生きる目的を見失うと人は死を選ぶ
生命力や自然治癒力は、生存のために身体が持っている機能です。だから生きる目的が明確にあれば、どんな病気になったとしても、どんな困難な状況下でも、回復して目的を達成する能力を人間は持っています。
逆に生きる目的を見失えば、どんなに健康であっても、どんなに能力が優れていたとしても死んでしまいます。
人が人生で掲げる目標としての「ゴール」という概念を作ったコーチングの生みの親ルータイスは
「人は目標を持つか、死んでしまうか、そのどちらかしかありません。目標を諦めると、あるいは何の目標も持たずにいると身体の全機能が停止するのです」
ルータイス(コーチングの祖)
と言います。
例えば朝鮮戦争の際に捕虜に対して行われた精神的拷問で、陰鬱な将来像をイメージさせたり、ねつ造した恋人からの絶縁状や離婚申請書を見せたり、仲間を密告する者に報酬を与えるなど、人とのつながりや親密感を失わせ、徹底的に捕虜達の生き延びる目的や目標を徹底的に破壊した結果、10代20代の身体的には何ら問題のない若者が48時間で死に至ったと言われています。
つまり未来をイメージできなくなってしまったり、ものすごく暗いイメージしか持つことが出来なくなった時、人間の生命への欲求は著しく損なわれてしまい、自然治癒力や生命力が低下してしまうと考えられます。
ですから、病気の原因を自然治癒力や生命力の低下や不具合として考えると、病気にかかったり、長らく身体的な不調が続いたりするのは、自分が人生に対して生きる目的を見失っているか、自分のものではない目標や目的のために生きているということの、一つの表れと捉えることもできます。
なぜ生きる目的を見失うのか
なぜ人は、自分の生きる目的を見失ってしまうのでしょうか。
それは、他人から与えらえた方法、価値観、基準などに従って生きることを教育され、いつしかそれに慣れてしまうからです。
でもそれは、誰かの言いなりになって、誰かのために生きるのと同じこと。行動や選択をする際に自分の基準で考えず、自分でなにも生み出すことのない、奴隷的な脳の働き方になっているということです。
その状態が続けば、自分の望みや、自分の生きる目的などは考えることも見つけることもできなくなってしまいます。
そして、自分が本来有している潜在的な能力も発揮される機会を失い、生命力も低下して、疲れやすくなったり、回復力が低下したり、さまざまな不調に見舞われることになります。
人生が自分に求めていることに応える
人は未来のことを考えたり、未来をイメージするときには、必ず無意識に、「生きる目的」を感じているものです。未来に何か目的があるからこそ、人は未来を思い、生きていくことが出来るのです。
ですから、あなたが人生の危機に直面しているときほど、未来に意識を向けて、未来にあるべき本当の自分の姿を強烈にイメージしなければいけません。
あなたが不調を抱えたり病気になったりするのは、あなたの「本当の生きる目的」からのサインでもあります。あなたが自分の人生を生きていない、自分の本来のあり方に反しているがために危機に陥っているので生き方を見直しなさい、という一つのサインです。
誰しも生まれてきた目的を持っているはずです。どんな人生を歩みたいのか、どんな自分でありたいのか、病気になった今こそ、ピンチである今こそ、真剣に考えてみるタイミングが来たのです。
自分が楽しいと思えること。
自分が好きなこと。
失敗しても挫折してもずっと続けてきたこと。
ずっと興味を持ち続けていること。
誰に理解されなくても平気なこと。
誰に認められなくても平気なこと。
こうしたことをヒントに、自分の生きる目的を見つけてみましょう。
そして、自分の行動と選択に対して、私は病気だから… という理由を一切つけないことです。生きる目的は常に未来にあるもの。現在や過去の自分は関係ありません。反対にすべての行動と選択の根拠を未来の自分に置くようにすると良いでしょう。
自分が主体的に決めた未来に対して、主体的に行動をはじめると、人間の身体は一気に活性化します。ルータイスが言うように、身体の全機能が生きることに対して活性化していきます。
生きるための主体的な目的を持つことがどれだけ人に力を与えるか、ビクトールフランクルが名著「夜と霧」の中で語ってくれています。
彼は、彼自身がアウシュビッツをはじめとする強制収容所を体験して、明日を夢見て、人生に期待することを徹底的に否定されながら生き延びました。
自分が未来へ期待するのではなく、未来が自分に対して期待していることとして、自分が壇上の上で収容所での極限状態から学び得たことを多くの人に発言している場面を何度も何度もイメージしたそうです。
我々が人生の意味を問うのではなくて、我々自身が問われた者として体験されるのである。人生は我々に毎日毎時間問いを提出し、我々はその問いに、詮索や口先ではなくて、正しい行為によって応答しなければならないのである。
ビクトール・フランクル「夜と霧」
彼によれば収容所の極限状況を生き延びた人に共通してみられるのは、壁の中の生活ではなく壁の外の世界に大きな目標を明確に持っていることでした。生き残ったのは、生き延びることが目的ではなく、自分の人生の意味や生きる目的、つまり人生が自分に求めていることへの答えを持っている人たちだったのです。
今あなたがどんなに危機的な状況であっても、絶望に打ちのめされていても、あなたが未来を観ることをあきらめなければ必ず歩むべき道が見つかります。それは人生からの問いに答えながら、あなたが自分で見つけなければいけない道です。
フランクルは、人生における危機的状況は「本当の自分」に目覚めるために訪れると語ります。他人の決めたルールと価値観にしたがって生きてきた偽りの自分を捨て去って、自分の人生を生き出す時、生命力は否が応でも活性化されて、人生が求めるあなたの道へとあなたを突き動かしていくのです。
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気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。