気功師が何を観てヒーリングを行うかによってヒーリングのインパクトが違う
気功によるヒーリングのやり方そのものは、実は全く簡単です。気の感覚を自分なりに理解し、気を出す感覚が自分なりにわかれば、もうヒーリングはできます。
三和氣功では「気功とは共感覚による内部表現の書き換えである」という定義を採用している以上は、ヒーリングに特別なルールもタブーも一切ありません。自由です。
ただ気功師には倫理性が求められるだけです。すなわち、人を恐怖に陥れたり、人を支配するために気功やヒーリングを使わないということです。
よって、ヒーリングの技術はやり方や方法に左右されるのではなく気功師の抽象度に依存します。ヒーラーがどの視点で物事を観ているかで、同じヒーリングをしてもヒーリングのインパクトが違ってくるということです。
情報空間におけるヒーリングエネルギーの大きさは、物理空間のエネルギー法則と変わらないので、できるだけ抽象度が高い方が、すなわち視点を高く広く保ってヒーリングをする方が良いわけです。
そのために気功師は日々、まず自分について観察し、人間についてこの世界の理について理解を深める好奇心を失ってはいけないのです。
縁起を理解しよう
縁起とは、釈迦が悟りを開いて示した教えで、すべての物事は関係性の中でしか存在できないという意味です。すべての物事は縁(関係)によって生じるために、それ単独で存在できる物などこの世にはありません。
すべての物事はそれが物であれ、人であれ、概念であれ、何一つとしてただそれだけでは存在できません。例えば「光」を理解し、認識するためには「闇」が必要なのです。脳は何かと比較することでしか、概念を理解することができません。
こう考えると光は良くて闇が悪いとか光は好きだけど闇は嫌いとか光が上で闇が下だといった二元論的な認識があまり本質を観ていないことがわかります。光だけを観ているつもりでも、あなたは闇とともにしか光を理解できないからです。つまりコインの裏と表のように光と闇は一緒にしか認識できないからです。
同様に、「私」という概念も自分以外の誰かや世界があるからこそ認識可能なのであって、あなたはあなた以外の物や概念や人との関係性の中で「私」というものを認識し、体験しているに過ぎません。
何かとの関係の中でしか存在できないものは「実在」しているとは言えません。それはそこにあるように思えるだけで、実際には実像のない幻想であり、虚構なのです。
よって、あなたは「自分」というものもあると思い込んでいるだけにすぎないのです。縁起の世界の中では、自我も関係性の中でしか生じない、実体のないフワフワしたものです。
試しに「私とは何か」について語ってみましょう。
私は○○という名前で、○○という両親のもとに生まれ、○○という地方の出身で、○○家の次男で、○○という兄弟がいて、○○大学にはいり、○○が専門で、○○という会社にはいり、○○という部署に所属していて、趣味は○○で、○○という食べ物が好きで、○○さんという女性とお付き合いしていて、将来の夢は○○で…
自分にとって重要な情報との関係の中で自分を語るしか、自分とは何かを説明することができません。つまり自分にとって重要な情報との関係性のなかで「自我」を認識しているに過ぎないということになります。
そしてなにが自分にとって重要かは、その時々によって変わりますから、「自我」というものは関係性の網の目の中でゆらゆらと揺らいでいることになります。
ヒーリングする者とヒーリングをする対象も縁起の中にある
そのことに思い至れば、相手があなたにとってどんなにひどい存在であっても、あなたはその対象との関係性の中でしか自分を体験できないということがわかるはずです。
あなたが愛情を感じたり、憎悪を感じたり、敵意を感じたり、傷つけられたと感じたりするのも相手があってこそ。つまり、あなたはその誰かのおかげで人間としての様々な感情を味わうことができ、生きることの素晴らしさも苦しさも体験できるというわけです。
そう考えると、どんな相手であっても相手は自分を存在させてくれるありがたい存在であるばかりか、あなた自身がその相手との関係の中で存在しているのですから、相手と自分はそもそも分離した存在ではないということまで思い至ることができるでしょう。
その縁起の視点で、気功師はヒーリングする相手を捉えるべきです。ヒーリングをするされるという主体客体の分離は本質的にはないのです。
そうすれば、ヒーリングをする、施術をする、治療をする… といった行為をとても高い視点から行うことができるようになります。
すなわち相手のとの関係性の中での気の循環を捉えたり、そもそも自分の観点そのものが相手をヒーリングするということや、相手をヒーリングすることが同時に自分をもヒーリングしているという考え方が生まれてきます。
逆に縁起の世界の中で相手を捉えることができないと分離や拒絶の中でヒーリングが展開することになり、相手のコントロールになったり、視点の低い分扱えるエネルギーが小さくなってしまいます。
縁起の中で人間関係を捉えることで創造的なエネルギー循環を活用できる
縁起の中で人間関係を捉えてみると、誰一人、そして何一つとして縁起の外にあるものはありません。つまり、誰しもがお互いにエネルギー循環の中で出会い、別れ、互いに影響を及ぼし合って存在しているのです。
そうすると、自分と異質な者や波長の合わない者に対しても、相手に添ってみたり、観察することで自分にはない観点や価値観を発見して、自分に取り込むことも可能です。そうするとたとえ相手がどんな相手であっても自分に何かを与えたり、気づかせてくれたり、教えてくれる存在として、価値を認めることができるし、感謝や喜びなどのプラスの情動を伝えることもできるのです。
そのように縁起を理解して人と関わって自分を起点にした縁起をどんどん更新していくことで、あなたを中心にして広がる縁起ネットワークのダイナミックなエネルギーをうまく自分のものとして活用し、自分の世界を広げていくことができるでしょう。
同様の観点からヒーリングというものを捉えてみると、それは縁起のダイナミズムそのものに働きかけて縁起そのものを書き換える行為であることがわかります。
ヒーリングを通して相手と関わることで、相手の視点が変わったり、考え方が変わったりすれば、そこを起点にその相手を取り巻く縁起のネットワークがかきかわるのです。その縁起にはヒーラー自身も関わっているので、ヒーリングをすることで自分自身の縁起世界も更新され広がっていくことになります。
ヒーリングや気功を行うとき、そして人と関わる機会全般において、縁起の観点から関わりを持とうとすることで、あなたはどの瞬間も縁起のダイナミックなエネルギーを味方にして、相手と自分の縁起を起点に宇宙全体に働きかける気功師になることができます。
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気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。