痩せて美しい身体は年齢を重ねたらもう手に入らないのか
ダイエットは、飽食時代を生きる現代人の永遠のテーマといっても良いでしょう。人類の歴史の中で飢えは長い間人類が克服するべき課題であったために、人間の身体は飢餓に対応するための仕組みは備えていても、飽食で受けるデメリットに対応する機能に関してはまだまだ未発達だといわれています。
基礎代謝率が高い10代や20代の若い頃はなんとかなったとしても、経験的に適度に痩せた健康的で理想的な身体を維持することはとても難しいという共通した認識を大人の私たちは持っているのではないでしょうか。
痩せたいという気持ちはとても強いのにどうしてもジャンクフードがやめられない。明日からダイエットしよう!と決めるのに、どうしても食べてしまう。このままでは身体にもよくないって分かっているのに過食してしまう。
そんな自分が嫌になって、どんどん気持ちがふさいでしまい、ますます食べてしまう。そういうことありますよね。
そんなに食べていないのに、どうして体重が減らないのか。運動もしているし、食事の内容にも気を使っている、食べる量を減らしている、でも痩せない。頑張っているのに、結果が出ないとがっかりするし、我慢を続けていつまでも頑張り続けるのは苦しいですよね。
だんだん基礎代謝も筋肉量も落ちてきて若い頃のようにはいかないと理想をあきらめたり、今のまま、ありのままの自分で十分なんだ!と自分を納得させるのも、ちょっと悲しいですよね?
食べるのをやめられない自分はダメだと自分を責めたり、体型が崩れたり、そんなに食べてないのに体重が増えるのは年齢のせいかな、と半ばあきらめて落ち込んだり、若い人達をうらやましいと感じてしまったりして、自分で自分のセルフイメージを下げていませんか?
年齢を重ねたら、基礎代謝が落ちて筋肉量が減るのは事実です。そういう意味では若い人達みたいに簡単痩せたり、体型をキープしたりすることは、徐々に難しくなるのは仕方がないことかもしれません。
では、30代、40代を越えた大人は、こうなりたい!という理想の自分の基準を下げたり、年齢を重ねてやせにくく太りやすくなった自分をしぶしぶ受け入れて生きていくしかないのでしょうか。
そんなことはありません。人が太る仕組みを理解し適切な行動をとれば、いくつになっても私たちは自分の体重を自由にコントロールできるばかりか、理想の自分を実現しながら健康レベルを上げて、元気に若々しく歳をとっていくことができるのです。
人はなぜ太るのか
なぜ食べ過ぎてしまうのか
自分にとって居心地の悪い感情や、直視したくない問題にぶつかったときなど、過度のストレスがかかると脳は苦痛を覚え、それを打ち消す快感を得るために、衝動的に食べ過ぎるという現象が起きます。
参考記事:食べてしまって罪悪感を感じる人が知っておきたい暴飲暴食のメカニズムと気の枯渇
後で詳しく解説しますが、ポイントは、自分の意志が弱いからと自分を責めたり、自分を意識的に何とかしようとするのではなく、無意識レベルで過度のストレスを感じる何らかのトリガーが自分の中にあるために、自分の意志にかかわらず食べ過ぎてしまうのだと、客観的に自分をみてみることです。
ストレスホルモンが肥満を招く
現代人はストレス社会の中で生きています。人間関係、仕事、健康、経済… 色んなことにまつわるストレスを毎日継続的に感じて生きている、それが私たちですね。
そして、ストレスを解消するために過食になり、その結果として太ってしまうと一般的には考えられています。
けれど実は過食だけではなく、私たちが感じているストレスそのものが太る原因を作っているのです。
ストレスにさらされると、副腎皮質からコルチゾルというホルモンがでます。コルチゾルには次のような働きがあります。
・消化機能を低下させ筋肉の血流量を増加させる
・代謝活動を低下させる
・血糖値を上げ、積極的に筋肉でのエネルギー利用を促進させる
・タンパク質を分解して血糖値を上げ、エネルギー源を確保しようとする
基本的にはこのようなコルチゾルの働きは、何か身体的な危険を回避するためにとても重要なものです。
身の危険が迫ったときには、目の前の敵から逃げるか、目の前の敵と戦うか、そのどちらかの目的ために身体の機能のすべてを集中させないといけません。そのためのホルモンがコルチゾルです。コルチゾルが分泌されなければ、生死の危険を回避することが私たちは出来ないのです。
でも、一旦危機が去ればコルチゾルは分泌されなくなり、身体は危機回避ではなく、消化や代謝といった通常の生理機能ためにリソースを割くようになります。
ところが、現代人は、長期にわたる心理的ストレスにさらされているために、結果的に現代人はコルチゾルが長期にわたり分泌され続けるという状態に陥っています。
人間の身体はコルチゾルや血糖の短期的増加には問題なく適応できても、継続的で長期的な増加には上手く対応してくれません。
長期的な心理的なストレスを感じ続けることで、コルチゾルの分泌が続き、その作用で血糖値も高い状態が継続していきます。
コルチゾルの継続的な分泌により血糖値が高い状態が維持されることが、太る身体を作るサイクル「太るモード」のスイッチを入れてしまいます。
血糖値が上昇すると、血糖を下げようとするインスリン(膵臓から分泌されるホルモン)が多量に分泌されるようになってしまいます。
インスリンが脂肪を蓄積させる
インスリンは血糖値を下げて余った糖(=エネルギー源)を脂肪に変換して蓄積するはたらきがあります。
コルチゾル量が長期にわたり分泌されると血糖値が継続的に高い状態になり、それを下げるためにインスリンが過剰に分泌され、結果的に蓄積脂肪が増える。
ストレスを抱え続けると、こうしたサイクルが身体の中で回り続けることになります。
長期にわたるストレスは、コルチゾルの継続的な分泌をうながし、それが血糖値が高い状態とインスリンの過剰分泌を招いて、結果的に蓄積脂肪が増加しBMI値の増加を招くのです。
気功とストレスコントロール
脳の苦痛系は「太るモード」をオンにし、報酬系で「やせるモード」がオンになる
精神的心理的ストレスが、どのような理由で「太る」原因になっているのかを理解することは、体重をコントロールする第一歩です。
「知る」ことで私たちは対処が出来るようになり、結果に対する評価もしやすくなります。逆に闇雲に食事制限をしたり運動量を増やしても、10代や20代の若者はいざ知らず、私たちは思ったように効果が得られくいということです。
メカニズムを知って賢くやせる、これが大人のダイエットには大切です。
なぜ効果があるのか、何の目的でやるのか、こうしたことを一つ一つ理解していくことでダイエットを上手くコントロールすることが出来るようになります。
気功を使ったダイエットでは、気功によって脳の報酬系をオンにさせていきます。
脳の報酬系とは、何か心地よいことが起きた時に活性化され、脳が快感を覚えてリラックスする脳内システムのことで、動物的な意味においては、種の保存に必要な生殖や生存のために必要な食事などの際に稼働するようになっています。
報酬系が活性化している時には脳内には快楽ホルモンが分泌され、身体はリラックスして消化機能が高まり、代謝や免疫力はアップします。
報酬系を活性化して脳を快楽ホルモンで満たすと、リラックスして免疫力や代謝等の生命機能が活性化される。これが私たちが基本的に「気持ちのよいこと」が大好きな理由です。
人間の脳は単に生殖や食に関わることだけではなく、目標を達成したり、自己実現をしたり、誰かに貢献するといった高次で、長期的な目的のためにも報酬系が働くように出来ています。仕事や家庭で役割を果たしたり、成長や進歩が喜びになり、行動の動機となり、より高いレベルの幸せや快感を得ることもできるのが、人間の脳の素晴らしいところです。
この報酬系に対して、先程述べてきたコルチゾルによる危機回避反応が起きるときに働いている脳内のシステムを苦痛系と呼びます。
動物的な意味においてはどちらも、生命を維持し、種を存続させるために働くシステムですが、人間の場合はその限りではなく、より高次元で複雑な、苦痛系と報酬系の関係があります。
苦痛系は本来生命の危機に応じて短期的に発動するシステムですが、人間の場合はより高次元における自己防衛や競争のために苦痛系が発動します。将来を想像して不安になったり、人間関係において誰かよりも勝ろうとしたり、劣等感を感じたり、罪悪感を感じたりするのも人間だからこそですね。そのため本来よりもずっと長い期間、苦痛系のシステムを作動させることになります。
場合によっては24時間ずっと苦痛系が働きっぱなしという病的な状態もあることでしょう。すると、脳や内臓に負担がかかり、長期間緊張にさらされた身体は疲弊していきます。
苦痛系だけが常に活性化されるような状況下に置かれると、脳と身体にかかる負担を和らげるために、反動的に報酬系を活性化する必要にかられて、短期的な報酬系の作動システムを求めるようになります。
それが、お酒やたばこ、薬物、あるいはゲームやギャンブルなどによって活性化される報酬系です。こうした報酬系のシステムは短時間しか効果が持続しません。さらに、簡単に快感を得ることが出来るため、依存的になってしまうリスクがあります。
同様のメカニズムで「食」によって短期的な快楽を得るために脳が働いてしまうと、自分の意識には関係なく食べることが「やめられないとまらない」という状態を生み出してしまいます。
さらに苦痛系が持続的に活性化されている状態においては、コルチゾルが原因でインスリンが過剰分泌され、脂肪蓄積が促進されてしまいます。
このように、ストレス状態は脳の苦痛系を活性化し、コルチゾルの長期的な分泌によるインスリン増加と短期的な報酬系への依存による悪循環、「太るモード」を生み出してしまいます。
脳を「やせるモード」に切り替えるには、延々と続く苦痛系の活性化状態を短期的な報酬系作用によって緩和し続けるという悪循環をどこかで切り替えて、報酬系が優位な脳の状態へと書き換えていかなければなりません。
ストレスが苦痛系を働かせ「太るモード」を生み出すのですから、ストレスコントロールは「やせるモード」をオンにするためには不可欠なのです。
そこで役に立つのが「気功」です。
気功を使ったセルフワークやセルフヒーリングで身体が緩むと自然と報酬系が優位になる
気功によるセルフワークやセルフヒーリングによって、身体が緩んでいくと脳は自然とリラックス出来るようになります。
自分の身体に注意を向け、意識に上げていくだけで身体は緩んでいきます。呼吸が深くなり、肩の力が抜けるようになり、意識はほどよい変性意識に入ってリラックスしていくことでしょう。
すると、心が落ち着き、気持ちに余裕が生まれ、今までとは違ったものの見方や、今まで気づかなかったことに気づいたりするようになります。
血行もよくなってくるので、身体が温かくなるかもしれません。
心身ともに疲れ切っている人は、まず眠たくなって寝てしまうことでしょう。その場合は無理せず好きなだけ睡眠をとりましょう。睡眠は脳にとってとても重要な休息であり、情報整理のタイミングです。質のよい睡眠は脳を休ませリセットするには不可欠であり、苦痛系の循環を断ち切るよいタイミングになり得ます。
こうして身体の緊張が緩み、脳がリラックスしてくると、脳内のシステムは自然と報酬系が活性化してきます。
気功は、脳の報酬系をオンにする作用があるのです。
まずは気功はとても気持ちがよいということを脳に教えてあげるために、最初の段階では気功によるセルフワークやセルフヒーリングによって心と身体を緩めてリラックスさせることが大切になります。
気功で快感を得られることが分かると、脳は自然と、食べることで快感を得ることに依存しなくなります。本来、高度な精神機能を持っている人間の脳にとっては、動物的なレベルの報酬系よりも、高次の報酬系の方が魅力的だからです。
また、それが苦痛系の悪循環を断ち切り、長期的な苦痛系の持続によって疲れていた脳や身体の機能を回復させることにもつながっていきます。
報酬系が優位になることのメリットは他にもあります。 本能の部分では私たちは、他の動物と同じように、苦痛を避けて快感を求めようとしますので、苦痛系から解放されていくことは、長期的な報酬系が私たちにとって強い動機付けをもたらすことにつながります。
つまり、苦痛から逃れるために短絡的に快感を得るのではなく、コツコツと続けて得られる達成感や他者に貢献したときの喜び、人から賞賛されたり、感謝されることによる喜びなどの報酬を得たいという欲求が私たちの行動の動機となって、失敗してももう一度やってみようとか、チャレンジする気持ちとか、苦しくても目標のためならそれが楽しいと感じるような、前向きで創造的な気持ちを生み出す原動力になります。
効果のある健康的なダイエットにご興味にある方は今すぐご連絡ください
気功によるダイエットのモニターを募集します。
心と身体に負担をかけずに自然にやせて、さらに太らない身体を手に入れるための脳の仕組みや食事に関する知識などを学び、運動、食事、気功の実践を数ヶ月をかけてモニターしていただき、理想の体重を手に入れて、体重コントロールのノウハウも手に入れていただくという成果を手にしていただきたいと思っています。
上記の内容は学んでいただく知識のごく一部です。
実際にモニターを開始するタイミングは5月中になります。モニターにご興味のある方は下記のフォームより今すぐご連絡ください。モニター価格はまだ未定ですがおそらく5万円前後になる予定です。
但し、モニターの募集に限っては30代以上の方(男女問わない)に限らせていただきます。(募集終了しました。)
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。