食べることをやめられない。
体重も健康的とは言えず、ダイエットしなきゃいけないと
わかっているのに、意志が弱くて食べてしまう。
お仕事でのストレスや、人間関係でのストレス、将来への不安や、
メンタルの弱い自分への自己嫌悪で、どんどん嫌な気分が重なって、
その気持ちを忘れたくなって食べてしまう。
こんな状態をなんとかしたいと思っているのに、
どうしても悪循環を断ち切れない、どうしたら良いのかわからない。
夜になると一人で泣けてきてしまう。
食べちゃいけないと分かっているのに食べずにはいられない。
ダイエットしてキレイになりたいのに食べるのを辞められない。
とても辛いですよね。
自分でも意志が弱すぎると思うし、
周りからも食べるのを我慢できないメンタルの弱い人という
印象を持たれているかも知れないと思うと、
自分を呪いたくなるし、
生きるのが全く楽しくないし、人生を投げ出したくなりますね。
そんな自分から抜け出したいと思うのであれば、
まず自分に何が起きているのか、きちんと把握しておくことがとても大事です。
何が起きているか客観的に知ることで、何をすべきか、
どうすればいいのかがよく分かるようになるからです。
まず、やめなければいけないのにどうしても食べるのをやめられないのは、
あなたの意志が弱いからではありません。
脳(身体)が食べることを求めてしまうので、食べたいという衝動を
あなたの意志ではどうしようも出来なくて当然のことなのです。
身体の反応というのは、私たちの意志とは無関係におこります。
あなたは心臓を動かそうと思って動かすことはできないし、
汗をかくのを止めようと思っても止められませんよね。
脳が食べることを欲している以上は、
私たちの意志に関係なく私たちは食べてしまうし、
たとえ一時あらがうことが出来ても、長続きはしません。
ですから、食べるのをやめられないからといって、
自分のことを意志の弱いダメな人間だなんて責めてはいけません。
ではなぜ、脳が食べることを欲してしまうのでしょう。
それは、脳が「快感」を求めているからです。
おそらく、あなたは人間関係や仕事、将来への不安など、
様々なストレスを抱えていらっしゃるのでしょう。
周りに気を遣ってやりたいことや言いたいことを我慢しているかも知れません。
期待されている結果や成果を出せなかったり、
周りに求められている自分や理想の自分と本当の自分とがかけ離れているからと
自分を責めたり、自分のことを愛せなかったりしているかも知れません。
卑屈になったり、誰にも理解をしてもらえなくて、
罪悪感や孤独や、絶望や、窮屈さを感じていらっしゃるのではないでしょうか。
そんな状態が続くと、身体が常に緊張状態にあって、
身体にも脳にも負担がかかってしまいます。
生命を維持するためには、緊張とリラックスがバランス良く保たれていることが大切なのに、
様々なストレスを感じて緊張だけが続いてしまうと、
私たちは本能的にバランスを求めてリラックスする方法を探し出します。
私たちが緊張したり、リラックスしたりするのは、
自律神経とホルモンによってコントロールされています。
身体がリラックスする時に必要なのが、快楽ホルモンです。
そして、実は「食べること」によっても、
快楽ホルモンは分泌されます。
食べることによって、私たちは緊張から解放されるようになっているのですね。
ですから、緊張が続くとあなたの意志ではなく脳が食べることを欲します。
一般的には私たちは自分の意志で暴飲暴食をしてしまうと思われていますが、
実は、脳と身体がそれを欲してしまうので、私たちは自分の意志ではなく暴飲暴食をしてしまうのです。
簡単に言えば、これが暴飲暴食のメカニズムです。
身体の無意識的な(本能的な)反応をコントロールすることは不可能ですから、
食べてはいけないと自分を抑えるのは無駄な抵抗に近いし、
本来とても難しいことなのです。
そして、
食欲を抑えることに失敗する自分を責めるのはお門違いですし、
とても苦しいことですよね。
それに、食品メーカーは、
食べるときの触感、味、香り、
タンパク質や脂肪、炭水化物の割合などを巧みに調整して
「食欲渇望」をつくり出して食欲を刺激するような食品をつくって販売しています。
私たちの食欲は、こうした食品産業によってもハッキングされています。
食べることによって脳は強い快感刺激を得ることが出来るので、
強いストレスや長期にわたるストレスにさらされている脳はそれをやめようとはしなくなります。
「食」には中毒性、依存性があるのです。
こういう知識があると、湧いてきた食欲を自分の意識でどうにかしようなんて、
無謀な試みであることがわかりますし、
食欲を無理矢理我慢したり、抑えたりすることをいくら頑張っても
結果は出にくいことが分かりますよね。
食べることをやめられないのは、
身体がそれをもとめているからで、自分の意志には関わりがなく、
自分が弱くてダメだからではないということ、
そして、
食べたいという欲求を無理矢理抑えるのは
決して賢い方法ではないということを先ず知っておきましょう。
脳が食べることを求めていて、それにあらがうことは不可能であるならば、
どのようにしたら良いのでしょうか。
それは、「食べること」にとってかわる快楽刺激を脳に覚えさせてやることです。
例えば、運動をすると心地よさを感じさせるホルモンが分泌されるので、
スポーツに打ち込む、散歩や水泳などの運動を日常に取り入れる、
ヨガやダンスなど、身体の感覚を鍛える何らかのアクティビティをやるなど、
体重を減らす目的ではなく、
身体に快感刺激を与え、ストレスを軽減する目的で身体を動かしてみることは実際に効果があります。
鬱病の人がジムに通い出すと治るといわれるのはそのためです。
気功では、わけもなくイライラしたり、気分が落ち込んだり、情動に振り回されたりして、
何もしていないのに疲れたり、だるさがなかなかとれなかったり、
暴飲暴食がしたくなるのは、「気の漏電による気の枯渇」が起きているというように捉えます。
自分の気を自分に集中させておけずに、
外へ漏れ出て行ってしまうので気の枯渇が起きて
気分や感情が不安定になったり、疲れを感じたりするし、
枯渇した気を補おうとして、やたらに食べたくなると考えます。
こうした気の漏電が起きるのは、
自分の気を自分以外の誰かや何かに使ってしまうからです。
自分のことより相手のことばかりを優先したり、
過ぎてしまった過去や、
まだ起きてもいない未来のことを憂えたり、
自分の望みではなく、周りの期待に応えたり、周りに合わせたり、
誰かに言われたことに縛られたり…
そのようにして、
自分の気を自分以外のものに対して向け続けると
人は気が枯渇して、
自分の内側から湧き出てくる、生きる喜びや楽しみや活力がなくなってしまうのです。
そうした自分の気を再び充実させたり、
自分の気を漏電させないようにしたり、
自分にとっては不必要な周りからの影響を受けないようにするためにも、
気功を使ったセルフヒーリングは役に立ちます。
自分の気が充実してきたり、気の漏電や枯渇が起こらなくなったり、
身体が書きかわってくると、不思議と食の嗜好に変化が起きたり、
暴飲暴食をしたくなる回数が減っていきます。
でも、私たちが本当に目指すところは、
一人一人が本当になりたい自分を目指して
自由に自己実現しながら生きる方法論や術を手に入れることです。
生きがいとか、生きる目的みたいなものをあなたが手にすることが出来ると
そこにより強い快感を感じるようになって、
ストレスで食べ過ぎてしまうということは確実に減っていきます。
なぜなら、私たち(の脳)にとって
自分で選んだ、自分の生きる目的のために生命時間を費やすことに勝る快楽はないからです。
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気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。