自分から切り離してしまった自分自身
情報空間には自分が無意識に自分から切り離してしまった自分の一部が存在しています。
それは、この物理次元に顕在化しているセルフイメージの裏側にある、闇に葬り去られた自分です。
ユングはそれを「影(シャドウ)」と名付け、自分に影のように付き従い影響を与え続けると言っています。
具体的な例で言うと、例えばあなたが「自分はキレイじゃない」と自分のことを強く認識していたとします。
この場合「私は醜い」とか「私は汚い」などといったセルフイメージを持っています。
言い換えれば、あなたは「キレイな私」や「美しい私」は自分から切り離して、闇に封印してしまったということです。
これがシャドウです。
何らかの理由で、美しい私は存在していけないと、自分から切り離してしまったのです。
また、私は自分勝手でいてはいけないと強く思っていたとしたら、自分勝手な自分の存在を認められず自分から切り離すことによりシャドウとなって、切り離された自分の一部は常に自分に影響を与え続けます。
例えば、自分勝手な人を見ると絶対に許せないと感じて攻撃したくなったりします。
自分を守るためにシャドウがうまれる
なぜ、私たちは影の自分を作り出してしまうのでしょうか?
簡単に言うと、ある時点で自分を守る必要性があって自分の一部を否定したり抑圧したりするためです。
物理次元において私たちは時空間という制限の中に存在することになります。
すなわち、物理的な存在として死を免れることはできず、生を維持するための自己防衛システムが生まれつきプログラムされています。
よって私たちは無意識レベルで死を恐れ、生きたいと思うようにプログラムされています。
生命維持のための自己防衛システムはこの世界のあらゆる生命にプログラムされているものですが、人間だけが、物理次元のみならず情報次元においてもこの自己防衛システムが作用しています。
人間には精神状態が物理的な生命にも影響を与えているということです。
例えば、愛妻を亡くした夫が後を追うように死んでしまうこともあるし、生きる希望を全く失うと人は生きてはいけないという研究結果もあります。
人間は情報空間から物理空間にまたがって生命を維持しているのです。
人間に備わった生命維持のための自己防衛システムを「自我(エゴ)」といいます。
自我は、人間が大きな集団で生活を営むようになって形成されてきたと言います。
つまり集団の中で受け入れ認められることが、生命維持に直結する重要事項だったので、集団の中における自分の立ち位置をわきまえ周りとうまくやっていく必要性から「自分」というものを認識する必要性が出てきたということらしいです。
各々が「自分」という認識を持つことでより複雑で機能的な集団が作られ、他の動物の中で抜きんでて繁栄していく素地になったのです。
ところが一方で、他者と関わり社会生活を営む上で、自分が認められるため、自分が傷つかないために、他者の言うことに従ったり集団の決めたルールに合わせる必要性が出てきて、自分自身をおさえ、抑圧する必要性にも迫られてしまったというのが、私たち人間なのです。
例えば両親に愛されるために私は賢い子である方が都合が良かった場合、馬鹿で怠惰な私は否定され、封印され切り離されます。
そしてその抑圧度が大きいほど、シャドウとなった自分の一部は自分に影響を与え続け、苦しめ続けることになります。
その封印された自分もやはり存在したい、生きたいと思っているからです。
通常、成長していく過程において人はシャドウを自然に自分に統合していき、いろんな自分を受け入れ認められるようになっていきます。
見捨てられた自分の一部は大きな影響力を持って人生の流れを逆流させる
ところが、本人も自覚がないほど潜在意識の奥深くに沈められてしまった自分は、影の自分として人生を支配するようになります。
顕在化されている自分がどんなにゴールを求めて前進しようとしても前に進もうとする力に反したさらに強い力が逆向きに常に働く、そんな状態になります。
このような状態では何をしてもうまくいきません。
本人がいかにゴールを設定しても、そしてそのための行動を起こし続けても、思った方向には進まないのです。
顕在的な自分のゴールがいかに幸せなものであっても、潜在化された自分がセットしているゴール、つまり自分を不幸にしていくゴールの方向に人生は引っ張られていきます。
もしあなたが、何をやってもどうしてもうまくいかないとか、年齢を重ねれば重ねるほど人生はうまくいかなくなっているとか、自分なりに学び、行動しているつもりなのに全く幸せになれないなどと感じているなら
潜在化した自分があなたの人生をコントロールしている可能性があります。
それは言ってみれば、氣の流れが自然の流れと逆流しているようなものです。
だから本人はかなりの生きづらさを感じているはずです。
はたから見てもかなり不幸な境遇に身を置いていたり、不運続きの人生を歩んでいるように見えることでしょう。
潜在化しているあなたの影、もう一人の自分が強い力を持つサタン(悪魔)となってあなたを支配しているのです。
- 私は幸せになってはいけない
- 私には生きる価値がない
- 私は罪を背負わなければならない
など生きることや幸せになることに対して強い自己否定やあきらめがある場合がそうです。
こうしたことに心当たりがある方は、もはや自分の人生に失望しきっているか疲弊しきっているかもしれませんが、希望を捨てないでください。
人生を本来の氣の流れに戻していく方法はあります。
その方法とは、自分の奥深くに存在するシャドウ、サタンを自分に統合していけばいいのです。
神も悪魔もあなたの一部です
サタンを自分に統合する、サタンと一つになれという表現に、怖れを感じる人もいらっしゃるかもしれません。
でも、そもそも人間の内側には悪魔も神も存在しています。
誰の心の内にも光と闇がある。
どんなに善良な人の中にも闇や悪はあります。それを象徴したものが悪魔です。
神も悪魔も、どちらもが自分を守るために作り出された自分自身です。
でも神も悪魔もあなたそのものではありません。
自分の中の闇を否定し、自分から切り離した瞬間に光は生まれます。
そして人はその闇と光を統合することによって成長し、本当の力、本当の自分、真の意味での「神」に目覚めていきます。
切り離した闇のエネルギーが強いほど、それはサタンとなってあなたを背後でコントロールし、あなたの人生は波乱に満ちるか不運の連続になるでしょう。
でも言い換えれば、そのような人はサタンと呼べるほどの強大なエネルギーを自分に統合して本来の人生の目的のために扱えるようになる力を秘めているということです。
自分を徹底的に不幸にできる人は、裏を返せば自分を徹底的に幸せにすることができるということです。
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少なくともこの方法さえ習得して実践していただければこの先の人生の流れは確実に変わります。
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気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。