心(マインド)と気功 気功について

人生を好転させる気功~安心安全は人生はあるのか

目次

なぜ安心安全が欲しいのか

ご自分の悩みや問題が氣功で何とかなるのではないかと思っていらっしゃる方のお話をよくよく聞いていくと、「安心安全な人生の保証が欲しい」という強い思いを持っていらっしゃることが時々あります。

安心安全を求める気持ちは、人間としてごく自然で健全なものです。

これは、とても人間的というわけではなくどちらかと言えば動物的で本能的な欲求です。

安心安全を求める欲求がなければ、私たちは容易に死んでしまうでしょう。

ですが、安心安全な人生の保証が欲しいということが目的だと、結果的に安心安全な人生は手に入ることがありません。

なぜなら、安心安全を求めている限り、安心安全を求めないといけないような現実の中にとらわれるからです。

結果的に安心安全を求めたくなるような、恐怖や不安の感情に振り回され続けることでしょう。

当然ですが、安心安全を得るためという目的で氣功を学んでみたとしても、あまり上達しないし、効果がないでしょう。

何かが欠けているためにそれを埋めよう、満たそうとするモチベーションは、短期的にはエネルギーを発しますが、長期的にこのエネルギーを持続させるのは無理ですし、潜在能力を引き出すこともありません。

安心安全を手に入れることにフォーカスが向く限り恐れや不安を解消しようとすることが動機付けとなり、人生は「生きるか死ぬか」というテーマで展開されていきます。

安心安全が欲しいと思うのは、安心安全ではないと信じているからであり、安心安全を求めれば求めるほど苦しくなるでしょう。

自分の内にある恐怖にさらに振り回されていくことになるからです。

シンプルに、安心安全の保障を手に入れることをあきらめ、恐怖の感情に抵抗するのを辞めれば、楽になります。

 

死への恐怖を解消することはあなたの目的ではない

私たちが感じるあらゆる恐怖の根底には「死への恐れ」があります。

死にたくない、死ぬのが怖い。(だから安心安全を得たい)

それは本能的欲求であって、あなたの生きる目的ではありません。

安心安全の保証を得ることにこだわる人は、そのことが良く見えていません。

肉体を持って生きている以上死から逃れることはできませんが、簡単に死んでしまっては意味がないので、無意識には本能的に死を避けるためのプログラムがセットされています。

恐怖は生存のためのシステムであって、あなたがわざわざ人間として生まれてきた目的とは全く関係がありません。

あなたが本当に望む生き方や、人生の目的は別にあって、あなたは本当はそれをちゃんと知っているはずです。

恐怖に振り回されすぎてそれが見えなくなっているか、もしくは生き残りに必死でそんなことは重要ではないと思い込んでいるだけでしょう。

でも、人間は動物と違って、生存への欲求を超越することが出来ます。

死への恐怖を克服することが出来るのです。

人間だけが「恐怖」を遊びにできるのです。

例えば、遊園地の絶叫マシーンやお化け屋敷は、恐怖を遊びにしたアトラクションです。

また、人間は大義や誇りや愛のために自ら死ぬこともできます。

人間にとって、生きることや死ぬことの意味は、単に肉体レベルの生死を超えたところに本来あるのです。

 

情動をいかに支配下におけるか

安心安全を得ることしか考えられない、その問題が無くならない理由はシンプルです。

あなたが「恐怖」という情動をコントロールすることが出来ていないからです。

ネガティブな情動はネガティブな体感を伴うものですから、情動をコントロールすることが簡単だとは言いません。

またそのような情動のコントロールに手こずることをダメだという気持ちも一切ありません。

実際、情動をコントロールするのは難しいことです。

でも、あなたの問題の本質は人生が安心安全ではないことなのではなく、あなたが情動(ここでは恐怖)に振り回されて簡単に我を忘れてしまうことであり、情動のコントロールさえできれば、安心安全を求めることにこだわる苦痛から自由になれるということを理解して欲しいのです。

この世界に絶対はありません。

だから安心安全の保証が得られるなんてこともありません。病気にならない保証もないし、事故死する可能性がないとは言い切れません。

また肉体を持っている以上は、身体的な苦痛を味わうことを避けることはできません。

なので、安心安全の保証を求めること自体にはあまり意味はないと言えます。

生きることが怖い、死なないための安心安全が欲しいと思っている人は、人生が安心安全ではない根拠ばかりが目につくはずです。

そして生きることが怖い、安心安全を求めることの重要性を再確認し続けて生きることになるでしょう。

そこから離れてみようとしない限り、私たちは本当に自分が生まれてきた目的に出会うこともないし、本当に自分が望んでいる生き方もできません。

問題を解決しようとすればするほど問題は大きくなります。

実際には問題があるのではななく、自分の視点によって特定の物事が問題に見えているだけなのです。

情動に振り回されてしまうと、視点を変えることを私たちはすっかり忘れてしまい、恐怖の支配から逃れることなど出来ないと思いたがる傾向があるだけです。

問題から逃れる方法は一つです。

問題を問題だと認識しない視点を手に入れること、情動を支配下に置ける「抽象度」を手に入れることです。

 

抽象度と意識レベル

気功師養成講座で詳しくお話しますが、氣功には抽象度と意識レベルという概念の理解が必須です。

抽象度や意識レベルが高いほど、氣の力は高まるからです。

抽象度とは「潜在的な情報量」、意識レベルとは「肉体のエネルギー」という観点から見た「気」の質量の指標です。

どちらも、高くなるほど世界や自分を観る視点が上がり、より広く深く事象を捉えることにより葛藤や抵抗が無くなります。

葛藤や抵抗が起きるのは、たとえて言えば光と影を別々に観ているからで、光と影が一つのものであることが見えてくると葛藤や抵抗は少なくなります。

葛藤しているほど対立(敵)を作り出すので、勝つか負けるか、良いか悪いか、強いか弱いか、正しいか間違であるか、好きか嫌いか… という対立的関係性の中に自分が取り込まれるし、扱えるエネルギーは陰陽のいずれか片側に限定されてしまいます。

なので、その意識状態で気功をやっても限定的な力しか使えず、すぐに疲れたり、相手を書き換えることも難しくなります。

ヒーリングとは、いわば「情報空間におけるバトル」であり、一旦臨場感空間を共有した際にこちら側の抽象度や意識レベルが相手と同程度かそれ以下であればヒーリングは苦戦するし、逆にこちらが書き換えられて後味の悪いことになります。

バトルを制するにはそもそも戦わないことが上策で、なぜなら戦わないという態度には、勝つか負けるかの結果は存在しないからです。

戦わないということをもっと具体的に言うと、相手と同じ土俵に立たない、相手よりも上の抽象度、意識レベルから対峙するということです。

こうすれば相手を負かすのではなく、引き上げることが出来ます。

相手よりも上の抽象度に立って戦わないという態度でいることで、勝手に相手が変わってくれることでしょう。

これは他者の書き換えについてのみ言えるのではなく、自分自身を書き換える際にも当てはまります。

自分の中にある否定したい自分、恐れている自分、見たくない自分などをヒーリングするためには、自分自身と戦わないという領域に自分を置かなければ上手くいきません。

特に抑圧し続けてきた、または拒絶したり否定したりし続けてきた自分自身はその分強いエネルギー、すなわち「情動」を持って、自分を翻弄しにかかってくるのでそのゲームに乗らないようにすることが大事です。

これでわかるように、人生における安全安心を保証するには、安心を脅かすような出来事にいちいち反応してそれをどうにかしようとすることに躍起になるのではなく、安心が欲しいという欲求の裏にある恐怖のモチベーションを凌駕する抽象度や意識レベルを手に入れることです。

恐怖をどうにかしようとするのは、自分に付きまとう影を切り離そうとして、太陽の存在を忘れてしまっているようなものです。

 

情動コントロールのために今すぐ簡単にできる2つのこと

情動をコントロールしていくために私たちが出来ることはいくつかあります。(とはいっても、身体感覚を伴った情動をコントロールするにはやはり一人では無理な場合も多いのでその場合はセッションや講座で取り扱う必要があります)

ポイントは先に述べたように、抽象度や意識レベルを上げることですが、それはつまり扱える情報量、エネルギー量を増やすことであるとも言えます。

そのために今からでもできることには、まず1つは知識を手に入れることがあります。

学ぶことにより、より多くの知識を取り入れ、また、様々な経験を通して幅広く物事を見る智慧を得ることです。

様々な角度や観点から世界を理解し、人間を理解することです。

そして、2つ目は身体を使うこと。歩くことでも筋トレでも、ヨガでもなんでも構わないので身体の感覚や動きに集中できる時間を持つことです。

情動に振り回されるのは、虚弱でガチガチの身体です。

ですから、ある程度は意識的に身体を鍛えるとか、身体を使って表現するような機会を自分に与えることが必要です。

散歩でも構わないし、呼吸でも構わないので、真剣にそれに取り組んでみることで、身体は元気になり気持ちの在り方も変わることでしょう。

身体は、自分よりも自分のことを知っているばかりか、基本的に「良くなろう」「自分の生きる目的のために生きよう」としてくれます。

身体に自分の意識を投資すればするほど、身体は応えてくれます。

ネガティブな情動に振り回されっぱなしではなく、上手くそこから抜け出すことのできる身体へと自然に変化していくでしょう。

 

情動コントールを身につけるなら気功もおすすめ

気功は、知識、身体のほかにも、意識状態や内観することを通して、抽象度や意識レベルを上げて情動をコントロールすることが出来るようになる一つの優れた方法です。

アクティブメディテーションでは主に身体の感覚と向き合い、意識状態を深めることを身につけることで抽象度や意識レベルを上げる練習を繰り返します。

気功師養成講座では、気功の理論や哲学への理解を深めて、さらに身体の感覚や意識状態をコントロールすることを総合的に学びますので、自然と抽象度が上がります。

 

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