人生、誰もあなたのことを楽しませてはくれない
「毎日が本当につまらないのです」
「毎日が楽しくない」
「何のために生きているんだろう」
もしあなたがそのように感じているのなら、まず、毎日がつまらなくて楽しくないということに気づけたことこそ幸いだと言えるでしょう。
そのように感じているということは、これまでの人生あなたは自分ではなく誰かから決められた生き方や、自分以外の誰かの期待に応えたりすることを、生きることの喜びだと錯覚し、またそういう生き方をすることで自分以外の誰かから評価されたり、認められたり褒められたりすることを人生の目標にしてきたということです。
誰かから求められた生き方をするのは、誰かの奴隷として生きることと同じですよ。
あなたは誰かの奴隷に成り下がって今までの人生を生きてきたのです。きっと一生懸命頑張ってきたのでしょうが、奴隷として一生懸命生きてきたからこそ、「人生はつまらない」「何のために生きているんだ」と、自分の人生に疑問や違和感を感じるのですよね。
誰かを満足させたり、誰かの期待に応えたり、誰かの決めた生き方をすれば、あなたは周りに認められて、楽しく幸せに生きられるのだ、喜びや生きる目的はいつも与えられるものだと勘違いしてきたのです。
でも誰もあなたを楽しませたり、認めてなどくれないですよ。疲れたり、傷ついたりしたあなたを癒したり、救ったりもしてくれないです。何も与えてはくれないし、あなた以外の誰もあなたの本当の生きる目的やあなた自身の価値を知りません。
自分で自分を認め、自分で自分を愛して、自分で自分を楽しませるのが、本来の生き方です。人生の楽しみや喜び、生きる意味や目的は、自分で考え自分で見つけて、自分で創り出すものです。
あなたは今まで、それを放棄してきたのです。そして、心の奥底ではそのことに違和感を感じていて、「毎日がつまらない、たのしくない、こんな毎日に何の意味があるのか」と感じるのではありませんか？
自分にとって何が大切かを明確にする
どうしたら毎日がつまらなくなくて、楽しくて、意味のある時間になるのでしょうか？
それは、自分の人生や自分の命にとって何が本当に大切かを明確にすることです。
私がホントに好きなものは何か？
私が心地よいと感じることは何か？
私にとって価値があるものとは何か？
私の人生は何のためにあるのか？
私は何をしたくて生きているのか？
私が自分の人生で本当に手にしたいものは何か？
私自身の本当の価値は何か？
こうしたことを、自分の頭で考え明確にしていくことが大切です。それは簡単には答えが出ないこともあるかも知れないし、そもそも一生をかけて問い続けていく必要があるとも言えます。でも、大切なのはあなた自身がそれと向き合い、考え続けることなのです。
あなたがもし、毎日が楽しくない、つまらない、何のために生きているのかわからないなどと思わず考えてしまうとしたら、おそらく今までこうしたことに向き合わず、自分で考えて答えを出さずに生きてきた可能性が高いです。
だからこそ、毎日がおんなじことの繰り返しに見えてしまうし、そうなってしまうのです。
与えられた目的や価値のために生きてきたから考える必要が無かったのかも知れないし、何かのルールに従わないと生きていけないとか認められないという、恐怖や不安に追い立てられるようにして生きてきたから考えることができなかったのかも知れません。
でも、
毎日がつまらないことや楽しくないことに問題を感じ始めたのなら、それは「何が本当に大切なのか」にちゃんと向き合って欲しいという、本当のあなたからのメッセージです。
身体を緩めて、身体と対話し、未来の自分を知る
自分自身としっかりと向き合うには、身体を緩めて自分の内側深くに入っていくための意識状態を作っていく必要があります。
奴隷や家畜のように生きていると、誰かの評価や批判におびえたり、誰かに傷つけられたその傷の痛みに耐えたり、常に緊張していなければなりません。それでは自分の奥底の声を聞くことはできません。
まずは気功やセルフヒーリングを丁寧に実践し、深く緩むという体験を積み重ねて自分の身体の感覚にいろいろ気づけるようになりましょう。そうなってはじめて自分の身体の声、自分の内なる声とつながることができるようになります。
日々セルフヒーリングや伝統気功の実践によって、自分の身体や心を観察することを通して、身体の緊張を緩め、緊張から生まれる雑念から距離をとるようにしていきます。そしてさらに抽象度の高い情報空間へ観察の意識を広げていきます。
そうすることで、自分が心地よいと感じることや自分がやりたいことがわかるようになり、さらには本当に自分の求めている未来や、本当の自分の姿を感じたり観たりするようになっていきます。そしてそんな未来の本当の自分の存在を感じることは、あなたにものすごくパワーを与えます。
自分の本当の気持ちに気づいたり、未来の本当の自分とつながることができれば、もはやあなたは奴隷や家畜の生き方を受け入れることはできなくなるはずです。
そして、周りの評価を気にしたり、過去の自分にとらわれたり、誰かに腹を立てたり、立ち上がれなくなるほど傷ついたりはしなくなります。
なぜならそんなことはあなたにとって取るに足らないどうでもいいことになるからです。誰かに褒めてもらいたいと思ったり、誰かに何かをされたといちいち腹を立てたり傷ついたりしている間は、本当に大切なことは見えないし、自分の人生を生きることはできないしょう。
あなたが本当にフォーカスするべきなのは、何のために生きるのかという目的であり、どんな価値を自分は提供できるのか、自分はこの人生でどんな存在として生きて行きたいのかという未来です。
そこを考えることを放棄し続ければ、生活のために仕事をし続けてささやかな幸せを手に入れたいと願うだけの、自由を奪われた奴隷や家畜の視点でしか世界を観ることができないままに一生を終えることになります。
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俯瞰するには、
このように映画を観るかのように現実や人生を眺める視点が必要になります。
情動はすべて人生というストーリーを楽しませるアトラクションにすぎません。
しかし、このことを深いレベルで理解するのは
実はなかなか簡単なことではありません。
私たちはついつい情動の誘いに乗ってしまいます。
では、それに対して私たちは何ができるのか。
それは身体に対して投資をすることです。
ここでいう投資とは、
高いサプリメントや化粧品を買ったりする事ではありません。
身体の感性を磨くという意味です。
身体を使うパフォーマンスやワークを
丁寧に学んでみることです。
私の場合は気功ですが、ヨガやダンス、武術などでも良いでしょう。
最もコストがかからないおすすめの方法は呼吸法です。
呼吸法は1～2つは気功師養成の中でもお伝えしています。
身体の感覚を意識にあげる作業の積み重ねが
身体の感性を豊かにしていきます。
身体が洗練されればされるほど、
身体のあらゆることを意識にあげることができるようになります。
あらゆることが認識できるとは、
つまり身体のIQ が上がるということです。
こうして洗練された身体の感覚が育つと、
同時にそれは心の感性も磨かれることを意味します。
身体のIQと心のIQは同時に上がるのです。
心身一如の言葉どおり、心と身体は地続きだからです。
情動が発火しているとき
同時に身体性をともなっていることに気づいていらっしゃるでしょうか。
怒り心頭、腸が煮えくり返る、断腸の想い、心が凍りつく、心が踊る‥
情動と身体性が一つであることを示す表現はいくらでもあります。
身体の感性が上がると、
こうした情動の変化に伴う身体の感覚に敏感になります。
身体の感覚に気づくということは、
同時に心の変化も意識にあげられるということです。
心身のIQが上がり感性が磨かれると、
情動の発火の瞬間や情動に引きずられる自分などに
気づけるセンスが身につきます。
すると情動というものに距離をおいて観察する
余裕が生まれます。
物事を俯瞰するには
実は心と身体のＩＱが必要なのです。
無知な人ほど情動に主導権を簡単に奪われ
振り回されて目先のものに踊らされます。
情動とは何かを理解し
一歩距離をおいて眺めることができれば、
情動の嵐に対しても冷静に対処できるでしょう。
情動とは、生理的な現象であり、
人生に味付けをするスパイスです。
それ以上でも以下でもありません。
そして情動に振り回されないだけのＩＱを手に入れるために
心と身体を作っていけば、
情動を味わいつつ、
人生を心から楽しむことが出来ます。
気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。