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「痒み」について

痒みは一つの自己表現

最近、
気功によるセルフヒーリングをしていたら
痒みが出てきます 
と言うお声を複数の方から聞くようになりました。

そういう私も痒みには
長年悩まされててきた経験があります。

痒みは時として
痛みよりも強烈に辛い症状となり得ます。

大切なのは、痒みが出たからダメ、悪いとか、
良いとかという見方をしないことです。

考えられることはいくつかあって、
一つは単純に気功をして
末梢の血行が良くなることで痒みが出ることが考えられます。
痒みがほんの一瞬で治まり、皮膚に湿疹などの症状がなければ
このケースだと思われます。

また、気功をしていると、いわゆる解毒(デトックス)作用が働いて
何かしら「出す」という動きを身体がすることがよくあります。
たとえば、
ゲップ、あくび、涙、嘔吐、おなら、鼻水、便などです。
痒みもこうした一時的な作用として捉えることもできるでしょう。

そして、もう少し踏み込んで「痒み」を
捉えることもできます。

痒みは、ある種の
身体の「自己表現」と言えます。
先に述べた「出したいもの」というよりも、
「気づいて欲しいもの」というニュアンスですね。

何かしらを意識に上げてほしいという、身体からの反応です。
皮膚は一番外側にあり、意識に上げやすい部位ですから、
そういう意味では、
かなり強いメッセージとして身体が表現するところなのです。

外側には内側から
アプローチを

中医学では表裏一体という考え方があります。
時に表面に現れている症状は
裏、つまり身体の内(内臓)からアプローチすると良いとう
治療に関する一つの考え方があります。

そこで、皮膚の症状には
腸にヒーリングを行うと効果的です。

皮膚は口と肛門を境に腸と地続きであり、
皮膚と腸は一体なのです。

まずは気の球をつくって腸に入れてみては
フィードバックをとってみると良いですね。

「美肌クリーム」という気功技術は
まさに腸内細菌と皮膚の常在菌に働きかける気功です。

労宮と労宮を重ねて、
重ねた手のひらの間に「クリーム」を
つくり出します。

それをアイディア次第で自由に使って
ヒーリングをすることができます。

例えば皮膚に直接「美肌クリーム」を
浸透させてみたり、

「美肌クリーム」を腸に入れてみたり、

そのほかにも色々と試せることは
あります。

「腸は第二の脳」と言う言葉が示すとおり、
腸と脳は相関していることが知られていますし、
発生学的にも、
腸は他のどの器官よりも最初に形成されますから、
重要度が高いというか、非常に抽象度の高い器官なのです。

腸を洗練させることで、皮膚だけではなく、心も身体も
様々に書き換えていくことが可能であると言えます。

身体が整い、エフィカシーが
上がれば、自然と皮膚も強く美しくなります。

慢性的な皮膚の問題も、
皮膚そのものよりも、身体全体を
整え、洗練していくことで自然と改善に向かいます。

慢性的な問題ほど、
その症状なり病気なりに自分も周りも
フォーカスしすぎていて、
逆にそれ以外の身体意識がスコトーマになっている
ケースが多いのです。

たとえば、アトピー性皮膚炎なら
寝ても覚めても「アトピーのことしか
考えられない」といった状況です。

そういうときは
ひとまず問題の症状の善し悪しは脇に置いて、
want toにまかせてセルフヒーリングに
地道に取り組んでみることです。
そして、身体と向き合ってみることです。

身体の様々な感覚を意識できるようになって
少しずつ身体が整い、エフィカシーが上がるにつれて

やがていつの間にか、症状が軽くなっていたり、
治らない病気だと思っていた自分が病気を辞めれると思えたり、
気づけば他の場所へと移動しています。

皮膚の問題も、セルフヒーリングに愚直に取り組んで
数ヶ月、半年と経ってみれば、
あなた次第、つまりGoal次第で、
いつの間にやら強く美しい皮膚を手にしている自分や
皮膚と向き合うことで新しい価値を手にした自分に
出会うことができるはずです。

痒みや皮膚のお悩みに関して、
こちらのレッスンでも詳しく
ご相談に乗ることができます。

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