心の傷は治らない?
よく、身体の傷は消えても心に受けた傷は消えないのよ!!とか、心の傷は治らないのよ!!って言う話ありますよね。
本当にそうでしょうか?
結論から言えば全くそんなことありません。
身体には自然治癒力があるけど、心にはないから?そうではありません。
人間は物理次元から情報次元に至るまで生命現象を営んでいる生き物です。
それは人間だけが持つ大脳があるからです。
状態を一定に保とうとする恒常性維持機能、別名ホメオスタシスと言われる無意識の働きが情報次元にまで及んでいるのが、人間が他の動物と決定的に違うところです。
ホメオスタシスが情報空間にまで及んでいると言う意味は、例えば、「私は最高に美しい」と本人が思い込んでいれば、「自分は最高に美しい」ということを証明する環境をちゃんと自分で作ることができるということです。
自然治癒力はホメオスタシスによって働くので、自然治癒力は情報空間にも機能します。
だから、ホメオスタシスが正常にセットされていれば、心配しなくても心に受けた傷も放っておけば自然治癒するのです。
もし心に受けた傷は消えないというなら、それはその言葉によって生まれた傷は消えないという思い込みに対してホメオスタシスが働き、そうなっているだけです。
自分を支配しているのは「情報」にすぎない
物事や人間関係がうまくいかない、病気が治らない、体重が減らない、お金が入ってこない… もろもろの悩ましい状況は、本質的には、そこにあなたのホメオスタシスが働いているからということになります。
いつもいじめられる私、いつも失敗する私、いつも苦労する私、いつも貧乏な私、病人な私… その情報場に対してホメオスタシスがセットされていれば、常にその自分を証明するために無意識は働こうとします。
それはどれくらい無意識かといったら、あなたが発汗をコントロールできないくらい、心臓の動きを止められないくらい無意識です。
もしもあなたがそんな自分にほとほと愛想を尽かして、もう次に進みたいと思ったときに注目すべきは、あなたをいじめる人ではなく、いつも自分に恥をかかせる部下でもなく、失敗する自分でも、病気でもなく、自分を傷つけた誰かではなく、自分がどんな情報に縛られているのかということ。
あなたという存在を作っているセルフイメージや、自分らしさや、個性や、性格などは、すべて情報です。
それは子供の頃に親にさんざん言われた言葉かも知れないし、過去にたまたまかけられた言葉かも知れません。または体験の中から自分で認識した言葉かも知れません。
いずれにしても、あなたのキャラクターや能力は、様々な情報によって決定され顕在化しています。
私はお金が稼げない、私は病人だ、私は陰気だからいつも見捨てられる… そのような自分らしさ、自分のはまっているパターンなど、あなたに関することはすべて情報の寄せ集めによって生まれているのです。
それがあなたが支配されている情報です。
あなたはなかなか状況は変えがたいと思っているのかも知れません。
でも、あなたが心の中でつぶやいている悩みや不満や自己否定の言葉は紙に書き出してみると、それは単なる言葉の羅列であり、情報に過ぎません。
あなたのホメオスタシスはそうした、単なる情報に臨場感を感じて働いているだけなのです。
あなたがこれが現実だ、これが私だと体験することはすべてあなたが臨場感を感じている情報によることなのです。
そんな情報の羅列は、別の情報によって書き換えることができます。
自分にふさわしい情報を自由に選べる
ここまでお話しすれば、「心の傷」という情報が心の傷を生み、「心の傷は治らない」というあなたの臨場感が心の傷は治らないという現実を作り出すことがおわかりになるでしょうか。
例えば、絶対的存在に思える「神」という存在も、あなたの言葉が情報空間に生み出した存在に過ぎません。
心の傷から、幽霊や神に至るまで、すべてあなたが存在させているわけです。
つまり、自分を支配しているように見える情報は、実はあなたが、主体的にではないにしろ、過去に採用した情報にすぎません。
言い換えれば、あなたはこれから「自分」とって重要な情報を、宇宙の無限の情報リソースの中から自由に選んで自我を作り出すことができるということです。
あなたが理想を手に入れるためにやるべきことは、今この瞬間から自分にふさわしい情報を自由に自分で選び出すことなのです。
気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。