陰陽消長:揺れ動く変化のリズム
宇宙にあるすべてのものは、絶え間なく変化し続けています。
昼と夜が交互に訪れるように、夏至に至って陽が極まり、冬至へ向けて徐々に陰へと移行するように、すべては陰と陽の間を行き来します。このリズムこそが、万物の営みを統べる自然の法則なのです。
人生における陰陽のリズム~停滞期に出会う自己
人生にもまたリズムがあります。静と動、上昇と下降、躍動と停滞といった「波」が存在します。そして停滞や下降の局面は、しばしば避けたいものと捉えられがちです。
実際には、この静なる局面、暗闇の局面こそ「貴重」であり、成長と躍動のために不可欠な時間です。まるで激しい嵐の後に訪れる静寂のように、静けさの中にこそ新たな始まりの種が宿っています。この時期こそ『本当の自分』の声を聴き、その力の源へと再び還るための最大のチャンスとなり得るのです。
人生の停滞期を受け入れる
人生が停滞している、どん底だと感じる時に、人は外界の喧騒や、他者の評価、他人の目、自己批判、そういったものと距離を置き、陰と陽、上昇と下降、動と静の「中心」にとどまることを学んでいきます。
こうした人生におけるネガティブな局面に、受け入れがたく感じるその辛さや苦しさをありのままに受け入れることによって、私たちは自分の内なる声を聴くことが出来ます。
それは「命の根源」である、自分の本質に触れるチャンスです。
振り子のリズムから自由になる
「中心」について理解する時、陰と陽の「間」にとどまることを学びます。そして、人生を通して起きる「波」から自由になることができます。
このように波から自由になって初めて、波にのまれるのではなく波を乗りこなすことが可能になります。
そうなると、もはや人生の流れを楽しむことしかできなくなります。人生のアップダウンの犠牲になることはありません。
気功は、その「中心」へと還るための実践的な方法であると言えます。呼吸や動作を通じ、内なるエネルギー=「氣」の流れに気づくことで、中心にとどまることを覚えていきます。
気功で取り戻す「ワンネス」
氣功の実践とは、内観そのものです。
動作や呼吸とともに観察するのは、「氣」の流れ、や「氣」の高まりです。それは、ピリピリとした感覚や熱感、磁力のような感覚などとして認識されることでしょう。
それらの「氣」感覚をさらに洗練していくと、それは「振動」として感じられるようにもなります。
やがて、すべてのものは「氣」であるということが感覚的に理解できるようになります。忘れていた宇宙のすべてとの「つながり」を再び感じることができます。
究極的には、私たちが分離しているという幻想から目覚め、すべてがひとつの生命エネルギーの顕現であること、「生命」が一つ一つのものに宿っているという「ワンネス」の体験へと導いてくれます。
それは、今の自分とはかけ離れたことに感じるかもしれません。でもそうではありません。日常生活の何気ない瞬間にあなたも「氣」のつながりを感じたことがきっとあるでしょう。
たとえば、道端の花に目を向けたとき、その美しさがただ「見る」という行動を超え、共鳴するように心に響く。その心を打たれる瞬間、私たちはそこに「つながり」を感じています。
簡単な「氣」を感じる実践のヒント
まずは静かな場所で深呼吸を行ってみてください。吸う息吐く息に丁寧に意識を向け、身体の内側で感じる空気の流れに注目してみましょう。その感覚を繰り返し味わうことで、自然に「氣」の流れが意識に上がってくるようになります。
最初はとてもかすかなものかもしれません。でも、一旦それに気づくことが出来たらあとはどんどん「氣」を感じることが明確になっていきます。
苦しい時こそ、自分の内側を感じてみよう
苦しい時にこそ、自分の内側を感じてみましょう。内側で感じる感覚や静かな躍動を感じてみましょう。
嵐の中でなければ、その内側にある穏やかで静かな「氣」の高まりを感じることはできません。
嵐の中にしか「中心」を見つけることが出来ません。
外側にある混乱や評価から離れ、内なる振動やエネルギーの流れに意識を向けること。それが自己との深い繋がりを育み、『本当の自分』に目覚めていく扉を開けることになります。
自分の中心とつながる実践を始めたい人は
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氣功師・ヒーラー
頑張ることを手放し、ありのままの状態に戻ったとき、
人はもともと備わっている力や調和を自然と思い出していく。
氣功を人生を操作するための方法ではなく、自然体で生きるための智慧として提案している。