みんな苦手なGoal設定

Goal設定が楽な人はいません

クライアントさんや生徒さんに何度も、
「Goalはこまめに書いてくださいね!」
「なんでもいいので、とりあえず書いてくださいね!」
とはいうものの、

実は多くの方が、
Goalセッティングを
めんどくさいと感じていらっしゃると思います。

それは、私たちが受けてきた教育や思考の癖を考えれば
当然のことなんです。

Goalを考えることは、すなはち
自分の未来を意識することに他なりません。

しかし、
私たちのほとんどは、常に過去基準で物事を
考えるような癖がついています。
そのように、教育されてきたのですね。

親や、学校の先生からうけるしつけや教育、
アドバイスはすべて
彼らの過去の経験に基づいています。
社会的な価値基準や常識も過去の経験に基づいてできています。

それは、ある程度仕方のないことですが、
私たちはほとんどと言っていいほど
未来にフォーカスしても物事をみたり、考えたりする
経験を与えられずに大人になります。

たとえば、目標を考えたり一年の抱負を考えるとき、
それは、自分自身のものではない、
外部から過去にすり込まれた
「成功」や「理想」や「幸せ」であったりします。

そして、
過去の自分を振り返って、
今の自分を見積もり、さらに未来を見積もる癖もついています。

私が通っていた中学、高校は成績順にクラス分けがされていました。
大学受験の際には自分の所属しているクラスがどのレベルなのかで
自分がどれくらいの大学を志望できるのかが、
なんとなく示唆されていたというか、
トップのクラスには東大や京大を志望する人はいても、
下位のクラスに東大や京大を志望する人は誰もいませんでした。

私はあんまり取り柄もないから、これくらいで満足しよう。
前にあんなことがあったから、もうこれをするのはやめよう。
今の私の能力なら、これくらいならできるかな。
あなたの能力はこれくらいだから、それは無理です。
あなたの性格から言って、それはしない方が良いですよ。
などなど…

こうしたものの見方は
非常に自分の能力を制限し、
可能性を極力狭めていく方向性を持っています。

ところが、気功のセミナーやセッションでは
「あなたは本当に何が欲しいのか」が大切ですと言われます。
Goalのもっとも大切な条件は、必ずあなたのwant to、
つまり、心からの望みであることなのです。

心からの望みとは、
過去や今の自分を基準にしない、他者や外部から与えられたものではない、
あなたが本当に手に入れたいと思う目標であり、到達点なのです。

気功師養成の過程で皆さんにご自身のwant toを
とことん考えてもらうブレインワークをしてもらいますが、
いざ、want toを考え出すと、意外と出てこないことに
誰しもが驚きますし、皆さん口をそろえて、
本当にやりたいことなんてないですっておっしゃいます。

それは、ないのではなく、考えたことがないだけで、
心理学的な用語でいえば、
スコトーマに隠れているだけに過ぎません。

私たちの生きている世界は、過去に対する重要性が高く、
未来の重要性というのは驚くほど低いので、
見ようとしても、見えないのです。

まずはそこに気づき、
なぜそうなのかを理解することが大切です。

Goalセッティングを
好きになる工夫をしよう!

そうやって心理的盲点に隠れてしまっている
Goalという情報を探し出すのは脳と身体にとっては結構タフな作業であると言えます。

Goal設定は簡単ではないということを前提で、
それでも、Goal設定が大切であることを
理解しなければいけないのですが、

いや、人生適当に生きられればいいんです
現状のまま生きていければいいんです という方は
おそらく気功も、Goalも必要はないでしょう。

しかし、
人が自分だけの価値を世界に生み出そうとするとき、
現状を超えて行こうとするときには、
必ずGoalを意識に上げることが不可欠です。

それが無意識の創造性を刺激し、
自分の中に眠っている潜在的な力を引き出す
スイッチになるからです。

さて、ここではGoalセッティングが楽しくなるコツというか、
簡単にできる工夫をいくつかご紹介しますね。

Goalセッティングのシンプルなルールは
必ずwant toであること と 現状の外側であるということ です。
現状の外という意味は、
今の自分ではどうやっても到達できるはずのないGoalということですね。
つまり絶対に叶いそうをないことでも
無責任に書いてもいいんだくらいに考えてください。
自分でもバカじゃない?って思うくらいのものでも十分だということですね。
たとえば、自他共に認める音痴な一般人が世界中からオファーが殺到する、
世界を感動させる歌手になるとか、そういう感覚です。

何を書いたらいいのかわからないという場合は、
まずは、例えばこんな風にGoalを考えてみましょう。

・アラジンの魔法のランプに出てくるような
 何でもご主人様の願いを叶えてくれる、あなただけの魔神がいたら
 何をおねがいしますか?
・何でも夢が叶うとしたら20年後の自分はどんな風景の中にいたいですか?
・スゴイ魔法が使えるとしたらどんな風に使いますか?

こんな風に考えてみると、want toが出てきやすいと思います。

そして、さらに、Goalノートを脳に親しませることで、
Goalノートを開いて書くことに脳があまり抵抗しなくなります。
言い換えると、脳にGoalノートを好きになってもらうのですね。

お気に入りの格言を表紙に書いたり、
絵が好きな人は絵を描いたり、
気に入った写真やシールを貼り付けたり、
きれいなまま置いておくよりは、
何度も何度も手に取り、手になじませ、
落書きをしたり、抱きしめたりして
親しみや愛着を持たせます。
気の球が作れる人は気の球を作ってノートに封入してみたりすると良いです。

新学年に手渡された教科書や、その年のスケジュール帳は
最初はなんだか殺風景で、遠い感じがしますが、
手になじみ、月日が経って使い込む内に「自分のもの」という
愛着がわきますよね。

そうなると、脳はGoalノートを開くことが好きになります。
そこに何かを書きたいと思うようになります。

あとは、
習慣化させるということです。
毎日、決まった時間に決まった時間、わずか3分や5分でいいので
とにかく書いてみることです。
毎日毎日繰り返すことで、Goalノートに向かうことが習慣になります。

良い例が歯磨きや顔を洗うことです。こういった行為は、
別によーし、頑張って歯を磨くぞーと気合いを入れなくても、
朝起きたらとりあえずやる、みたいに自然に習慣化しています。
でも、最初は歯を磨くことを毎日毎日意識して実践していたはずです。
いつしか習慣として身体が覚えるまで
毎日Goalノートを書いてみるというのも一つの方法です。

脳が自然にGoalを探してくるようになります。

こうしてGoalセッティングが習慣化してくる頃には
脳は、「あ、こういうことって大事なんだな」と学習して、
GoalやGoalに関する様々な情報を自分で探してくるようになります。
そしてそれをノートに書くという行為は、
未来に関する自分のプラスの情動(喜びや幸福感や楽しさ、誇らしさなど)
を呼び起こす作業なので、脳は単純に喜びます。
そしてもっと何か見つけてこようって働き出すのです。

まるで飼い犬がボールを拾ってご主人のところへ持ってきて、
褒められるとまた喜んでボールを探して持ってこようとするのに似ています。

あ、こんなこといいな、
これステキだな、
といったことがどんどん思いつくようになったり、

意味はわからないけど、ビジュアル的なイメージが浮かんだり、
ふと目についた広告や立ち読みした本や人に言われたことの中に
なぜか気になる言葉を見つけたり、

ひらめきや直感的な形で、Goal側の情報を
脳が拾ってくるようになります。
たとえ、その情報の意味が意識でわからなかったとしても
全く問題はありません。
Goalセッティングとは無意識にある情報を意識に
上げることに他ならないからです。

そしたらそれをノートに書いていくのです。
書くという行為は、他の記事でもお話ししたように、
情報を物理に落とし込むことで臨場感を高める方法ですので、

こうしてGoal側の情報を書くことで
どんどん物理に落とし込んで、
無意識のGoal側の臨場感(リアリティ)が高まっていくのです。

決してきれいに整理して書く必要はなく、
殴り書きでも、めちゃくちゃでも、汚くても良いのです。

Goal設定とは、
無意識に働きかけてGoal側へ駆動させるための手法であり、
脳と心のトレーニングです。
その意味では気功と本質的に同じ意義があります。

いかがですか?

Goalセッティングやってみようかなって思っていただけたら
幸いです。

ご質問などはこちらのページから受け付けています。

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