相手のことをありのままに観る視点を手に入れよう

クライアントに対するとき、
ヒーラーにはできるだけ「ありのまま」に
相手を観る能力が必要だと思っています。

「ありのまま」とは、口で言うのは簡単ですが、
実はありのままに観ることは、
本当のところはほぼ不可能です。

なぜなら、自我を通して物事を観る以上は、
必ず自我のフィルターを通してみてしまうから。
平たく言えば、何事を見るにせよ、
私たちはいつも「自分」の目を通してしか見ていないということですね。

自我がある以上は、私たちは
自分の見たいものしか見ないし、聞きたいことしか聞くことができません。

認知科学的にいえば、RAS(毛様体賦活系)によって
認識する情報が限定されるということです。

つまり、自分という視点が入っている以上は
それは「ありのまま」を映し出しているのではなく、
自分が選んだ情報、
つまり「自分」を見ているのだということになります。

セラピストさんやヒーラーさんの多くは、
相手の苦しみを感じ取って
何とかしてこの人の力になりたいと思うものです。

セラピストやヒーラーに限らず、
人は誰でも、自分にとって、
例えば家族のような、大切な人であれば、
相手の辛さや悩みを
自分のことのように感じて、
何とかしてやりたいと思うでしょう。

・悩んでいる子供の苦しみを何とかしてやりたい
・辛そうなあの人をヒーリングでなんとか癒すことはできないだろうか
・病気の家族にヒーリングを勧めたが断られた、どうすればいいのだろうか…

でも、相手を観て感じている痛み、
かわいそうだ、さぞつらいであろうと感じている痛みは、
実は自分の痛みを自分で感じているにすぎません。

痛んでいるのは自分の胸ではありませんか?
相手を観てその痛みを感じているのは、自分なのです。

であれば、相手に目を向けるのではなく、
痛みを感じている自分をまず最初にヒーリングしていけばいいのです。

この世界は縁起のネットワークでできているので、
自分の周りの人たちを変えていきたいのであれば
まず自分を書き換えていくことです。

単純な話、自分のことのように相手の痛みを感じているのなら、
自分が感じている痛みを癒してしまえば、
相手の痛みもなくなるってことです。

自分をヒーリングすることが実は相手のヒーリングにもつながります。
「縁起」という概念を理解するとこの辺りがよくわかるようになります。

もしも、自分が「痛み」を感じながら相手との関係性を築いているとしたら
相手は「痛み」を感じるべき相手として存在し続けるでしょう。

そして、相手を助けたい、かわいそうだ、
あの人はどうにかして救われるべきだ… という自分の気持ちは
自分で勝手に感じている痛みを通して相手に執着することになって、
結局自分を縛り付けることになります。
でも
相手を観て自分の感じていることは、
結局は自分の中にある過去の古い自我情報に過ぎないのです。

過去の自分から自由になって、まっさらな心で物事を眺めてみると
身体も自由を取り戻します。

(フィードバック引用 静岡県在住30代女性)

先生のおっしゃる通り、私は間違いなく相手の方に執着していました。
先生にはヒーラーとしてセラピストとしてどのようにあるべきか、
どのようにふるまうべきか、
この出来事を通していろいろなことを教えていただきました。
そんな執着もようやく手放すことができたと思います。

そして、私の身体にも変化がありました。
以前職場が原因で膝に炎症を起こしてしまったというお話を
させてもらったかと思いますが、
その痛みをセルフヒーリングで日々対処していたのですが、
「一体この痛みは何だろう」ってずっと思っていました。

でも、気づいたら一昨日あたりから膝の痛みは全く出なくなって、
膝に対する不安が解消されました。
身体も軽くなった感じがして、
やっと前に進んでいけそうって思えるようになりました。

「なんだ、自分がこだわってただけなんだ」と、
自分の執着を観ることができるとそこから自由になることができます。

こういう時には体感的にも軽くなるという感じになりますし、
実は身体も大きく書き換わったりしますね。

自分と自分以外のものとを私たちは実は別々にとらえすぎです。

でも自分が変われば周りも変わるとよく言われるように、
自分がどんな心で世界と接しているかで世界は変わります。
自分の心に傷があれば、傷がある世界に見えるだけです。

私がセルフヒーリングを皆さんにお勧めしているのは
一つにはそういう理由があります。

あなた自身が癒されれば癒されるほど
周りも癒されるからです。

ありのままでいいとか
すべてはそのままで完全なのだと感じることができるのは
要するに、
自分は自分の過去でできているフィルターを通してしか
物事を見ていないことを知った上で、そこから切り離して
高い抽象度で相手や物事を観ているからですね。

どの抽象度で相手を観ているかで
ヒーリングの結果は変わってきます。

だから、
私たちは真っ先に自分自身を癒されたものへと
書き換えて抽象度を上げ続けていく必要があるのです。


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