気功を実践することの第一の目的は
自らが進化し、成長を続けていくために気功を活用することです。
人間には、人間であるが故の
「変わりたい、成長したい」という自我の欲求があります。
しかし、実際に現状をつくり出しているのは無意識であり、
無意識はプログラミングされたアルゴリズムに乗っ取り、
現状を維持しようとします。
ですから人が成長するときには、無意識のアルゴリズムを崩して、
現状の自我の殻を破り、その外へと出ていく必要があります。
そしてこの際に当然ながら無意識の抵抗が起きます。
現状から逸脱するのを引き戻そうとする無意識の力が働きます。
いわゆるホメオスタシスの抵抗ですね。
そして、その抵抗にあらがえず原状に戻るか、
なんとかその抵抗をやり過ごして現状の外へ抜けていきます。
人が進化し、成長する過程には、
一定のサイクルというのがあります。
これを進化成長モデルと表現してみても良いでしょう。
このサイクルを知っておくことで、
人が現状の外へと出て成長をし続ける有り様がわかりますし、
自分自身をそのサイクルの中で客観的に捉えやすくなります。
そのサイクルのはじめには
まずコンフォートゾーンといわれる「現状」があります。
そしてそこに変化への欲求が生じます。
「このままで良いのだろうか」とか
「もっとこうであればいいのに」という
変化すべき課題が出てくるのです。
次にそれに対して抵抗が起きます。
変化できないことの様々な理由が見つかったり、
不安や恐怖などの情動、身体的不調など、
心身ともに不安定な状況を体験します。
この段階で選択肢は二つ用意されています。
一つは抵抗にあらがわず現状に戻ることです。
でも、現状に戻ってしまっても、
必ず再び変化への欲求はやってきます。
そして、もう一つはその抵抗の中に留まり続けることです。
そのホメオスタシスが揺らぐその混乱に留まり続けると、
無意識は新しいアルゴリズムの計算をはじめます。
そしてあるとき、
トンネルを抜けるかのような静かで軽やかな感覚がおとずれます。
嵐が去ったあとの静寂であり、虚空です。
そしてその後に変容がおきます。生まれ変わりですね。
新しい自我が目覚め、現実が動きます。
そして、ついに新しいコンフォートゾーンが誕生するのです。
それは一見、元の場所に戻ったかのように見えることもありますが、
確実に新しいレベルに移行して体験しています。
【コンフォートゾーン】▶【変化への欲求】▶【抵抗】
▶【元に戻る】/【留まる】▶【静寂】▶
【新しいコンフォートゾーン】▶▶▶
でも、やがてこのコンフォートゾーンの中からまた
変化への欲求が生じ、新しいサイクルが始まります。
このようにして、人間の自我は変化と成長を求めて、
スパイラル(螺旋)を描いて抽象度の階段を上がっていきます。
それが生きるということであり、
人間の自然なあり方です。
この螺旋のサイクルを知っていれば、
あなたが悩みや困難の中にあるとき、
変化しようとして苦しみの中にあるとき、
それは次のレベルへと移行しようとするチャンスである
ということがわかります。
そしてこういうタイミングにあるときこそ、
どんどん気功技術を活用したり、
気功によって身体を観るということを続けていけると、
それは、かなり大きな助けになります。
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気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。