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気功習得のための基礎知識~原初の虚空(気の世界観)

中空の円

この世界は気で成り立っている、これが気功の大前提です。

そしてその気で成り立っているこの世界の始まりは、「無極の空」であったとされています。

無極の空とは、原初の虚空として、「中空の円」としてシンボライズされます。

 

 

 

 

 

 

 

 

無極とは、極性がないということ。

つまり、のちに陰陽へと分離する前の「空」の状態であるという意味です。

「空」は有無の概念を超越したところにあり、すべてがあり、またそれがゆえにすべてがないというものです。

すべてがあってすべてがないと言えば非常に難しいように思えますが、私たちが存在を認識する際に、「ある」と認識できるのは何かが「ない」から、そのまた逆もしかりであって、あるのかないのか「存在」を認識した瞬間、それは陰陽の分離が生まれている状態であるといえます。

裏を返せば、「存在」を超えるとそれはあるともいえるしないとも言えるということになり、それが中空であり、また無極です。

気の世界観では原初の虚空である無極の状態に生じた原初の動きによって、物質と非物質、すなわち陰の気と陽の気の二極に分かれることによってこの世界が始まったのです。

 

無限の場

原初の虚空は、すべてがあるがゆえに何もないように感じる場です。

すべてということは、すべての分離がないということであり、無限ということ。すなわち、空虚であってもポテンシャルの高いエネルギー場であるということです。

そして、限界や制限がない、物理次元では認識できない場、私たちの認識を超えた世界です。

この世界を生み出した「虚空」はビッグバンを起こした量子真空であると言えるでしょう。

ビッグバンによって138億年前宇宙が誕生し、その後光の速さで宇宙が膨張し続けて今の宇宙となった。

そのプロセスの中で宇宙の片隅に太陽系が生まれて地球が生まれて、そして私たちが存在している。これがビッグバン宇宙論です。

原初の虚空から、森羅万象が生まれたとする気の世界観と、量子真空からこの宇宙が生まれたというビッグバン宇宙論は全く同じ世界創造のプロセスを語っています。

量子真空には、この宇宙を生み出すほどの莫大なエネルギーが潜在しているように、原初の虚空には無限の気のエネルギーが満ちています。

そこは虚空という言葉から連想される「空っぽ」や「無」という概念とは全く違う場なのです。

そしてこの虚空より生じた陰陽の二気の交流によって世界のすべてが生み出されているのです。

量子物理学的な見解では、実際には世界は生まれたのではなく、真空の中に最初からあって、その無限にある世界のうちの一つがこの世界ということになります。

つまり、ビッグバンが起こって世界が生まれたという時系列的な現象そのものが、時空の中、つまり物理次元であるこの世界から見た現象であって、この世界にしか存在しません。

これと同様、「氣」は形を変えて様々に現象化するだけで決してなくならないもの、物理次元を超越したものとして捉えられています。

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