大周天とは何か。
気功では宇宙と身体が循環する状態を指すと言われますが、
実際には空間認知を広げる実践でもあります。
大周天で広がる空間認知
大周天という言葉を聞くと、
多くの人はこう思うかもしれません。
とても高度な気功。
長い修行をしないとできない技。
実際、伝統的な気功では
長い実践の後、小周天を習得してから大周天へ進む、
という体系がよく語られます。
これは間違いではありません。
ただ同時に、
もう少しシンプルに大周天を理解することもできます。
大周天とは、
身体の外側の空間まで意識を広げる練習
とも言えます。
普段、私たちの意識は
ほとんど身体の内側に閉じています。
呼吸
身体の感覚
頭の中の思考
しかし気功では、
この注意を身体の外側へと広げていきます。
部屋
空間
周囲の気配
そうしたものを同時に感じ始めると、
身体の感覚は大きく変わります。
空間を感じることで身体は変わる
人の身体は、
空間の認識と強く結びついています。
空間を狭く認識すると
身体は緊張します。
逆に、
空間を広く認識すると
神経系は安心を感じます。
気功では、この仕組みを使って
身体の状態を変えていきます。
つまり大周天とは、
空間認知を広げる気功
とも言えるのです。
イメージによって
注意
身体感覚
神経系
こうしたものが同時に働くことで、
実際に、身体の感じ方が変わっていきます。
初心者でもできる大周天の練習
ここでは
とてもシンプルな大周天の入り口を紹介します。
立っても座っても構いません。
まず姿勢を整えます。
骨盤を軽く立て、
背骨を自然に伸ばします。
頭頂が上から糸で引かれているような感覚です。
次に、
自分の周囲の空間を感じていきます。
左
右
前
後ろ
上
下
この6方向を
順番に意識します。
例えば左側を見るときは、
壁
窓
空間の広がり
そうしたものを
丁寧に感じます。
それを右側、前、後ろ、上、下と
広げていきます。
そして最後に、
この6方向を同時に感じます。
すると意識は
自分の身体から
部屋全体へと広がっていきます。
これが
大周天の入り口です。
大周天とは「情報身体」を広げる練習
気功では、
身体を物理的な身体だけでなく
情報としての身体
としても捉えます。
自分が感じている世界。
自分の身体の感覚。
空間の広がり。
これらはすべて
自分の中の情報として存在しています。
大周天の練習をすると、
この情報身体が広がります。
部屋
家
街
空間
意識が広がると、
身体の感じ方や
セルフイメージも変わっていきます。
気功では、
こうした変化を通して
身体と心の状態を整えていきます。
気功は身体と世界の関係を学ぶ実践
気功とは、
イメージと身体感覚を通して
自分の世界の感じ方(認知)を整えていく実践です。
ただしこれは
単なるイメージトレーニングではありません。
軸
丹田
身体感覚
こうした基礎が整うほど、
大周天の体感も深まります。
本来の気功では
こうした基礎を何度も繰り返しながら
少しずつ身体の理解を深めていきます。
気を理解することは、
人間という存在を理解することでもあります。
だからこそ気功は、
単なる技術ではなく
身体と生命を学ぶ実践でもあるのです。
気功を本格的に学びたい方へ
三和氣功では、
身体
呼吸
空間認知
こうした基礎から
気功を学んでいきます。
気功に興味がある方は、
こちらの記事も参考にしてみてください。
氣功師・ヒーラー
中国の伝統氣功と認知科学の知見をもとに、無理をせず、自然な流れに還るための氣功とヒーリングを伝えている。三和氣功が大切にしているのは、何かを変えたり、足したりすることではなく、本来の自分に還ること。
頑張ることを手放し、ありのままの状態に戻ったとき、
人はもともと備わっている力や調和を自然と思い出していく。
氣功を人生を操作するための方法ではなく、自然体で生きるための智慧として提案している。