心と気功

✨内なる自由と静けさ

もう戦わなくていい ― 感情の波を受け入れるとき

 

感謝と赦しの4つの扉 ― 過去と自分、そして世界との和解を通して、愛と調和を取り戻す旅 第1章

 

怒りや不安、焦りや悲しみ。
誰の心にも、静けさを乱す波があります。
けれどその波を否定せず、受け入れたときにこそ、
本当の癒しと自由が訪れます。

氣功の視点から見れば、感情とは“氣の流れ”そのもの。
乱れを整えようとするよりも、ただ感じてみること――
そこから、内なる静けさが息を吹き返します。

 

戦うことをやめる ― 抵抗の力を抜く

私たちは、苦しみを感じたくないとき、
無意識に「こうあるべき」「こうしてはいけない」と自分に命じています。
その瞬間、心は自分と戦い始め、氣の流れが滞ります。

氣功では、身体と心はひとつの情報場。
どちらかが力むと、もう一方も硬くなる。

「戦わなくていい」
そう決めた瞬間、氣は自然に流れ始めます。

静けさは“作る”ものではなく、戦いをやめたあとに“現れる”もの。
そこに、癒しの第一歩があります。

 

感じることを恐れない ― 感情は氣の流れ

怒りや悲しみも、氣が動いている証。
それを押さえ込もうとすると滞りが生まれますが、
感じきることで、氣は再び流れ始めます。

氣功の呼吸法では、感情を「修正」するのではなく、
丹田(たんでん)に“還す”ことで整えます。

吸う息とともに感じ、
吐く息とともに解き放つ。

その繰り返しの中で、
「私はこの感情と共にいても大丈夫だ」と感じる瞬間が訪れます。
それが、“心の呼吸”が戻る瞬間です。

 

静けさは、癒しの入口

静けさとは、何も感じない無ではなく、
すべてを感じた上で、なお動じない心の状態。

外の出来事に反応していた自分が、
ただ観ている自分に還るとき、
心は安らぎを取り戻します。

癒しは、変えることではなく、還ること。
静けさは、内なる自由への扉。

氣功のヒーリングや瞑想で感じるあの安堵は、
まさに「静けさが氣を整える」瞬間なのです。

 

もう抵抗しなくていい

どんな感情も、あなたを責めるために生まれたのではなく、
あなたを整えるために生まれています。

「苦しい」と感じるときほど、
氣はあなたに語りかけています。

もう、戦わなくていい。
あなたの中の静けさが、すべてを癒してくれるから。

その瞬間、氣はゆるやかに巡り、
心は再び自由を思い出します。

 

 

 

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