気功と哲学 気功について 氣功と科学

すべては氣でできている

― 外側の幻想を超えて、内なるリズムに還る ―

 

はじめに ― 世界は氣の織りなす音楽

万物は氣で成り立っている。
それは古代の叡智であり、量子や脳の研究がようやく触れ始めた新しい真理です。

この世界は、無数の情報の周波数が重なり合ってできています。
私たちはその“情報の波”の一部であり、身体も心も、宇宙のリズムと共鳴して生きています。

けれど多くの人は、自分が“振動する存在”であることを忘れ、
外の世界の速度や基準に合わせることを「生きること」だと信じてしまいました。

 

正しさに縛られた意識

いまの時代、人々の多くは外側に意識を向けすぎています。

何が正解か、何が間違いか。
どうすればうまくいくのか、どうすれば愛されるのか。

理由や根拠がなければ信じられず、
明確な答えがなければ安心できない。

けれど、この世界のどこにも「唯一の正解」などありません。
あるのはただ──周波数の違い

だからこそ、本当は誰もが自分の感覚を信じてよいのです。
それなのに、私たちは無意識のうちに外側の基準に自分を合わせ、
感じていることを「間違い」だと思い込み、
好きなことを「わがまま」と呼び、
ありのままの自分を疑い、否定してしまう。

 

感じることを忘れた社会

氣を感じるというシンプルな体験さえ、
「こうであるべき」「こう感じるのが正しい」といった思考の枠に閉じ込められています。

その結果、感じていることがスコトーマ(盲点)の中に隠れ、
本当の感覚が見えなくなる。
善悪や道徳という「形」に自分を当てはめようとするあまり、
そこから外れる感情や欲求は抑圧され、氣の流れは滞ります。

しかし、それこそが最も不自然な状態です。
不自然に慣れてしまった私たちは、
“感じないこと”を安全だと錯覚している。

でも、本来の生命はもっと自由で、もっとやわらかく、
宇宙とともに振動している存在なのです。

 

損得を超えるとき、氣は自由に流れる

損得という価値観もまた、私たちの内なるリズムをかき消します。
それは「恐れ」に基づいた思考だからです。

「失えばどうしよう」「損したくない」という意識は、
氣を収縮させ、自然の流れを止めてしまう。

損した、得をしたは表面上に現れている結果であって、
実際には誰も得もしないし、損もしないのです。

なぜなら、生命は本来、与え合い、循環し続ける存在です。
それそのものが調和の中に在るからです。

損得の計算を超えたとき、氣は再び流れ、
あなたの中にある“自然の呼吸”が目を覚まします。

恐れではなく、信頼から生まれる選択こそが、
あなたを宇宙のリズムに再び乗せるのです。

 

内側を感じたいという魂の呼び声

氣功に惹かれるということ。
それは、あなたの内なる自然が、もう一度あなた自身に触れようとしているサインです。

表面の意識では「癒されたい」「変わりたい」と感じていても、
その奥ではもっと深い呼び声が響いています。

――もう、外の正解を追うのはやめよう。
――もう、誰かの価値観の中で生きるのはやめよう。
――私は、自分の内側の感覚を信じて生きたい。

氣功に興味を持つ人、三和氣功に共鳴する人は、
みなこの“静かな呼び声”をどこかで感じ取っています。

たとえまだ自覚がなくても、
それはあなたの魂が「感じることを思い出したい」と願っている証。

氣功は、その声に応える道です。
身体を通して感じることを取り戻し、
内側のリズムを聴くことから、すべての調和が始まります。

 

氣の流れを取り戻す ― 内側のリズムに耳を澄ます

外の答えを探すことをやめ、
自分の内に流れるリズムに静かに耳を澄ませてみてください。

身体が感じている微細な波。
呼吸の奥で生まれては消える、氣のゆらぎ。
それが、あなた自身の“自然”の声です。

呼吸とは、氣の流れとリズムそのもの。
吸って、吐いて。
このシンプルな往復の中に、宇宙の呼吸が響いています。

だからこそ、氣功の実践では呼吸そのものが氣功です。

外側の世界を変えようとするのではなく、
内側の呼吸に還るとき──氣は整い、現実も静かに調っていきます。

 

 

本当の自分という“振動”

本当の自分とは、どこか遠くにある理想ではなく、
いまこの瞬間、あなたの内で震えている氣の流れそのものです。

癒しも創造も目覚めも、
すべては「氣の調和=振動の調和」から始まります。

あなたが外の正しさと損得を手放し、
内なるリズムと共鳴するとき、
宇宙の呼吸とひとつに戻る。

その瞬間、世界はもうあなたを傷つける場所ではなく、
あなたと共に創造される“生きた場”へと変わっていきます。

 

さらなる学びへの扉 ― 氣功師養成講座へ

もしあなたが、
この「内なるリズムを感じる生き方」をさらに深く体験し、
氣の流れを自らの手で整えられるようになりたいと感じたなら、
三和氣功の氣功師養成講座へお越しください。

この講座は、
外側の知識を詰め込むための場ではなく、
身体を通して氣を観る力を育てる学びの場です。

呼吸、丹田、静けさ──
それらを通して、
「感じること」から「観ること」へ、
「整えること」から「創造すること」へ。

あなた自身が“氣の流れそのもの”となり、
周囲へと調和を広げていく。
そのプロセスを、丁寧に歩むための道がここにあります。

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