他の誰でもない自分の人生を楽しむために~人生がうまくいく氣の使い方
一人一宇宙~自分の世界は自分がすでに創造している
「一人一宇宙」という考え方を知っているでしょうか?
三和氣功では頻繁に出てくる概念です。
私たちは同じ時間同じ空間に存在しているようでいて、実は一人一人別の世界に生きているという意味です。
あなたはどんな世界に生きていますか?
良い人生とは、自分にとって生きるに値する素晴らしい世界を生きる人生のことであるとも言えますよね。
では、そんな素晴らしい世界をどう作ればいいのでしょうか?
実はすでにもうあなたは自分が望んだ世界を自分で作り出しているのです。
こんな生きづらい世界を作った覚えはありません、私もこんな苦しい世界を辞めて、素晴らしい世界に住みたいです、そう思うかもしれませんが、
あなたはあなたの生きる世界をすでに創造している、実際そうなのです。
まずはそれを自覚することが大事です。
気功的に表現すると、自分の「気」が自分の世界を作り出すということになります。
例えば、世界は人と人が争う悲しい場所だ… という「気」を放つと、世界が悲しい場所であることを証明するような出来事を沢山体験するようになります。
その結果、人と人が争う悲しさを自分自身が味わい続け、ほらやっぱり世界は悲しくて生きるに値しないところだと思うので
実際に世界は悲しくて生きるのがますます辛い場所になっていきます。
もし今幸せではないと思っているなら、そのようにして長年幸せではない「気」を発してきた結果、幸せではない世界を生きているのだということを理解しましょう。
世界は自分の心の写し鏡であるということを聞いたことはないでしょうか?
自分の気が自分の世界を作り出すという「気」の法則と表現は違いますが全く同じことを説いています。
自分の内面から生まれるエネルギーが外側の世界をつくりだしているので、自分の心の在り方、自分の考え方によって外的世界は全く違うものになります。
現実は自分の内部表現そのもの、つまりその人の現実はその人の脳内世界であるというのが認知科学的な根拠です。
一人一人の脳、心の在り方は全く違うので、「一人一宇宙」が成り立つのです。
自分の思い込みの世界があなたが今生きている現実です。
すでに世界を創造する力=「気」を誰もが手にしています。
情報=「気」が先で物理が後(情報が物理を生み出す)というのが氣功の大前提ですが、
問題はその「気」をどう使っていけばいいのか、使い方を学び、パワーを高めることに気功の目的があります。
内なる調和を得る
ではその「気」を使いこなすために最も大切なことは何でしょうか。
気とは何かといった最も基本的な理論や、習得の仕方などはすっ飛ばして、核心に触れていこうと思います。
コーチングやカウンセリングでは潜在意識にある思い込みを書き換えたり、未来に意識を向けることによってマインドの力によって現実を創造していくことを実践しますが、
気功では、気の力を高めることによって現実創造の力を得ることが出来ると考えます。
現実を創造するパワーを高めるために最も大切なこと、それは内なる調和を得ることです。
陰と陽はエネルギーの性質としてそれぞれに特徴があります。
動と静、柔と剛、与える受け取る… など。
そのエネルギーの方向性は「矛盾」の関係にあり、正反対で分離していますが、本質的には時間と空間の制限のあるこの世界ならではの錯覚にすぎません。
内なる調和とは、分離している真逆のものを統合し調和させることによって得られる、一体感や超越的な感覚です。
本当は一つのものをわざわざ分離させて体験するのがこの現実であり、本当は一つであるという本質から遠ざかるほどエネルギーがコントロールできずに、分離した感覚に苦しむことになります。
分離感とは、自分と人とは別の存在であるという比較や葛藤によって生じます。
私は~さんと比べて劣っているからダメ
両親を喜ばせることが出来ない自分はダメ
私の気持ちを理解してくれないなんてひどい… など
ネガティブな感情をもとに、ネガティブな信念や前提が生まれます。
私たちを過去に縛り付けているこのような不適切な信念やセルフイメージ、前提も根本には「分離感」があります。
つまり調和していない状態です。
分離感や葛藤が強いほど、内なる調和による一体感や安心感の中から湧いてくる衝動や直感といった創造的なエネルギーが受け取れません。
調和がとれていない時、私たちの「気」は分離感にとらわれている身体の「生き残り」のために使われることになります。
肉体レベルでは、「生存」が最も重要なプログラムとして無意識に組み込まれているので、人と競争して勝つことによって生き残ることや、人に受け入れてもらうことで生き残るために奔走することになります。
でもこのレベルにとどまっていると、ほかの動物とさして変わらないといえるでしょう。
人間には、分離感が幻想であることを見抜き、この世界の本質を知ったうえで世界を創造していく力があります。
この世界は分離しているように体感しますが、本来はコインの裏が見えているのか表が見えているのか、それくらいの違いしかないわけです。
この世界は「矛盾」で成り立つことを理解していくことで調和が起き、その矛盾、分離がゆえに生まれる創造のエネルギーを使うことが出来るようになります。
中国の神話にたくさん登場する「仙人」たちは、まさにその力に目覚めた人たちでした。
世界を創造する自分のパワーの源を自覚する
内なる調和を得ると、創造エネルギーの源泉に気づくことが出来ます。
気の世界では、大いなる源である「原初の虚空」から生まれる気によってこの世界が創造されていると考えられています。
大いなる源とは、すべてがあってすべてがない、陰陽未分化の凝縮したエネルギーの固まりです。
そこから陰と陽の気が分離し、相互作用を起こすことによってさまざまな事象が生じ、世界が作られます。
私たちの目には、良いこと悪いこと、光も影、一つ一つが分離した物事に見えますが、大いなる源から見ればすべては一つ。
すべては大いなる源が姿かたちを変えて現れたもの、それがこの世界です。
私たちがこの世界の真の創造主、つまり本当の自分の目的、魂の目的に沿って現実を創造していく存在になるためのポイントは、自分の内に大いなる源を見出すことです。
自分の大いなるパワーの源、気功ではそれはおへそと命門の間にあると言われていますが、パワーの源を活性化していくにはやはり自分の内なる(陰陽の)調和と統合がポイントです。
セルフラブパワー
内なる調和を手に入れて、大いなる源と一体となることが、古来、気功の目的でもあったわけですが、
難しい話は抜きにして、結局調和って何なの?内なる調和とは結局どうすれば手に入るのかというと、端的に言えば自分で自分を愛することによって生まれます。
セルフラブ。
あなたはご自分のことが好きですか?
気の世界における「セルフラブ」とは単に自分を大切にするとか愛するということを超えて、自分の中にあるあらゆる葛藤や分離感がない状態のことを指します。
正反対のベクトル、好きと嫌い、与えることと受け取ること、動と静、光と闇を統合することが究極の「愛」です。
内なる男性性と女性性の統合と言ったりもします。
この状態を最も簡潔に示した、有名な言葉が「無為自然」です。
無為自然は老子の言葉ですが、これを説明するために老子は様々なたとえを使っています。
「上善如水」のその一つです。
老子が言うには、無為自然とは、赤ちゃんのような状態を指します。
疑うことを知らず、オープンで、遠慮もなく、自分の欲求に素直であること。
自分の中に全く分離のない、愛そのもの。
それが赤ちゃんです。
赤ちゃんの泣き声は周りの大人の誰よりも大きいですが、そこからセルフラブパワーがいかにパワフルかがわかるかもしれませんね。
対他者、対環境、対世界、対外的な葛藤や分離感は、本質はすべて自分の内側の葛藤や分離感の反映です。
たとえば、他人に裏切られるのは、自分が自分を信じられず裏切るから。
誰も私のことをわかってくれないのは、自分が自分のことを承認しようとしないからです。
自分が自分を愛さないこと、自分が自分を信頼できないことがすべての葛藤の根本にあるわけですから、あらゆる人生の問題の根本的な解決には「セルフラブ」が不可欠です。
陰陽調和とは愛なのです。
愛し愛されることや与え受け取ることが自分の内側で完結している時、「自分」という制限を超えた気の流れが生まれ、自分の意図や意志にかなった人生が創造されていきます。
その気の流れを使いこなすことが気功の目的と言えるでしょう。
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気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。