病気と気功

氣功で健康を手に入れる~虚弱な身体と脆弱なメンタルは身体性で書き換える

2021年11月27日

脳を中心において心身一如を理解する

脳を介してみると、身体とメンタル(心)には何ら境界がなく、両者は同じものです。

なぜなら身体的な機能と精神的な機能はいずれも脳によってコントロールされ、それらは等しく脳の機能の一部であり不可分だからです。

心と身体で受け取るあらゆる情報が脳内で処理され、身体を変化させ心の状態や感情に影響を与えます。

例えば心拍や血圧の上昇や筋肉の緊張が強ければそれに見合ったネガティブな感情が生まれます。

それだけではなく栄養不足や栄養過多、リーキーガットなどによって引き起こされる慢性的な炎症や高血糖によって受けた血管のダメージ、血中の異常なコレステロール値など、ほとんど意識にあげられないような身体の状態も、脳はちゃんとモニターしていて危機的な状況として判断されれば何かがおかしいから気をつけろというシグナルとして、私たちは漠然とした不安や不快感として認識します。

身体の状態はそのままメンタルに反映されます。

一方、身体もメンタルの影響を受けていて、心が認識した通りに身体は反応します。プラシーボ効果はその端的な例です。

客観的な事実ではなく、脳がリアルだと思い込んだことに合わせて身体は反応するのです。

よってメンタル(心)が身体的な状態をコントロールするとも言えます。

身体的な反応が病的か否かもメンタルの状態によって変わってきます。

例えばすれ違いざまにぶつかった相手に、くってかかるようなメンタルの持ち主の身体では一気に血圧が上昇し筋肉が収集し怒りの感情が爆発的に生まれてくることでしょうが、ぶつかったことをなんとも思わないメンタルの持ち主の身体はさほど変化は起きないでしょう。

それは「誰かが自分にぶつかったこと」をどのように脳が情報処理するかによって違うからです。

このように心と身体は不可分です。「心身一如」とは、脳という観点から見れば簡単に理解ができることであり、至極当然のことなのです。

 

メンタル(心)の弱い人は身体も弱い

「身体=脳=心」という図式を理解すると、単純な話、身体が虚弱であることはメンタルが脆弱であることの裏付けとなることがわかります。

病気がなかなか治らない
いつも具合が悪くなる
慢性的な症状がある
慢性的な疲れがとれない
虚弱体質だ

そういった身体のことと

心が折れやすい
ストレスやプレッシャーに弱い
周りの影響を受けやすい
ネガティブな信念や思い込みにとらわれている

といった心のあり方は地続きである可能性が高いのです。

当然、身体の状態に不具合や不調を抱えていると人からマウントをとられたり利用されたり軽んじられたりいじめられたり…といった経験も多くなる傾向にあるでしょう。

メンタルが弱い人の場合、体調不良や痛みや具合の悪さが不安や恐れを感じさせ、それが不調や痛みを増大させ、その延長で容易に病気を作り出すことも可能です。

そしてそこには、虚弱な体質や機能不全、不具合とともに「自分は弱い」「自分は犠牲者だ」などといったセルフイメージや自尊心の低さが表裏一体となって存在していることを理解しておく必要があります。

つまり、元気で健康な人のセルフイメージや自尊心は高いし、当然心が壊れるほどの肉体的ストレスを受け続けていれば、セルフイメージや自尊心も低くなってしまう可能性があります。

認知科学の理論を持ってすれば、「情報」が「物理」に先んじていますので、身体に現れる症状や状態は必ず何らかの情報が顕在化したものであると言えます。

ですから、病弱で虚弱な自分を辞めて健康ではつらつとして活き活きと活躍する自分になりたいなら、病気や虚弱体質にフォーカスするだけではなくセルフイメージや自尊心を書き換える必要があるのです。

 

身体性を整え精神性をあげていく

セルフイメージや自尊心を書き換えるためには、例えば不要な思い込みやトラウマを何とかしようとする以前に、まずは身体の状態を見直して改善していくことの方が簡単だし安全です。

一つには、過去の情報にフォーカスするのはリスクを伴うばかりか、あまり意味がありませんし、メンタルはあなたが食べたものやあなたの血圧や、内臓や血液の状態にも左右されるので、自分のために生活習慣や食生活を見直すだけでも、それが心に及ぼす影響は大きいと言えるからです。

さらに言うと心という形のないものに対してアプローチするためには身体という形のあるものに働きかけていく方が簡単なのです。

ダンスやスポーツ、ヨガ、武術… 何でも良いでしょう。

身体と向き合って身体を書き換えて行く過程で心は書き換わっていくものです。

そして氣功の場合は、身体の機能そのものではなく「情報身体」にアクセスして「身体性」を整え、精神性を養っていくというプロセスを踏んでいきます。

情報身体とは、丹田や軸、大周天といった、物理的な肉体の前提となる情報的な身体のあり方であり、これらを意識にあげ感覚を高めていくことで、身体の感性とも言える「身体性」を磨いていくのです。

身体性は、単なる身体の機能だけを意味せず、身体と心の感性を統合したような概念です。

例えば「自分軸」と言う言葉がありますが、それは単に心のあり方ではなく、身体的な体感で認識している軸に裏付けられていると氣功では考えるのです。

これを「身体性」と言います。

すなわち身体性に着目し、身体性を磨いていくことで、身体はもちろんのこと自ずと精神性が高まって、物事を観る視点が上がって、自然とセルフイメージや自尊心も高くしていけるのです。

現実に体験されることはあなたの内的世界そのものなので、身体性が整い、精神性が高まり、セルフイメージが上がれば、虚弱な身体も脆弱なメンタルも自然に書き換わっていきます。

 

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