自分の「信念」が自分の能力を下げる
自分を成長させるために自己投資を惜しまず様々な知識やスキルを身につけたり、現状を打開するために行動もしてきた、なのに、思ったように成果が出ない。思っていたほど現実は変わらない。
自分なりにやってきたつもりでも、結局うだつの上がらない自分のまま…。
それって、報われない気持ちになって落ち込んでしまいますよね。やっぱり自分の実力には限界があってどうしようもないのだと考えてしまうかもしれないですね。
そんなあなたは、人間が無意識に持っている「信念」について把握しておく方がよいでしょう。
信念とは、脳の前頭前野で作り上げられた認識パターンで、ブリーフシステムとも呼ばれます。人はだれしも例外なく、それぞれにブリーフシステムを持っています。
五感と情動を伴った体験の記憶や、言葉として聞いた情報を受け入れてきた結果として、「信念」は無意識に作り上げられていきます。
この「信念」をもとに、その人なりの「価値観」や「捉え方」が生じていきます。
そして、その無意識に作り上げた「信念」が、実はその人の行動や能力に大きく影響を与えています。
どんな信念を持っているかで、その人のパフォーマンスが決まってしまうといってもいいのです。
人は自分の「信念」以上の能力は発揮できない仕組みになっている
「信念」がその人の発揮できる能力を決定しています。
一般的に、人間は実際に持っている能力の数パーセントしか使っていないといわれていますが、潜在能力が無限に眠っているにも関わらず、人間は「信念」によってその引き出しを制限しています。
私はもっとできるという信念を持っている人と、私の実力はこんなもんだという信念を持っている人とではおのずと引き出せる力が違ってしまうわけです。
なぜ、人は自分の「信念」以上の能力を引き出せないのかというと、それはホメオスタシスという無意識の働きがあるからです。
人間にかかわらず生命活動においては、生命維持のために安定的な生体の状態を維持しようとする自己調整機能が働いています。これをホメオスタシスといいます。
この働きによって、人は無意識のうちに「信念」に反するような新しい行動や認識を排除しているのです。
なぜなら「信念」と合致しない新しいことを受け入れてしまうと、その時点で「現状」が変わってしまいゲシュタルトも崩壊してしまうからです。ホメオスタシスによって安定を求める生体にとっては、現状が変わるということはリスクでしかありません。
現状を維持するため「信念」に違反しないように、人は無意識に自分の行動を制限しています。脳の仕組みとして、「信念」以外の考え方、価値観、方法などは意識にあがらないように、受け入れることのないようになっているのです。
パフォーマンスや結果を変えるには「信念」を変えていく必要がある
「信念」に基づいてその人の行動や能力が決められるので、実力をあげ、パフオーマンスを上げ、結果を変えるには、自分の「信念」に注目し、変えていくしかありません。
「信念」を変えることなく、行動を起こしたり、習慣を変えても、結局は元に戻ってしまいます。
ですから、まず自分の能力を引き下げているどんな信念があるのか、少し考えてみましょう。
あることに対して、理想とは程遠い結果しか得られなかったとしたら、あるいは理想とは程遠い結果しか得られそうにないと感じるのであれば、それはどんな「信念」が自分の中にあるからでしょうか。
理想の結果や未来を手にした自分がから見て、必要がないと思われる「信念」はどんなことでしょうか。
ここを書き出してみましょう。
代わりにどんな「信念」に変えた方がいいでしょうか。書き出してみましょう。
書き出すというのは、一つポイントですので、よかったらやってみることをお勧めします。
さてこのワークを気功的にとらえるならば、まず今の自分の「信念」、つまり過去の積み重ねによって作り上げられてきた「信念」を気の球として召喚してはひたすら観るということをやってみるとよいかもしれません。
それは自我を観る（己と対峙する）ということです。
手にもって、その手触りや感触を味わうのも良いでしょう。しばらく時間をかけてやってみるとよいと思います。
そして、気の球を未来の情報場へと浄化して飛ばしてあげましょう。
同じく、未来の自分からみた望ましい「信念」も気の球として召喚し、観じてみましょう。その感触や手触りを十分味わったのち、同様に未来の情報場へと浄化して返してやりましょう。
自分の中には様々な「信念」があるわけですが、「信念」も情報なので、いろいろ取り出してフラットに眺めてみることで、選びなおしができるという感じですね。
気功を学びたい人やヒーリングによって体質を改善し健康やキレイを手に入れたい方は是非一緒に気功を実践していきましょう
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気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。