病人をやめる

「今日から私は自分を病人だと思わないことにします!」

先日、治療に通ってきてくださっているある方が宣言してくださいました。この方は大小さまざまの体の不調と精神的な不調で10年以上も苦しんでこられました。

馬院長の治療を信頼してくださって熱心に治療に取り組んでくださって、その間にたくさんお話しをさせていただきました。そして半月ほどで大きく変わっていかれました。

それでも、別に完全に不調から解放されたというわけではないと思うのです。疲れたり落ち込んだり、また前のような状態に戻ってしまうのではないかって不安になったり、いろいろお感じになっているはずです。

で も、自分はもう病人ではないと自然に言葉にできたとき、もう精神的肉体的な不安定さや不調の堂々巡りから抜け出すことを決意されたのだと思います。ご自身 の力で一歩ステージを進まれたということです。その力強さに感動してしまいました。そしてそのお手伝いができたことに感謝しました。

病気であるかないかは、じつは自分で決めているのです。
100%健康な人などいるはずもありません。
どんなに深刻な症状があったとしても、どれくらい病気なのか、その度合いは自分で決めることができます。

で も主導権は病気が握っていて、自分では病気をどうしようもないんだと思い込んでいる間はそのことに気づくことができません。そして病気と自分が切っても切 り離せない間柄になっていて自分の存在が病気に乗っ取られているような錯覚を起こしています。病気と自分を全く別のものだと思い込んでいます。病気のため に○○できない、病気だから○○だと考えている状態がこれに当たります。

でも切っても切り離せないと思っている病気とは距離を置くことができます。というよりは、病気は自分の一部にしか過ぎないと気づくことができたとき、生きることの主導権を自分で取ることができるようになります。 自分より大きく見えていた病気、重くのしかかってきていた病気が、自分のごくごく一部に過ぎないということに気づいた時、病気も愛することができるように なります。そして病気が自分の生活のすべてであるかのような世界から、自分の可能性や有能性、無限性に目覚めて、意識(マインド)の視野が大きく拡大しま す。

不安や恐怖や肉体的苦痛を味わったりすることがなくなるわけではありません。それらを自分の一部だと受け入れることができるように なって、そのためにすべてを失うような錯覚を起こさなくなるのです。そしてそれらがあっても、楽しめること、歓びがあること、強さがあることを思い出しま す。

そう、たとえ病気の苦しさを味わっていたとしても、「病人」になる必要はないのです。

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