丹田を感じてみるだけで潜在意識が書き換わる
丹田とは、物理的には存在しない、情報的な身体の部位です。臍下丹田といわれるように、臍の下指4本分下のポイントを中心に広がる情報身体です。
丹田の位置やイメージを画像などで確認した上で、丹田を感じると思って目を閉じ静かに身体に意識を向けてみると、なんとなく感覚が生じてくるでしょう。
それが丹田です。
何度も何度も意識にあげるようにして、その感覚を少しずつ育てていくと良いでしょう。
丹田という概念(言葉)を意識に上げて、丹田を身体で感じるということはまさに、「共感覚による内部表現の書き換え」です。
これを繰り返すことで、丹田が情報として身体に定着していって、身体が書き換わっていきます。
身体が書き換わるということは心、精神も書き換わるということです。
丹田が全くわからないという場合、まずは下腹部、おへその下のあたりを触ったり軽くたたいたりして丹田の場所を身体に認識させてあげるようにするのも良いでしょう。
精神力も体力も丹田から生まれてくる
丹田を意識してみると、骨盤や仙骨、骨盤内、及び周辺の組織や臓器などと関わりが深いことが感じられると思います。
下半身の安定の要であり、いわゆる「ハラ」です。
丹田をしっかり意識できると頭で余計なことを考えすぎることがなくなります。また不安や迷い、他人の意見、批判や評価などに振り回されなくなります。
自分の目的に対してまっすぐに自分の力を向けることが出来るようになるので、失敗すら力にすることが出来ます。ぶれなくなるという感じですね。
丹田が意識に上がるときには、「重厚感」や「安定感」が感じられます。これがまさに、腹が据わっているという感覚につながっています。
感情の起伏や状況の波に揺らがない土台と、粘りつよさ、信念、ここぞという時の決断力や行動力のようなものが生まれてきます。
こうした精神力はもちろん生命力、バイタリティや持久力とも深くかかわっているので、丹田を意識にあげていくことで健康効果も得られます。
ぎゃくに丹田がない人は、どうしても上半身が力みがちになります。
肩に必要のない力がはいり、常にあれやこれやと思考を巡らす癖があるので、頭がいっぱいいっぱいになって抽象度がさがり、スコトーマ(心的盲点)が増えます。
身体の動きも固く柔軟さや優雅さがなくなります。
身体も精神も丹田によって安定感や奥深さ、重厚なエネルギー感が生まれます。
これはその人のスケール感、その人の放つオーラと直結していて、セルフイメージを高めることにもつながっていきます。
丹田のヒーリングの仕方
丹田と思って感じるだけでも十分ですが、気の球を作って丹田と書き込んでその球を錬ったり、気の球を丹田に封入したりすることで、丹田が次第にはっきり意識にあがり開発されていきます。
出来るだけ強い気の球をイメージして、それを下丹田にぐいぐい強く押し込んでいくような臨場感があるととても良いです。
下丹田は強く鍛えるイメージがあると良いです。
ポイントは丹田を通して身体開発をしていくことでメンタリティが変わり、セルフイメージや性格まで変えられるという意識を持つことです。
もちろん気功も上手になります。
何年もかけて作り込んでいくという気で、ゆっくりじっくり関わっていくことで、しっかりと丹田が意識できるようになっていきます。
丹田がよりしっかり意識できるようになるほどに、堂々としてきたり、自信がついてきたり、許容力や包容力がついたり、体力がついたり、身体の使い方が変わって動きが洗練されたり、心身ともにいろいろな変化を感じることでしょう。
気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。