実力を上げるためには、まずは身体から

セラピストさんや、施術家としてご活躍の方から
もっとプロとして力をつけたいのですが、
具体的にどうしたら良いですか?とよく質問を受けます。

答えは至ってシンプルで、もっと身体を作れば良いのです。

楽器を弾くことにしろ、絵を描くことにしろ、
スポーツのパフォーマンスにしろ、マッサージや整体の技術も無論のこと、
あらゆる技術というのは身体性が必要です。

ピアノを弾くのも、絵を描くのも、
指だけが音を奏で、描いているのではないのです。
身体全体でその技を生み出すという意識を持つことです。

施術時には、相手の身体に自分の体重をのせたり、
関節の固さの具合や筋肉の脱力具合を感じたりすると思いますが、
身体全体でそれをやるという意識が大事です。
上手に出来なくても、そういう意識を持つことが大事です。

逆に、自分の手先や腕にだけにたよっていると、
それはいつまでも小手先の技になってしまうでしょう。

プロであろうがなかろうが、
人のパフォーマンス(性能、表現形態)を支えているのは
軸や丹田の身体意識、身体の脱力などの身体性です。

「身体性」とは、単に筋肉があって体力があるということではなくて、
体力、感性、脱力、身体に関する知識… そういったものを総合した、
身体的なIQのことです。

気功の文脈で言えば、
身体性が上がれば気の質量も上がります。

もう一つ大切なことは知識を増やしてくことです。
知らないことは認識することもなければ理解することも扱うことも出来ません。
スマホを知らない未開の地の原住民には、スマホで広がる世界が想像出来ません。
つまり、「知らない」ことが自分の限界ということになります。

ですから、新しいことを知ること、新しい知識を増やしていくことは
自分の限界を広げていくこと、つまり自分の力を向上させることつながります。

ヒーラーが何を知っているか、何を見ているかでヒーリングの質は変わる
という話をよくしますが、
沢山の情報を認識出来れば出来るほど、ヒーリングの能力は上がります。

これはヒーリングに限ったことではなく、
人間としてどのように世界を観て
どのようにものを考え生きることが出来るかという
「人間力」があるかないかで人生は変わるということでもあります。

力をつけたいのであれば、自分の内側に目を向けて
自分を知り、身体性をあげ続けること、
そして学び知識を増やしていくことです。

技術の上達には知識と身体性が統合されて行く必要があります。
私の印象では、皆さん専門的な知識はとりあえず十分持っていらっしゃるので、
あとはご自分の身体と日々向き合って鍛えていくこと。

セルフヒーリングはそのために行うのです。
難しく考える必要はなくて、
やるべきことはとてもシンプルです。

例えば
軸の感覚を意識に上げる、
労宮を開く、
丹田を意識に上げる、
伝統気功をやる、
自分の痛みをヒーリングしてみる、
気功技術を使って自分を自分で書き換えて行く…、
そのときに興味が向くことをひたすらやってみる。

セラピストさんや施術家さんは、
自分のパフォーマンスの如何だけを気にすることなく、
まず自分の身体性に一番注意を向けていくと良いと思います。
自分の身体性が上がり、自分の心と身体が成長すれば、
自然とパフオーマンスもあがるのです。

 

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