お知らせ

守護霊や過去世、天使は存在するのか

2019年10月18日

ヒーラーさんの中には、天使や守護霊や、過去世といったものを
取り扱ってヒーリングをする方達もいらっしゃいますが

気功師として、こうした存在達や過去世を
どのように捉えておくのか、どのように扱うのかは
実はとても大切なことのように感じます。

なぜかというと、セッションのご相談を受けるなかで、
守護霊や前世みたいなものに縛られて何も出来なくなっている方に
たまに出会って、そういう方達が本当に苦しんでいらっしゃることや、
そういう世界からなかなか抜け出せないことを見てきたからです。

例えばこんな方がいました。
「妖精の世界からこの次元に生まれてきたので、
人間社会の傷つけ合いや自然破壊などに対して
苦しくて辛い思いをする。生きているのが疲れる。
自分の世界へ還りたいと思ってしまう。」

あるいは
「前世で人殺しをたくさんした一族だから、
今家族の中に病気や問題が蔓延していると気功師に言われて、
それを家族に伝えて注意を呼びかけるのに、誰も私の言うことを聞いてくれない」

多くの場合、ヒーラーから過去世のことや守護霊の言うことなどを
伝えられて、それをそのまま信じてしまっている場合が多いのかなという
印象を受けます。

守護霊や前世は存在しています。
宇宙人も天使も存在しています。

この世界に何が存在していても構わないのです。

でも、それらは存在してはいても実在はしていません。
当然ですが、存在することと実在することは違います。

「1」は存在しますが、「1」そのものは実在していないということです。

この世界はとてもリアルには違いありませんが、
どれも、神経経路を介して入力された刺激情報を脳が処理することで
脳が私たちに体験させている情報の集合体に過ぎません。

たとえば同じ丸い物体を見て、人間の脳が処理すると
「これはリンゴだ」と認知しますが、
昆虫の目に映るそれは全く違う物に見えているはずです。
人間の可視光線と昆虫のそれは違うし、
視覚情報の処理システムも違うからです。

私たちは脳がつくりだしているバーチャルな世界を
それぞれに体験しているだけであるというのが、
今現在科学が到達している見解です。

脳があると認識してしまえばそれは存在することになります。
実際に天使を見せたり、
神の声を聞かせたりすることも脳は出来るわけです。

だから、過去世や守護霊や天使などが存在していて当然構わないし、
実際、私たちはそういう世界を古来から共有してきてもいます。

でも、現代という時代の抽象度においては、
そういう存在達が、単なる情報的なものにすぎない
(実在ではない)ということを
私たちは知っておく方が良いでしょう。

少なくとも、気功師であればそうあるべきだと私は考えています。
なぜなら、気功師やヒーラーはクライアントに対して自然と
強い影響力を持ってしまうからです。

前世や過去世、守護霊… を実在していると思い込んでしまうので、
多くの混乱を招くことになります。

例えば
現在の状況が前世に起因するので変えられないと思っていたり、
守護霊が言ったことに縛られていたり、
天使や神様のお告げがないと何も決断できなかったり、依存したり、

それがその人の人生に対して機能するのであればそれで良いのですが、
本人の自由な意志や力を奪ったり、制限したりするケースも
結構多いように感じます。

時として、霊媒師やヒーラーが
守護霊や過去世、天使… という世界観を強化するので
そこからますます自由になれずにいたりするのです。

そういう世界にどっぷりとつかって生きていると、
自分の意志の力を全く発揮できないまま、
心も身体もボロボロにしてしまい、
結局は天使や守護霊や、それらを仲介してくれる
霊媒師やヒーラーなどの力に依存せざるを得ないという悪循環を
生んでしまうケースや、周りの人を巻き込むケースも出てきます。

かといって
神様や守護霊、そんなものは非科学的だ、嘘だから
そんなものを信じたり、それによって苦しむのは
ばかばかしいと切り捨てるのは、
これはこれでむしろ科学的ではない判断です。

なぜならこの世界は、
私たちの脳がつくり出した情報で出来た世界だから。
その人があると認識していたらそれはリアルにあるし、
無いと思っていたらそれは無い。

そういう理屈を理解した上で、

過去世や守護霊や天使や神様を、
相手や自分の人生のために機能させることは
全然ありです。

守護霊や神様も、過去世も、機能するのであれば使えば良い。

そういうスピリチュアルな世界を一つ上から見る視点と
教養をヒーラーは持っておく必要があると思います。

そうしたものを
人間を越えた力や人間には如何ともしがたい特別なものとして
あたかも実在しているかのように扱うので、
混乱を招き、場合によってはオカルトのような危うさを持ち始めます。

スピリチュアリズムが全く悪いというのではなく、
その世界の外側の抽象度からそれらを扱う必要があると思っています。

そうでなければヒーリングは、
本当の意味で自分やクライアントの能力や魅力を引き出して、
自分やクライアント自身が自らの力で未来をつくり出していく
というところに対して機能を果たせないからです。

ご提供メニュー
メルマガ(無料テキストプレゼント)
遠隔ヒーリング20日間集中プログラム
気功の学校オンライン
気功師養成プログラム
気功師養成プログラムアドバンス
オンラインセッション
中国伝統気功

-お知らせ

© 2024 三和氣功