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基礎に依拠しつつも大周天で冒険する
大周天といえば、気功の中でもかなり大技というか、とても高度な気功であるという認識が一派的で、確かにその通りなのですが、では初心者には全く触れることも感じることも出来ないのかと言えばそうでもないと思います。
基本的には「軸」を理解し、ウナや裏転子、丹田など感覚を磨いていることが前提ですが、だからといって、これらがきちんと出来ないと大周天に取り組めないのかといえばそういうことはありません。
こうした「身体」の洗練も、繰り返し繰り返しやって少しずつより正確に意識に上げられるようになるわけで、基礎的なことから取り組みつつも、自由に高度な技にも取り組んでみる、色々やってみるというのが一番良いのかなと思います。
要は、基本や基礎にきっちり依拠しつつも、冒険は必要であるということですね。その方がより早く気功が身につくと思います。
情報身体を大きくすることで心身をアップデート
さて、今回は初心者でも簡単にできる大周天のやり方を紹介してみます。
大周天とはいわゆる情報身体を拡大していく気功です。「梵我一如」ですね。現代風な言葉で表現するなら、宇宙と自分が一体となるイメージワークといったところでしょうか。
ただし気功なので、単なるイメージではなくそこに共感覚、つまり体感を伴わせることが大切になります。
まずは、部屋の中心に立つなり座るなりして、姿勢を整えます。骨盤を立て背骨をまっすぐに、頭頂をひもで上方にひっばられているかのようなイメージです。
これはいわゆるセンターや軸を立てるという作業なので、出来る方は丁寧にやってみてください。
次に自分の左側に視線を向けその先にある壁なり窓なりを目視で確認し、その手触りや質感などをリアルにイメージします。それはどんな材質の壁紙を使っているのか、木造なのか鉄筋なのか、窓であれば磨りガラスなのか、透明のガラスなのか、ガラスや壁の厚さなどでも違ってきます。
できるだけ丁寧に確認してその質感をリアルにイメージします。
それが出来たら同様に自分の右側、天井、背後、前方そして最後に床を感じていきます。
しかもこれら6点を同時に感じます。その6点をつなぐようにして今いる自分の部屋全体を意識に上げます。そしてその感覚を五感で味わいましょう。
これは即ち自分の意識が部屋全体に拡大しているということなので、この時点で情報身体は普段の自分より広がっているはずです。
自分の部屋に意識を広げることになれてきたら、それをどんどん広げていきます。自分の家やマンション全体、その外側、街全体、宇宙全体へと大きくしていきます。
自分がどんどん巨大化・巨人化していく感じですね。
ちなみにこのようなイメージを使った伝統気功は、大周天という名前を冠していなくてもいくらでもあります。
但し、共感覚をつかって、イメージと体感が一体となっていることが大切なので、やはり基本的な軸の感覚や丹田が発達していればいるほど大周天の体感は深まるということですね。
まだ気功を始めたばかりの頃、何でこんな大層な名前ばかりが気功にはついているのかとよく思ったものですが、文字通り宇宙や龍や神と一体となる体感を大まじめに求めることが気功に他ならないわけです。
ちょっとクレイジーですね。でもクレイジーになれる人がだけが気功を理解出来るようになるのです。
実際やってみると、どうでしょうか。自分が大きくなった感覚やセルフイメージが書きかわるような体感が出てきたらオッケーです。
そしてこうした感覚が自分の身体を実際にアップデートしていくことを知っておいてください。
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こばやしあすか
気功師、ヒーラー、セラピスト。
認知科学をベースしたヒーリングと中国の伝統気功で自己実現を目指す生き方を追求している。
健康、美容はもちろん、本当になりたい自分を実現し、生きることの本当の価値を探求することが個人の真の幸せであることを信じて活動している。
頑張らず、無理せず、自然体のまま、自分本来の魅力や能力を発揮して豊かに楽しく生きられるとしたら何を実現したいのか、にフォーカスすることで
人生のパフォーマンスを最高に高めて行くための一つの手段と方法として、認知科学をベースにしたヒーリングと伝統気功を提案している。
【経歴】
- 子どもの時から「ヒーラー」にあこがれる。
- 聖心女子大学にて宗教心理学を専攻。
その頃から「人が癒やされることはどういうことか」
について興味を持つ。 - 鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師
- 在宅医療から高級ホテルに至る様々な場所でセラピストとして
20年以上活動を続け、のべ15000人以上の方に施術をご提供。 - セラピスト業の傍らレイキヒーリングを学び、施術に活用する。
- 都内音楽系専門学校の音楽療法科解剖生理学講師を務める。
- 2012年、さんわヒーリングワークスの前身である三和気功に出会い、
創始者である中国人気功老師馬光文の下で伝統気功を学びつつ、
気功施術や後輩の指導を行う。 - 気功をもっと深く理解したい、
気功を人生を豊かに生きる道具として広めたい
という思いから、
脳科学や認知科学をベースにしたヒーリングや、
コーチング、心理技術を学び、
国内外のクライアントのサポートに役立てている。 - 日本教育臨床研究所認定身心カウンセラー