氣の力をレベルアップさせたいなら、右脳と左脳をバランスよく使えるようになる方がいいです。
氣は感じるものなので、右脳の使い方が重要だと思われるかもしれないですが、右脳に偏ると氣の扱いに手を焼くようになったり、臨場感を感じすぎてある情報領域から出てこられなくなってしまいます。
右脳によって感じられる特定の世界に限定された氣の使い方になる結果こんなことになります。
- 物理的な感覚のみに意識が偏り、情報領域(心の領域)に意識がいかない
- 情報領域に臨場感を感じすぎて自他の区別がわからなくなる、混乱して氣が使えない
- 感じていることを客観的に理解できないので氣の扱い方に限界がある
一方、認知科学や脳科学で氣功をとらえなおす現代氣功だけをやっていると、学問として「氣」を扱うので、左脳に偏ってしまう人も少なくないです。
左脳よりの人には現代氣功はとても面白いでしょうが、右脳よりの人にはさっぱりわからないということになるでしょう。
左脳に偏っている人は、難しい認知科学の理論は理解できるのに氣を感じるということがわからないので氣が使えないですね。
氣は感じることで成り立つのに、机上の空論で終わってしまう感じです。
- 氣の理屈は理解できるのに氣を書き換えることが出来ない
- 氣を感じているかどうか思考してしまう
- 感情や体の感覚を意識に上げられないので氣を操作できない、変化がわからない
こんな問題を抱えてしまいます。
右脳の人はいい道具を持っているのに使いこなせていないタイプで、左脳の人は最新マニュアルがあるのに道具が古いか、マニュアルだけ持っているようなタイプと言えばわかりやすいでしょうか。
いずれにしても情報の見方に偏りがある、つまり抽象度が上がりきらないので、限定的な「氣」の使い方になります。
右脳の人は情報を感じることはできるけれど、その情報をどう処理したらいいのか、どう扱えばいいのか、そもそも、その情報って何なのかがわからないので、知識を学び氣とは何かを考察していくということが必要になります。
一方左脳の人は思考を使って氣を認識することは上手なので、感情や身体を使って氣を認識する練習を積み重ねることが大事です。
右脳と左脳、両方を使って氣を認識できるようになると、もともと右脳の人は氣のことが整然と見えるようになるでしょうし、もともと左脳の人は自分の身体で情報を取りに行くというようなことが感覚的にわかるようになるでしょう。
いずれも抽象度の高いポジションから氣を扱えるようになるので、より大きなエネルギーを使うことが出来ます。
右脳に偏っている人は目に見えないものを感じる力だけに重きを置かれがちですが、目に見えないものだからこそ理論と知識が求められるのです。
左脳に偏っている人は客観性と再現性は大事ですが、目に見えないものだからこそ「感じる」ことが出来ないとそもそも意味がないということになります。
現代に生きる私たちは、科学に裏付けられた理論と知識を手にすることによって、昔の人に比べたら圧倒的に短時間で簡単に氣を扱えるようになりました。
それは右脳だけではなく、左脳も両方を使って氣を理解しようとするからです。
情報を感じる「感性」と、感じている情報を御する「知性」がバランスよく備わってくると、だんだんと一流の氣功師になっていくことが出来るのです。
気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。