問題があることを前提に自分と向き合うとうまく行かない
自分の内側に変容を起こすために、セルフワークやセルフヒーリングに取り組むことは重要です。
- 物事がうまく行かない
- ネガティブな感情に振り回される
- 大きな悩みや課題がある
こうした状況を引き起こすのは、あなたの潜在意識に書き込まれている思考パターンとそれによって繰り返し湧き上がるネガティブな感情です。
ただ、これは「パターン」に過ぎず、あなた自身が悪いとか、あなた自身に問題があるわけではありません。
このことあなたはきちんと認識しているでしょうか?
現れている現象は一つのパターンであり、信念というシステムであり、その人の絶対的な価値には何ら関係のないことなのです。
しかし、多くの人は現れている現象や付随して現れる感情が自分そのものであり、自分の能力や価値そのものであるかのように思い込み、そのように振舞っているように見えます。
なので、何か現実を変えようとするとき、目標を達成したり理想の自分になろうとするとき、「自分には問題がある」「そんな自分が嫌いだ」などという前提を持ったまま何かをしようとします。
でも、現実や自分自身のこと、あるいは誰かのことを「問題がある」という前提で観てしまうとどうなるでしょう。
問題があることを前提に現実を観た途端、現実はその問題を強化することになります。
また問題があることを前提に自分を観れば、自尊心やセルフイメージを下げることになります。
当たり前ですが、これは問題であるという前提で行う取り組みは上手く機能しません。
どれだけやっても、そこには問題がある、何かが足りないという前提がつきまとうからです。
こうした「前提」もやはりマインドのパターンの一つであり、システムそのものとして働くものです。
もう一度繰り返すと、あなたの現実はシステムによって作られたものです。
システムは決められたとおりに作動するだけなので、システムを責めたり、システムにダメ出しをしても意味がありません。
でも多くの人はこれをやっています。
もし本当に現実を変えたいのなら、人生を先に進ませたいのなら、あなた自身をシステムと同一視するのを辞めて、システムそのものを変える淡々とした取り組みを始めていくしかないのです。
Everything is OK からしか始まらない
仮にあなたが自分のことを能力のないダメな自分だと思っていてそれを変えたいと思っているとします。
「ダメな自分」はあなたそのものではありません。
「ダメな自分」は単なる信念のシステム上生じているものに過ぎません。
あなたがやるべきことは、そんなダメな自分を責めたり、否定したり、抵抗したりすることではありません。
そんなことをしてもあなたにとって何の利益にもなりません。
ダメな自分を作っているシステムそのものを変えるにはどうしたらいいかを考え、そして具体策を淡々と実行するしかありません。
今が問題であることを前提に未来を観ても、問題のある未来にしか到達できないのです。
なぜならそれは信念のシステム上そうなってしまうからです。
あなたがそのシステムに対してできることは「私はダメな人間だ」のかわりに「私はすごい人間だ」という新しい指示を与え続けることです。
だから、どんなに傷つき、問題を抱えていて、落ち込んだり、荒れ狂っていたとしても、「わたしはすごい!」「わたしは絶対に大丈夫だ!」というところから始めるべきなのです。
セルフワークのやり方について
システムは最初は抵抗するでしょう。
「私はダメな人間だ」という古いプログラムが、「私はすごい人間だ」という新しいシステムの導入を邪魔してしまうことはよくあります。
なので、まずは古いプログラムを解除していく必要があります。
古いプログラムを解除するにはその信念に付随している感情を解放し、完了させる必要があります。
おそらくは何度も何度もそれを繰り返す必要があるでしょう。
初期のセルフワークの主な目的は、まさにこれです。
古い信念と感情の古い氣(情報状態)を揺らがし、新しい氣に変化させていきます。
その際、「身体」はあなたの信念の氣の状態へとアクセスする優秀なツールとあり、「言葉」はその氣の状態を書き換える強力なツールとなります。
あなたの身体の感覚に注意を向け、そこにどんな感覚が生じているのかを感じ取ってくだ歳。
それがあなたの信念の氣の周波数にアクセスし、変容させるとっかかりとなります。
そして次に取り組むべきことは、自分は無条件にOKだと自分に語り掛けていくということです。
どんな性格も能力でも、どんな外見でも私は素晴らしいとシステムがインストールしたらなら、何をやっても素晴らしい結果をもたらすでしょう。
そこからスタートすればゴールに続く新しい道に乗り換えることが出来ます。
素晴らしい自分が取り組むからこそ素晴らしいと思える結果が出る。
これほどシンプルな真理はありません。
あなたが、あなたを不快にさせる信念パターンを自分と切り離し、自分を全面的に受け入れたうえで望む未来を意図していくこと。
これを淡々と続けていくことで現実は少しづつ変容します。
氣功を学ぶことを通して、みなさんがそれぞれに一歩ずつ前に進まれ、人生の楽しみ方や作り方を手に入れられています。
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馬明香(ま あすか)
氣功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。