人間は創造的に現状維持をする
誰でも、生まれつき「創造性」が豊かです。
誰しもが実はすでに自分の望んでいる人生を創造しています。
そういう意味では誰もが生まれながらにして天才だと言えます。
但し、その生まれ持った創造性をを徹底的に未来を創造することに向けることが出来るかどうかは別です。
ほとんどの人は、現状維持をすることに創造的になります。
創造的回避
人は何故あきらめるのか?
人は何故変われないのか?
この問いに対する答えは簡単です。
人は創造的回避(クリエイティブアボイダンス)をする生き物だからです。
創造的回避とは、人間が持っている現実を作り出す力を新しい未来を創る方向性(進化や成長)ではなく現状維持のために使うことです。
なぜ創造的回避が起きるかというと、人は本能的に変化を恐れているからです。
人間にとって成長とはリスクを伴うものです。
特に、これまでとは違ったタイムラインへシフトしようとする時やコンフォートゾーンの外に出てゴールに向かおうとする一歩を踏みだそうとする時、人は創造的にその変化を回避し、自らを成長させる機会をみすみす逃します。
ただ、それが悪いということではなく、人間とはそもそもそういうものなのです。
創造的回避が悪いのではなく、本当に望んでいる未来に対しても創造的回避を起こしてしまうことが問題だと言っているのです。
よくあるクリエイティブアボイダンスの例は
- お金がない
- 時間がない
- 家族や恋人が認めてくれない
- 体調を崩す
- 怪我をする
こうした現象を自分で引き起こして、これを理由にやっぱり今は無理、自分にはできない、今じゃない… などと言ってあきらめてしまうパターンです。
なので、もしいつもここぞという時にうまくいかないと感じている人や、あきらめ癖があると自覚がある人、変わりたいのにずっと変われないでいる人は、クリエイティブアボイダンスを起こしている自分がいないか良く自己観察をしてみると良いです。
創造的回避を越えていくには?
変わりたいのに変われない自分や、いつも一歩を踏み出せない自分、すぐにあきらめてしまう自分を責めてダメ出ししたり、イライラしたりする前に、
- 変わりたくない
- 労力は使いたくない
- リスクは取りたくない
- 信じたくない
そう思っている自分をしっかり認識しましょう。
何度も繰り返しますが、これは人間には当たり前の、無意識レベルでの欲求なのです。
なぜなら、これは動物としての生存本能に起因しているからです。
変化すること、労力を使うこと、リスクをとること、信じることが怖いのは、それを受け入れたら死んでしまうかもしれないと心の奥底で思っているからです。
そしてここからが大切なことですが、生存本能で自分を守りたい、危ないことはしたくないという欲求に支配される一方で、人間には探求心や向上心という抑えがたい欲求があります。
人間はただ生きるために生きているのではありません。
「人はパンのみにて生くるにあらず」(マタイ、ルカ4-4)
人間は自分だけの生きる目的=真のゴールのために生きているのです。
この探求心や向上心、何かを創造したい、何かを与えたいという人間だけが感じることのできる衝動をエネルギーとしてうまく使うと、創造的回避を越えて自分を現状の外へと導けます。
だから、「ゴール」が必要なのです。厳密にいうと、ゴール意識に上げることが必要です。
ゴールややりたいことがない、何をしたいのかがわからないという人は、見ようとしていないか見たくないだけ、意識に上げようとしていないだけです。
もしゴールがないなら人間としてこの世には生きていないので、自分が本気になってそれを求めれば必ず現状の外にそれは見つかります。
というか、すでにその自分が自覚していないそのゴールによって、これまでの人生と今の自分があることを理解すると良いです。
なので、本気で自分がこれから先どうしたいのか考えてください。
Ask, and it will be given to you; seek, and you will find; knock, and it will be opened to you. For everyone who asks receives, and he who seeks finds, and to him who knocks it will be opened.
求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。
マタイ7‐7~8
このまま現状維持をしながら安全だけれど窮屈で退屈な人生を生きていくもよし、勇気を出して生きることに喜びや充実感を感じながら冒険するのもよしです。
決断したなら、一歩を踏み出すだけです。
詳しいことはここでは扱いませんが、結論から言うと、ゴールのない人、見つからない人、創造的回避だけを繰り返して現実が思うように変わっていかない人の本質的な問題は「自分軸」がないこと、つまり人生全般に対する「依存的」な態度にあります。
こうした問題の原因は潜在意識にあって、なかなか意識的にコントロールができるものではないので、専門的な知識と、適切な方法での実践が必要です。
もし自分の問題を解決して、自分らしい人生を歩き始めたいと思っている方は体験セッションに来てください。
そして自分軸が確立している人、ゴールを持っている人は、どんな現状があっても、ほおっておいても必要な時に自然に創造性を未来に向けて発揮していきます。
本当の自分で生きるとは、いつも未来に向けて新しい自分を創造することですが、それは自分には到底できないことだと思わないでください。
すでにある自分の創造性の使い方を知って、それを使う方向性を変えるだけだからです。
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気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
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