということです。

秘伝功とはその字の通り秘術として伝えられてきたもので、「秘伝の気」をその奥義として扱うところが養生功と一線を画するところです。

養生功が自分の身体の気を使って自分を高めるために行う気功であるのに対して、秘伝功は自分の気は使わずに「秘伝の気」を使います。

 

三和氣功では「採宇宙之気」をはじめとする「採気」の気功として、秘伝功を教えてきました。
すなわち秘伝功とは、有限である自分の気ではなく、限界の無い大宇宙の気を自分に取り込むことで行う気功です。

無限にある宇宙の気を自分の丹田に取り込みながら、自分の気を一切使わずに、相手の病気を治すというのが伝統的な秘伝功の方法でした。

なぜ自分の気を使わずに宇宙の気を使う必要があるのかと言えば、それは自分の気を使って人に術を施していたら自分の気を使い果たして死んでしまうからです。

師匠の馬先生も、秘伝功を知らない気功師は早く死んでしまうとよく話してくれましたし、鍼灸業界に身を置いたことのある人はご存じかも知れませんが、腕の良い鍼灸師は自身が不摂生であったり、不健康で短命である傾向があるという「鍼灸師あるある」もあるのです。

もちろん「気」は物理的に人間の身体に流れている物ではありませんが、それでも、自分の気を相手に与えているという意識を無意識に持っているのか、無限の気を取り込んでそれを使っているという意識を持っているのかで、身体の反応は全く違ってしまうのです。

 

無限の気を使って行う秘伝功の極意

秘伝功とは、自らの気を練って行う養生功とはちがい、この宇宙に存在する無限の気をつかって気功を行うので、パラダイムとして非常にパワフルです。ですから、その昔はまさに「秘伝」として、一般には公開されて来なかったと言われています。

人間とは死を迎えるものであり、限界を持つものです。

現代という時代とは違って、病気にかかったら即命の危険とつながるような医療もない時代には、人間の「死」や「限界」が、今よりももっと大きくて且つ身近なものだったはずです。

その人間の限界を克服するということは、昔の人にとっては、現代人とは比べものにならないほど強烈な意味があり、だからこそ強烈なパワーを持っていました。

 

そのような人の限界を超える「秘術」だったので秘伝功と名前がつけられていますが、その極意は、気は「無限にある」という強い確信を持つことにほかなりません。

無限にあるという確信を、体感レベルまで落とし込めるようになれば秘伝功の奥義である「秘伝の気」を体得できたと言うことになります。

ただし、これは言葉で説明するほどに簡単なことではありません。頭でわかっているというレベルでは不十分なのです。

ヒーリングや治療で自分が疲れて枯渇したような気になるのは、秘伝功の臨場感が自分の中に足りないからです。その結果、クライアントよりも自分の方がかえって疲れてしまったり、病気になってしまうのです。

また、普段から疲れやすい、病気にかかりやすい、回復力が弱い、人混みに入っただけでも疲れてしまったり、誰か特定の人と話していると具合が悪くなるようなケースも秘伝功の臨場感をあげることで、体質を変えていくことが可能です。

 

自然の流れの一部となる

では、どのようにしたらこの秘伝功の奥義へ近づいていくことができるのか。

それは、気は循環しているという臨場感を高めていくことです。

気は形を変え、私たちの身体に入っては出ていき、自然界と人体は常に気の循環の一部となって調和しています。

例えば、私たちが口にする野菜は、太陽の気や土の中の養分という気によって作り出され、私たちの身体の中を巡る気の一部と化します。その気は栄養や血液となって私たちの肉体を作り、不要な物は排泄されて土に帰ります。

自分という存在を気が常に循環しているというイメージや、宇宙と一つとなっているイメージを体感レベルで繰り返し繰り返し積み重ねていくことで、気が無くならないという臨場感を自分の中で強めていくことが可能です。

こうした臨場感が高まると自然治癒力が自然と高まって元気になり、自分の病気が治るばかりか、気功で相手に気をあげていても枯渇することなく、相手が勝手に良くなっていくようになります。

 

 

三和の意味

 

三和氣功の「三和」とは、第一に天地人の和を意味しています。

 

創始者である馬先生は気功師が求めるべきあり方、人があるべきあり方として、天との調和、人との調和、地との調和を目指すようにとの意味を込めて三和という言葉で表現しました。

 

また、天地人とは「この世界の万物」を象徴しています。

天の時「チャンス」を得ても、地の利「環境」がなければそれを生かせず、地の利を得ても、人の和「人脈」がなければそれを生かすことができないという意味です。つまり、天地人が一つとなるときにこそ事は成ります。

 

一滴の水が自ずと大海に注ぎ、また天に昇るように、生まれた命が自ずと時を得、場所を得、人を得て、人間の人生の営みが悠然と流れていく…

万物の調和を一瞬一瞬つくり出していく、そんな命を生きたいというメッセージもまた、「三和」に込められています。

 

天地人三才

天、地、人とは、象徴的にこの世界そのもの、宇宙の万物とその営みを意味する概念で「三才」と言われることもあります。

ですから、三和とは三才の和、つまり万物の営みの調和のことです。

 

道教の教えではこの世界は太乙(たいいつ)といわれる、有と無をも超えた概念から生み出されています。

太乙からまず天の気と地の気が生まれ、天地の気が交わって人が生まれます。

この天地人の三才の気は三つどもえとなって、それぞれがそれぞれを補完し合いまた制限し合い、バランスを保ちつつ、機能し合って調和する。

これが天地人三才の調和、なわち「三和」です。

三和とは、天に象徴される陽気と、地に象徴される陰気と、その陰陽の交流によって生み出されるこの世界の万物のダイナミックでかつ調和のとれた関わり合いを象徴する言葉です。

その三和の営みの内に身をゆだねて生きることを「無為自然」といいます。

 

「道タオ」のうちにすべての営みがある

私たちが言葉によって捉えているすべての物理現象、概念はすべて太乙から生まれてきます。

すべてのものは生まれては時とともに形を変え、そして滅び、また生まれることの繰り返しで、それによってこの世界は成り立っています。

 

そのような移ろいゆく消長世界の後ろに、変わらずにあるもの、それが太乙です。

すべての物事は生まれて滅びますが、その万物を生み出した大元はただそこにある。

 

太乙が物事生み出す、その働きを「無為」といいます。

陰でもあり、陽でもあり、

天でもあり、地でもあり、

生でもあり死でもあり、

無知無能であり、全知全能であるもの、

それが「無為」です。

 

すべてを生み出す無為のはたらきを、名もなく、形のないものとして、老子は「道」と表現しました。

言葉にもならない、その混沌こそ、この世界を動かし、私たちを活かし動かしているものである。

すべてのこだわりを捨て、私心を手放し、「道」に従って生きることが、「無為自然」です。

 

すなわち

頑張らず、無理せず、

自らを「道」にゆだねて生きることが人間の最も自然なあり方、

「自然体」であることを極めていくことが人間の幸せなのです。

 

それが三和にこめられた切なる願いであり、理念です。

 

 

馬光文から受けついた三和気功気功師養成の特徴

 

馬光文は、気功師を養成する際にいくつかの方針を持って生徒の指導に当たりました。

 

出来るだけ多くの気功を学び、その中から少数だけを深めていく

出来るだけ多くの気功を学び、自分に合った気功を特に追求して洗練していくこと。それによって、気功というものへの理解をより早め、効率的に気功の力をつけていけると考えていたからです。よって、生徒には常に40以上の気功を教え、その中から自分ナ得意なもの、自分に合っていると思う者を特に練習するように指導しました。沢山を知り、その中から少数を深めていくことで、総合的に実力が上がると経験的に知っていたからです。

 

気功師の身体と心を手に入れなければいかなる気功も功を為さない

また、気功は先ず気功師の心と身体を育てるために行うことが先決であると言っておりました。気功師にふさわしい身体や心の状態を得てからでないと、どんな気功の技も扱いきれないということです。ですから、気功の指導に当たる際、初級、中級、高級と段階をわけ、初級のうちは気功を知り、体質を変える目的のための指導を行い、後に、より高度なイメージを必要とする気功と医学気功についての指導を行いました。

 

自分の丹田の気を使ってはいけない

中国の多くの気功師は、気功施術の際に自らの丹田の気を使って相手に施術をしていたそうです。そのため、一日の半分は自分の気を寝ることに費やさねばならず、自分の気を他者に与えるために、自分自身が消耗して病気になったり短命になる傾向が強かったそうです。そこで、自分の気をつかって気功施術をするのではなく、宇宙の無限の気を取り入れて施術をすること(採宇宙之気)を徹底して指導しました。

 

邪気を取り除くための「抓病気」の考え方

多くの気功施術は、気を入れる、気を注ぐということだけに気を集中しがちですが、濁った水のなかに新しい水を注ぐよりも、濁った水を取り除いた後に新しい水を入れるべきだと考えて、患部から邪気を取り除いてから、新しい気を入れるという独自の考え方で施術を行い、また指導していました。

 

ワンツーマンおよび少数指導

多くの気功教室や気功の学校が多くの生徒を同時に集めて、先生が大勢の生徒に対して指導をするという方針をとる中、それでは真の気功の指導は出来ないと考えて、一貫してワンツーマンか少人数制の指導を徹底してきました。気功に対する理解力も資質も、得意なことも不得手なことも皆違う、生きている世界が皆違うのに、同じ指導ですべての生徒が気功を理解し、同様にレベルアップしていけるはずがないというのが、馬光文の考え方でした。気功は理解出来ないと楽しくない、楽しくないと気功を学ぶ気持ちがなくなって、さらに気功が分からなくなってしまうと考えていました。

これらの馬光文の考え方は、さんわヒーリングワークスを経て、三和氣功となった今でも受けつがれています。また、馬光文の三和氣功には、気功を応用した様々な気功の施術法があり、そのうちのいくつかは、プログラムの中での学ぶことが出来ます。

 

馬光文の気功施術応用例

気功診察:状態の良くない箇所の気を感じ取って診察する方法
外気施術:気功を使って身体の悪い箇所に施術をする方法
気功鍼:気の鍼で患部に施術をする方法
遠隔気功:遠く離れた場所から気によって働きかける方法
邪気を抜く:病気の原因となる気を取り除く方法
気功整体:気功を使ってオリジナル整体マッサージを行う方法
気功外気アロマセラピー:気功をアロマセラピートリートメントに取り入れる方法
気功耳つぼ:気を込めた粒によって耳つぼを刺激する方法
気功外気かっさ療法:外気をかっさに流しながら施術をする方法
気功痩身:呼吸法と気功を実践させることで痩身する方法

 

 

馬光文の中国の伝統的医学気功について

先述したように、馬光文の実践する伝統的な医学気功では、最初に症状の原因となっている必要のない気、滞ってしまった重い気を身体の外へ出すことで、効果的に真気(新しい、良い気)を患部に作用させることを大切にしています。

また、気功師は自らの気を駆使して施術するのではなく無限の宇宙の気を利用して施術をしなければならないと教えています。そして気功施術はイメージ(意念)を使うことが大切です。

かつて中国では気功師を国家認定資格としていた時代がありました。馬光文は中国で国家認定を受けた、今では貴重な存在となってしまった気功師です。

馬光文の直接指導で彼のオリジナルの施術スタイルを学ぶ機会はすでに失われてしまいましたが、その理念や想いは「三和氣功」に受け継がれています。

 

痛みに良く効く秘伝の気功

馬光文が独自に創作した、症状の軽減や治癒に役立つ邪気抜きの気功技術は今でも皆さんにご指導することができます。

この技術は特に痛みを取り除く際によく使われることから通称「痛み止めの気功」と言われています。

気功のカラクリを理解すれば誰にでも習得可能な技術です。

例えば、坐骨神経痛、ぎくり腰、腱鞘炎、五十肩、肩こり、しびれ、頸椎症、ヘルニア、関節痛、神経痛、頭痛、膝の痛み、足の痛み、打ち身、捻挫、腹痛など、生活の中で遭遇する様々な痛みに有効です。

多くの場合即効性があり、施術の前と後では大きく違いがあることを実感しやすい方法です。

この気功技術は痛みだけではなく他の症状にも応用が可能です。様々な不定愁訴に効果的に作用させることができます。

 

 

 

 

 

2019年2月26日

© 2021 三和氣功