50代の違和感は、衰えではなく「押す生き方」の卒業
きっとあなたは、真面目に生きてきた人だと思います。
家族のために。
仕事のために。
誰かの期待に応えながら。
キャリアを築き、
家庭を守り、
ちゃんと責任を果たしてきた。
でもあるとき、ふと感じる。
「このまま終わりたくない」
「自分の人生を生きたい」
50代という節目に、
そう感じる人は少なくありません。
それは衰えではなく、
“人生後半の始まり”のサインかもしれません。
ちゃんと頑張ってきた人ほど、ぶつかる壁
そこから多くの人は、自分のために学び始めます。
目標を持とう。
未来をイメージしよう。
小さくてもいいから行動しよう。
怖さは越えていこう。
その通りにやってみる。
最初はワクワクする。
時間とお金が自由になった未来。
好きな仕事で人の役に立つ自分。
旅行に行く自分。
「すごいね」と言われる自分。
でも——
どこかで、疲れてきていませんか。
- やる気が続かない
- 決断が重い
- 頑張らないと回らない感じがする
- 焦るほど動けなくなる
「やっぱり年齢のせいかな」と思ってしまう。
けれど、それは能力の問題でも、
根性が足りないからでもありません。
力の使い方が、合わなくなっただけです。
押す生き方は、ずっとは続かない
若い頃は、押す力が必要でした。
怖くても前に出る。
不安があっても選ぶ。
責任を引き受ける。
目標を目指す。
それで人生は動いてきた。
若いころの幸せや成功は
掴みに行くもの、達成するものだったと思います。
でも押す生き方は、
常にどこかに緊張を生みます。
自分を鼓舞し続けること。
恐怖を越え続けること。
「動かない自分」を修正し続けること。
その微細な緊張が、
50代になると身体に現れやすくなります。
眠れない。
呼吸が浅い。
お腹が固い。
理由のない不安が続く。
身体は正直です。
「もうそのやり方は卒業ですよ」と、
静かに教えてくれています。
人生を無理なく変える人が、最初にやめたこと
それは、自分を前に押しだすような生き方です。
小さくてもいいから、行動を続ける。
高い理想や目標を糧にする。
未来を志向する。
ポジティブに考える。
苦手なことにもチャレンジする。
押すのをやめたら、怠けることになるのでは?
もう、何も変わらなくなるのでは?
そう思うかもしれません。
でも違います。
押さなくても動く、そのポジションに立てばいいのです。
押さないで動くとはどういうことか
何もしないことではありません。
目標を捨てることでもありません。
違うのは、順番です。
外側を変える前に、
まず身体の中心に戻る。
呼吸は浅くなっていないか。
お腹の奥は固くなっていないか。
胸が締めつけられていないか。
氣功では「下丹田」と呼ばれる、
おへその奥の重心。
そこが抜けているとき、
人は押して動かすしかなくなります。
不安に押され、
理想に押され、
周りのスピードに押される。
でも重心が戻ると、
焦りがあっても飲み込まれません。
怖さがあっても、
それがモチベーションにはならない。
すると選択が、静かになります。
勢いで決めない。
正しさで決めない。
評価で決めない。
身体の中心から「うん」と言えるものを選ぶ。
それは派手ではないかもしれません。
でも無理がありません。
無理がないものは、続きます。
続くものは、自然に広がります。
押して広げるのではなく、整って広がる。
これが、押さないで動くということです。
50代からは、速さより重心
もし今、
- 頑張っているのに空回りしている
- やる気が出ない自分に焦っている
- このままでいいのかと不安になる
そんな状態にあるなら。
あなたは衰えているのではありません。
押して動かす人生から、整って動く人生へ。
その切り替え地点に立っているだけです。
まずは、何かを変えようとする前に、
呼吸をひとつ、ゆっくり深くしてみる。
お腹の奥に、静かに意識を置いてみる。
そこから始める変化は、
無理がありません。
人生を無理なく変える人は、
まず「押すのをやめる」ところから始めています。
そしてその入口は、
今のあなたの身体の中に、すでにあります。
ここから先に進みたい方へ
押すのをやめる、と言われても
どう戻ればいいのかわからない。
そんな方もいるかもしれません。
三和氣功では、
「整って動く感覚」を身体で思い出すための
静かな瞑想の時間を用意しています。
特別なことはしません。
呼吸を整え、
身体の中心に戻り、
押さなくても在れる感覚を
一度、体験してみる。
それだけです。
変わろうとしなくてもいい。
頑張らなくてもいい。
まずは、押さない位置に戻る。
もし今のあなたが
「少し立ち止まりたい」と感じているなら、
その時間は、きっと無駄にはなりません。
▶ タオ・オンラインメディテーション(詳細はこちら)
氣功師・ヒーラー
中国の伝統氣功と認知科学の知見をもとに、無理をせず、自然な流れに還るための氣功とヒーリングを伝えている。三和氣功が大切にしているのは、何かを変えたり、足したりすることではなく、本来の自分に還ること。
頑張ることを手放し、ありのままの状態に戻ったとき、
人はもともと備わっている力や調和を自然と思い出していく。
氣功を人生を操作するための方法ではなく、自然体で生きるための智慧として提案している。