幼少期の家族関係で深い傷を抱え、「他人の評価」でしか自分を測れなかったAさん。緊張と恐怖は日常に染み込み、消化器をはじめとした体の不調に悩まされ、仕事や人間関係も長くらくうまくいきませんでした。
それでも彼女は、「本来の自分」を取り戻すと決め、三和氣功のサポートにコミットして取り組まれました。
今、彼女は会社で信頼される有能なスタッフとして、穏やかな充実した人生を取り戻しています。
このケースの概要
- 主訴:対人関係での不安感、緊張の持続、消化器や腎臓などに影響を及ぼす身体的な不調
- 背景:幼少期のご両親との間で受けた深い心の傷、自分を否定し他者の評価に頼らざるを得なかった低い自己イメージ
- 課題:人とのつながりを築くことへの強い抵抗感、他者の自分への批判への恐怖、安定した関係性を保つことの難しさ
彼女が抱えていた「生きづらさ」
自分の本音」を後回しにし、「他人」にばかり意識を向けてしまう。評価されるための「自分らしさ」を演じるほど、本当の自分が遠のく。怖さを避けるほど、怖さに縛られていく——Aさんはそんな矛盾の中で、長い年月を生きてきました。
取り組み(プログラムの要点)
- 感情解放:過去の感情と思考(信念)を手放し自己を受容する方法を学び実践する。
- 自己基盤の再構築:考え方を修正し、「自分の味方でいる」内的態度を日々の自己学習とセルフワークで定着。
- 関係性の再学習:境界線(バウンダリー)と共感の両輪を体感で学び、恐怖に飲み込まれない距離感を獲得。
- 意味の書き換え:出来事の「解釈」を丁寧にほどき、責める/責められる二分法から自由になる認知の練習。
得られた変化(Aさんの言葉から)
- 社会復帰ができた
- 「他人に求められた自分らしさ」を生きていたと気づけた
- 「自分が感じる自分らしさ」が分かるようになった
- 他人が怖くなくなった
- 特に男性への恐怖から自由になった
- 自分のことで精一杯だったのが、人の世話までできる余裕が生まれた
- 恐怖が気にならず、コントロールできるようになった
- 人間関係がこじれず、人から信頼されるようになった
- ネガティブ感情が出ても自分でリセットできる
- 評価されようとしなくなった
- 疲れなくなった
Aさんがふと漏らした一言——「人ってこうやって生きるんだな」。
当たり前の人生の営みが「当たり前」として感じられる。その静かな歓びが、彼女の講座終了後の状態です。
半年後に起きたこと——父との和解
サポート当初、「お父さんが許せない」。終了時には「いなかったことにしよう」。そして半年後、「お父さんを許せるようになった」。
そのように彼女の認識は変化していきました。
ちゃぶ台をひっくり返すような父の姿が、謝罪する父の姿へと変わったのは、外で何かが起きたからではなく、内側の風景が変わったから。
- 自分を丸ごとOKできるようになった
- 自分の味方でいると決め続けられた
- 父には父の理由があったと理解が生まれ、愛の不在ではなかったと感じられた
- 嫌なことがあっても、相手も自分も責め続けない選択ができた
内なる和解が、外の関係にも波紋のように広がっていく——その具体例でした。
Aさんの鍵となる「言葉」
- 「怖さが消えたわけじゃない。怖さに呑まれなくなった。」
- 「自分の味方でいるって、毎日の小さな選択の積み重ねなんだと思う。」
- 「人ってこうやって生きるんだな、って今は自然に思える。」
同じ悩みを抱えるあなたへ
自分を生きるとは、特別な誰かになることではなく、今ここで自分の味方になりありのままの自分を好きだと言える小さな練習を積み重ねること。
怖さも痛みも否定せず、そのまま抱えられる身体と心の器を育てること。Aさんの歩みは、それが現実に可能であることを教えてくれます。
三和氣功のプログラムは、サポートが終わった後もじわじわと効いていく「土台づくり」を大切に設計しています。変化は劇的でなくていい。深く、やさしく、あなたのペースで根を張っていきます。
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馬明香(ま あすか)
氣功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。