心と気功

陰陽のバランス

2025年8月28日

陰陽の法則と心の調和 〜女性性と男性性をめぐる智慧〜

陰陽とは何か

中医学では、私たちの身体と心は「陰」と「陽」という二つのエネルギーの交流によって成り立っていると考えます。

  • :地と水の性質を持ち、内にあって守り育む力。静かで冷やし、安定させる。
  • :天と火の性質を持ち、外にあって発散し行動する力。動き、温め、活力を生む。

陰は身体の下部や内側に多く、その中心は「腎」。
陽は身体の上部や外側に多く、その中心は「心」。

二つがバランスよく交流することで、心身は調和を保ちます。


陰陽の乱れと心身の不調

通常は、陽が下に降りて生命力を温め、陰が上に昇って頭を清明に保ちます。
しかしこの交流が乱れると、

  • 顔はのぼせるのに下半身は冷える
  • 不眠や寝汗、めまい
  • 不安やイライラの高まり

といった心身のアンバランスが現れます。
これは身体の不調にとどまらず、心や人生の停滞としても表れます。


心の陰陽 〜女性性と男性性〜

陰陽の法則は、身体だけでなく心や生き方にも表れます。
現代的にはそれを「女性性」「男性性」と表すことができます。

陰=女性性

  • 感情を受け入れる力
  • 直感・共感・内なる声に耳を澄ます感性
  • 癒し、滋養、安心感
  • 内なる「自己受容」

陰が不足すると:安心できない、自分を受け入れられない、感情を感じにくくなる
陰が過剰だと:動けない、停滞しやすい、受け身すぎる

陽=男性性

  • 行動を起こす力
  • 論理的思考、計画、挑戦
  • 表現、推進、守護
  • 外への「自己実現」

陽が不足すると:自信が持てない、やりたいことを行動に移せない
陽が過剰だと:頑張りすぎ、攻撃的、燃え尽きやすい


調和こそが「本当の自分」への道

誰の中にも、陰(女性性)と陽(男性性)は共に存在しています。

  • 陰があるからこそ、自分を感じ、受け入れることができる。
  • 陽があるからこそ、その声を行動に移し、世界に表現できる。

この二つがバランスを取り合ったとき、
心は安心し、行動は自然に生まれ、人生は流れるように進んでいきます。

人生の中で、陰と陽のどちらかが強くなりすぎても、不足しても、私たちは迷い、苦しみます。
大切なのは、対立させることではなく、陰と陽を「ダンス」のように交流させることです。


氣功と陰陽の体感

氣功は、まさに陰と陽を体感する実践です。

  • 静(陰)の瞑想 → 内側に耳を澄ませる
  • 動(陽)のワーク → 外にエネルギーを流す

この循環を繰り返すことで、心と身体が整い、宇宙のリズムと調和します。
氣功を通じて「女性性と男性性のバランス」を実際に感じられるのです。

 


陰陽から生き方を学ぶ

夜と昼、月と太陽、水と火。
陰と陽は相反するものではなく、互いを必要とする存在です。

人生もまた、

  • 内に向かい自分を癒す「陰のとき」
  • 外に向かい表現し行動する「陽のとき」

を繰り返しながら進んでいきます。
その往復の中にこそ、成長と調和のリズムがあるのです。

 

 

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  • 過去を癒す(陰=女性性を養う)
  • 自分軸を育てる(陽=男性性を強める)
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