心と気功

第2回|転換点でやってはいけない3つのこと

― 転換期にいるあなたへ ―

変わる前には、いちど減速が起きます。

最近、こんな変化はありませんか。

  • 前より集中できない
  • やる気はあるのに動き出せない
  • 決断に時間がかかる
  • 気持ちが揺れやすい

「このままじゃまずい」と思うのに、
なぜかギアが入らない。

もしそれが続いているなら、
それは単なる不調や停滞ではなく、
人生の転換期かもしれません。

変化の前には、
一時的にエネルギーが落ちたように感じることがあります。

でも多くの人は、その時に
逆の行動をとってしまいます。

1. 無理に“元の自分”に戻そうとする

調子が落ちたと感じると、
私たちは以前の自分を基準にします。

「あの頃はもっと動けた」
「あのときは迷わなかった」
「こんなはずじゃない」

そう思って、
以前のペースに戻そうとする。

でも転換期は、
“前のやり方が通用しなくなる”タイミングです。

元に戻ろうとするほど、
疲労や自己否定が強くなります。

減速は、故障とは限りません。

2. 新しい方法を探し続ける

うまくいかないときほど、
人は方法を増やします。

新しい知識。
新しいメソッド。
新しい考え方。

探すことは悪くありません。

ただ、
やり方を増やすことで前に進んできた人ほど、
この時期は戸惑います。

足しても足しても、
前のような手応えが戻らない。

それは、
「やり方の問題ではない段階」に
入っている可能性があります。

3. 自分を弱いと決めつける

これがいちばん多い誤解です。

揺れている。
決断できない。
エネルギーが落ちている。
年を取った。

そこで多くの人が
「私は落ちた」「弱くなった」と判断します。

でも転換期は、
エネルギーの向きが変わる時期でもあります。

外へ向けていた力が、
一度内側へ戻る。

その間、出力は下がる。

壊れているのではなく、
組み替わっている。

揺れは、弱さではありません。

転換期に入る人の多くは、
すでに努力も学びも重ねてきた人です。

ただ楽になりたいのではなく、
もっと本質的に整えたい。

でも、
これ以上がんばる方向でもないと感じている。

もしその感覚があるなら、
いま起きているのは“能力不足”ではなく、
関わり方の転換です。

力で押す生き方から、
整ったところから動く生き方へ。

揺れは、弱さではありません。
木が揺れるのは、折れないためです。

この移行期では、
無理に元へ戻らないことが
いちばんの近道になります。

三和氣功は、
方法を増やす場所ではありません。

止まっているように見える時間の中で、
どこから人生に関わっているのかを
身体で確認していく場です。

 

もし今、
以前のように頑張れなくなっているなら。

それは、やり方が足りないのではなく、
「どこから人生に関わるか」が変わろうとしているサインかもしれません。

三和氣功は、
もっと努力する方法を教える場所ではありません。

うまくやる技術を増やす場でもありません。

外側を動かす前に、
自分の内側がどんな状態から動いているのかを
身体で確かめていく場です。

焦って前に戻さなくていい。
無理に加速しなくていい。

止まっているように見える時間の中で、
静かに整っていく力を信頼する。

転換期は、
頑張り続けるための通過点ではなく、
頑張り方そのものが変わる入り口です。

もしあなたが今、
「これ以上やり方を増やす方向ではない」と
どこかで感じているなら。

それは、次の段階に入る準備が
もう始まっているのかもしれません。

もし今が転換期かもしれないと感じているなら、
ひとりで答えを出そうとしなくて大丈夫です。

三和氣功では、
無理に前に進むのではなく、
いまの状態から静かに整っていく時間を大切にしています。

オンライン瞑想会
(止まっているように見える時間を、安心して過ごす場です)

揺れているときほど、
強い方法より、
静かな時間のほうが助けになることがあります。

焦らなくていい。
いまのままで触れてみてください。

-心と気功