心身一如の鍛錬法

今日は伝統気功についてお話ししてみようと思います。

気功は単なる健康運動ではありません。

運動という意味でははっきり言ってエクスサイズにもならないほど簡単で、
地味でカロリー消費の少ない運動にみえます。

ところが、実際には身体が温まり、汗をかきます。

気功を毎日やるだけで腰痛や肩こりが改善した、下半身が安定した、
具合の悪さがなくなった、元気になった…、 という方は
沢山いらっしゃいますし、

中には自然に痩せた、喫煙の習慣が自然になくなった、
オーラがみえるようになったという方もいらっしゃいました。

なぜ、この地味な動きがこれほどの成果を出すのか。

それは、その動きにイメージと、それに伴う非言語の感覚(気感)を
伴わせるからです。

全身を使って運動と非言語でのワークを同時に行うからです。

この身体の運動と体感、そしてイメージが連動する、
心身一如のワークといっても良いですね。

体験された方はおわかりだと思いますが、
身体の動きに合わせ、呼吸に合わせて
気をイメージするように指導されます。
やがてイメージが気感そのものとなり、
身体の感覚が磨かれていきます。

身体の動きに合わせ気が動き、イメージすることで気が動き、
それが変性意識を生み身体をリラックスさせ、
心が自然に書きかわっていきます。

例えば、
気持ちが落ち着く、穏やかになる、気分が良くなる、
清々しい気持ちになる、どっしりとした気持ちが出てくる、
気分が明るくなる、集中力を生む… などです。

練功をする際には、
イメージ(情報)を「気感」というある種の体感覚に変換する脳の機能
が稼働しているので、

物理(身体)だけではなく、実は情報空間(脳)での
膨大な量のトレーニングが行われていると言えます。

物理と情報は地続きですから、
激しい運動や負荷のほとんどない運動にもかかわらず
循環が良くなり、発汗します。
身体が緩み、自然に抽象度が上がります。

ですから、気功の練習を終えた後は
くよくよ悩んでいたことを忘れたり、
心が広くなって寛大になったり、
清々しく生まれ変わったような気持ちになったりするのです。

これは身体が書き換わり、同時に心が書き換わるからです。

心身が書きかわる体験を繰り返すことで
知らない間に身体と心が洗練されていきます。

気という感覚がより鮮明になり、身体や心に起きる変化も
様々に、そしてより詳細に意識に上げられるようになります。
これを抽象度が上がると表現することもあります。

実際に身体を使い、動かすことにより身体が意識に上がりやすく、
身体をわかりやすく書き換えてくれるという点で
伝統気功を実践することはとても理にかなっています。

 

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