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伝授ってなに?~そのカラクリを知る

2018年12月10日

ホメオスターシス同調

三和気功では今年から気功師を養成するプログラムの中で
本格的に「伝授」というシステムを
ご提供するようになりました。

伝授とは、気功技術を無意識レベルにインストールすることです。

一見オカルティックなこの方法は、
通常であれば時間をかけて習得する洗練された技を
誰でも、即座に、簡単に扱うことができるようになる
便利なシステムです。

(50代男性 獣医)
先生、昨日はありがとうございました。
伝授を受けるのと受けないのとでは、
感覚が全然違う。
ホメオスタシス同調とはこういうことなのか。
まず、率直に感じたことです。

とはいえ、伝授がなければ気功スキルは扱えないのかと言えば
そうではありません。
伝授を受ける前にできるだけ自分で使ってみてくださいと、
私はまずお話しします。

まずはブログの中に出てくるヒーリングについて
自分で興味があるものはガンガンやってみることです。

やり方がわからなければ質問をし、
まず自力でやってみようとする、
そのwant toに裏付けされた意志が
実際に伝授を受けた時に強烈なインパクトをもたらします。

無論、伝授を受けるのと受けないのとでは
技術の精度に明確な差があります。
きっちり習得して最大限に活用したい気功技術や、
あるいは自分と相性が良く、どこまでも洗練していきたい
技術があれば、伝授を受け、さらに年に1度くらいのペースで
上書きをすることは必須です。

しかし、伝授などまずは必要ない、
とりあえず興味の在るものはどんどんやってみよう!
伝授など受けずともできる!
くらいのノリと気概こそ大切だと思っています。

そういう取り組みをされる方は実際に伝授なしでも
技術をセルフヒーリングに取り入れ、成果を出されます。
だからこそ、伝授を受けて本当にそのインパクトを受け取り、
技術の精度を確実に上げ、使いこなしていかれます。

さて、伝授の効果を最大限に引き出し、
また気功技術を上手に使えるようになるためには
伝授のカラクリを理解することもとても大切です。

伝授のカラクリを一言で言えば、
「ホメオスタシス同調」です。

ホメオスタシス同調とは、意図的にそうしなくても、
実は生体同士に起こる自然現象でもあります。

例えば、夫婦同士の顔や雰囲気が似てくるとか、
共同生活をする女性同士の生理周期が同じになってくるとか、
誰かが悲しんでいるのをみて自分も同じように悲しくなってくるとか、

ホメオスタシス同調とは
無意識レベルで互いの内部表現が同調することで起きる現象です。

伝授とは
伝授をする側のホメオスタシスに
伝授を受ける側のホメオスタシスを同調させることで
気功技術をコピーし、脳へとインストールすることなのです。

ワールドワイドウェブでのデータローミング

能力をコピーしインストールするという伝授のカラクリは
脳科学や認知科学によって気功を解釈しなおし、
さらに、
情報理論やコンピュータサイエンスの視点を取り入れることで、
「怪しい、いかがわしい」という印象を大幅に書き換えました。

脳は、私たち一人一人が持っているコンピュータであり、ハードウェアです。

情報空間に存在する縁起ネットワーク(存在論的編み目構造)
というワールドワイドウェブの中で、
伝授する側とされる側がローミング(相互接続)し、

そこに、スマホにアプリをダウンロードするように、
気功スキルというソフトウェアをインストールするのです。

この「脳」というハードウェア同士の接続を可能にするのが、
信頼関係(ラポール)であり、ホメオスタシス同調なのです。

ですから、
伝授とは生体同士のホメオスタシス同調によって
脳に情報をコピーしてインストールすることなのです。

脳科学的にも、ミラーニューロンという脳内細胞によって
時間や距離に関わらず生体同士が何らかの情報を共有することで
同調するという現象が証明されています。

トリガーとアンカーのシステム

脳に気功スキルの情報がインストールされると、
無意識レベルでそのスキルが書き込まれます。

これにより、最初から意識的にその気功スキルの詳細を
いちいち理解していなくても、
ゼロから練習を積み重ねる必要もなく、
スキルを扱うことができます。

スマホのアプリを使いこなすのに、
アプリ内のソフトウェアを全く知る必要がないのと同じです。

伝授された気功スキルには必ずトリガーとアンカーがついています。
その気功を作動させるための装置です。

トリガーとは、
何らかの動作や心理状態などを
作動させるきっかけとなるもののことです。
アンカーは、記憶によってつくられています。

例えば、
私はホイットニーヒューストンの「I will always love you」を聴くと、
アメリカに留学していたころの記憶が鮮明によみがえります。
そのときに感じていた気持ち、風景、匂いや食べたものの味、
着ていた服、周りにいた人たちの顔など、
ありありと、そのときに戻ったかのごとく思い出すことができるのです。

これはまさにホイットニーの歌がトリガーとなり、
アメリカでの思い出がアンカーとなってよみがえっている、
トリガーとアンカーの良い例です。

過去にアンカリングされた記憶が
トリガーにより臨場感を持って脳に再現される、脳の機能の一つです。

気功スキルの伝授は、
先述したホメオスタシス同調と
この「トリガーとアンカー」の脳の機能を利用しています。

トリガーを引き、アンカーとして埋め込まれたスキルが発火します。

フィードバック、つまり練習が必要です

余談ですが、トリガーとアンカーは何も気功技術に限らず
普段の生活に簡単に利用することができます。

例えば、
Goalセッティングの際やアファメーションを唱えるときなどにも
活用できます。

やり方はネットや書籍で沢山紹介されているので
ここであたらめて説明する必要もないくらいですが、
簡単にお伝えしておくと、

まず、うれしい、誇らしい、輝かしい、楽しい、清々しい、気持ちが良い…等の
過去の何らかのプラスの情動を思い出します。

(できるだけ、心が踊るような、心が沸き立つような、心が震えるような…といった
体感のある感覚が良いです。)

そしてその情動や体感に好きな名前を付けます。

次にトリガーを決めます。
耳を触る、鼻をさわる、目を閉じる、
胸に手を当てる、指でクロスをつくる…、何でもかまいません。

これでトリガーとアンカーができましたので、
試しに、トリガーを実行しながら、つけた名前をつぶやきます。
それで情動が体感できるか確認してみてください。

大切なのはこの一連の行為を何度も何度も繰り返してフィードバックをとることです。
要は練習が大事で、練習することで
脳がトリガーとアンカーを機能させ始めます。
練習により気持ちの良い体感や感覚が強化されてくれば
うまくいっている証拠です。

そしてトリガーで体感や感覚を発火させてから
活用したい場面に臨むと良いですね。

同じように、
気功スキルをきちんと機能させていくためには
練習が不可欠です。

伝授してもらっただけでは効果的に
機能させていくことができません。
何度も使ってフィードバックを取り
自分のものにしていく必要があります。

そして伝授は何度も受けて
アップグレードしていくことも可能です。
上書きをすることで性能を
強化していくようなイメージです。

気に入ったスキルがあれば
とにかく使い倒して洗練し、
時折伝授を受け直して強化していくと
どんどんレベルアップしていくことができます。

たった一つや二つの気功スキルだけをどこまでも
磨き上げることで、非常にインパクトの強いヒーリング(書き換え)が
可能ですし、そのスキルの奥行きも機能性もいくらでも広がっていきます。

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