馬光文 ─ 伝統医学氣功の継承

馬光文 ─ 伝統医学氣功の継承者

50年以上にわたり、
中国と日本で氣功の探究と施術を
続けてきた
三和氣功創始者・馬光文(まこうぶん)

現在は長年の修練と活動を終え、
静養の時期を迎えています。
直接の施術や指導はすでに
行っていませんが、
その教えと哲学は
「三和氣功」の根幹として、
今も息づいています。

このページでは、
彼が体系化した伝統医学氣功を通して、
三和氣功の源流に触れていただければ
幸いです。

氣功は“情報”を扱う医術

馬光文は語ります。

「病とは、不要になった情報(氣)である。」

身体に現れる痛みや不調は、
氣(情報)の滞りや歪みが
“現象”として現れたもの。
したがって治癒とは、
失われた自然の情報秩序を“本来の
状態へ戻す”プロセスだと考えました。

氣功の本質は、
情報(氣)を
意念によって整える技術
です。
彼の施術では、氣の情報操作に加えて、
中医学の陰陽・五行・経絡の理論、
さらに現代医学の知見を自在に組み合わせ、
“イメージ(意念)”を通じて氣を動かし、
内臓や神経・骨格など身体の深層へ
穏やかに働きかけます。

「氣はエネルギーであり情報である」

馬光文は、
氣の本質を次のように定義しました。

「何かが存在するところには、必ず情報がある。氣はその情報であり、同時にエネルギーである。」

現象の背後には、必ずそれを
生じさせる情報=氣があり、
その氣は意念(イメージ)という情報
によって変化します。
意念が変われば氣が変わり、
氣が変われば現象が変わる。
この理解こそが、
彼が「氣功は科学だ」と語った真意でした。

内臓に働きかける氣功整体

「氣と血の質を整えるには、
内臓を元氣にすることが要です」
──馬光文。

多くの不調は氣や血の滞り、
質の低下から生まれます。
筋肉をほぐすだけでは
一時的な改善にとどまり、
根本的な回復には至りません。

馬光文の氣功整体は、
意念の力で氣を身体の深部に
浸透させ、
内臓機能を高め、
氣血の循環を再び整えることで
自然治癒力を呼び覚まします。

「信じる力」が氣功の核心

氣功において最も大切なのは、
意念(イメージ)と信念

「氣功の極意は“信じる力”にある」──馬光文

氣功師自身が「必ず良くなる」と信じ、
クライアントも
「氣が届く」と思うことで、
氣の情報はより明確に伝わります。

治癒とは、“信じる情報”が身体に
書き換えられること。
だからこそ、
氣功は偶然の奇跡ではなく、
意識と情報の相互作用による
科学的現象
なのです。

馬光文の氣功師養成の理念

彼は、氣功師を育成するにあたり、
いくつかの方針を持っていました。

① 多くを学び、少数を深める

数多くの氣功を体験し、
その中から自分に合うものを選び、
徹底的に磨く。
40種類以上を教えた上で、
各自の得意を伸ばすことで
氣功理解が深まり、
総合的な実力が上がると説きました。

② まず氣功師の身体と心をつくる

どんな技も、扱う器が
整っていなければ功を為しません。
初級では体質改善と基礎理解、
中級・上級で意念氣功や
医学氣功へ進む段階的指導を
実施しました。

③ 自分の氣を使わず、宇宙の氣を使う

氣功師が自らの氣を使うと消耗し、
短命になります。
そこで「採宇宙之氣」──宇宙の無限の
氣を取り入れて施術することを徹底。
これは三和氣功にも
継承されている基本原理です。

④ まず邪氣を抜く「抓病氣(ざびょうき)」

濁った水を入れ替えるように、
患部の邪氣を取り除いてから
新しい氣を注ぐ。
この“浄化→調整→充填”の順序は、
三和氣功のヒーリングにも
応用されています。

⑤ ワンツーマン/少人数制の徹底

氣功は個性によって理解も
体感も異なります。
そのため、一貫して少人数または
個別指導を貫きました。
「分からないままでは楽しくない。
楽しくなければ理解できない。
理解できないと続かない」
──その信念が、今の三和氣功の教育方針の礎です。

馬光文の氣功施術・応用例


氣功診察:氣の状態を感じ取り、原因を診る方法
外氣施術:氣功を用いて患部に外氣を注ぐ方法
氣功鍼:氣の鍼で情報場に刺激を与える方法
遠隔氣功:離れた場所に意念で働きかける方法
邪氣抜き(抓病氣):病氣の原因となる氣を取り除く方法
氣功整体:外氣を用いたオリジナル整体マッサージ
氣功外氣アロマ:アロマトリートメントに氣功を融合
氣功耳つぼ:氣を込めた粒で耳つぼを刺激
氣功外氣かっさ:外氣をかっさに流し施術
氣功痩身:呼吸法と氣功で代謝・循環を促す

痛みによく効く「邪氣抜きの氣功」

馬光文が創作した
邪氣抜きの氣功技術は、即効性が高く、
「痛み止めの氣功」として
知られていました。
坐骨神経痛・ぎっくり腰・肩こり・
関節痛・頭痛など、
生活の中で生じる
多くの痛みに有効で、
他の不定愁訴にも応用が可能です。
術理を理解すれば、
誰にでも再現できる氣功技術です。

馬光文の歩みと現在

かつて氣功が国家資格として
認められていた時代、
馬光文は中国国家認定氣功師
として登録され、
医療氣功の発展に尽力しました。

以後50年以上、日本と中国を
往来しながら施術と教育に携わり、
数えきれない人々の心身の
調和を取り戻してきました。

現在は日本で療養生活を
送りながらも、
その教えは「三和氣功」の
講座・ヒーリング・教育の中に
生き続けています。

彼が生涯をかけて伝えたのは、
「氣は情報であり、
癒しとは本来の秩序に還ること」。
その智慧は、明香(あすか)
による三和氣功の実践と教育の中で、
今も静かに受け継がれています。

🌿 体験者の声

(千葉県在住 S.H様・70代女性)
長年、さまざまな病気と向き合ってきましたが、
三和氣功に通ううちに血色も戻り、体調が整ってきました。
手の凍傷で感覚を失っていましたが、今ではペンを持てるようになりました。
動悸に悩んでいた心臓も落ち着き、身体全体の血の巡りが良くなったのを感じます。
「すべての医学を超えた氣功」と出会えたことに心から感謝しています。

(東京都在住 K.M様・50代女性)
原因不明の高血圧と不整脈で救急搬送された翌日、先生の氣功を受けました。
病院でも取れなかった胸の苦しさが、背中をさすってもらい督脈を通された途端に軽くなり、
驚くほど呼吸が楽になりました。
「氣が流れる」とはこういうことかと実感しました。

馬光文という人物の生涯と、その想いの軌跡を知りたい方はこちら。
馬光文の物語 ― 伝統医学氣功を生きた人生

膝の痛みの外気治療

実際の施術風景:ギプスの上から施術中(撮影当時)

遠隔気功治療

実際の施術風景:アメリカに遠隔治療中(撮影当時)

実際の施術風景:氣功診察中(撮影当時)

2018年12月18日