気功というパラダイムの中に身を置いていると
「邪気」という言葉は良く遭遇する概念です。
「邪気がついている気がする」
「邪気が溜まっている」
そんな感じで、皆さんこの概念を扱っていると思います。
私はもともと鍼灸師や指圧師として仕事をしていました。
こうした治療師やセラピストさん達にはわかっていただけると思うのですが、
人の身体を施術する日常に身を置いていると、
なんというか、その身体のある部分に
本人の力を削ぎ、疲弊させている何かしらがあるのが
感じられたり、見て取れることがあります。
まさに五感を使ってその情報を感じるという感覚に近いのですが、
なんとなくその部分が重たく感じたり、なんかにおうのです。
胡散臭いのです。笑
そういう感覚を「邪気がついてる」とか「邪気が溜まってる」と
表現するのです。
もしかしたら、長く続く痛みやどうしても良くならない凝りで
お困りの方であれば、
「私って何か邪気がついているんじゃないかしら」と思われることも
あるかもしれませんね。
さて、では気功師としてこの邪気をどう捉えれば良いのでしょうか。
まず、邪気を何か漠然とした概念として捉えるのをやめ、
きっちり自分の中に定義づける必要があります。
自分の言葉で対象を定義づけることで、
あなたはその概念なり、言葉なりを支配することが出来ます。
言葉にするとは、意識に上げるということです。
意識に上がればコントロール出来る、扱うことが出来るということです。
「邪気」とは、非常に曖昧で漠然とした概念です。
ふわふわとして輪郭のない概念です。
そうした情報に、我々は踊らされやすいし支配されやすいのです。
なぜなら我々は、はっきりしないもの、見えないものには
無条件に恐怖を抱く性質があるからです。
邪気がついていますよ、というだけで
我々はやみくもに、何かしら悪いイメージを付けて
その言葉がもつ影響力にのまれます。
そしてどう対処すればいいのか盲目的になります。
三和気功では「邪気」をこのように定義しています。
「気」とはシンプルに情報のことです。
情報なのですから、良いも悪いもないのです。
その情報が自分にとって機能するのかしないのか、それだけです。
よって、何か邪悪なものとしてではなく、
「機能しない情報またはアルゴリズム」として定義します。
それは、人の悪意や誰かに書き込まれた情報であったり、
様々な形で存在するでしょう。
しかしそれが何であれ、結局は自分自身が無意識レベルで受け入れた情報であり、
自分自身がつくりだしているのです。
そして、邪気に心も身体も乗っ取られて
自分の人生を奪われてしまう人というのは多いのです。
自分では身動きもままならないほど疲弊し、
にっちもさっちもいかない状況に追いこまれている人は沢山いらっしゃいます。
そんなとき、まずはヒーリングを受け少ずつ心身の力を回復しつつ、
自分で気功を操れるようになって自分自身にヒーリングを仕掛けていき、
邪気を自分で払えるようになっていくと、ゴールへのアプローチが可能になります。
「邪気」とはそもそも抽象度の低い情報でしかありません。
高い抽象度をもって書きかえればさくっと書きかえることが可能なのです。
そのために自らの知識を増やし、身体をつくり、抽象度を上げていきましょう。
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認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。