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カーナビに目的地を設定するように

脳は目的のないことに対して働くのが苦手です。
ですから何でも構わないので目的を与えてあげると
脳は喜んで働いてくれるのです。

例えば、会社のプレゼンで失敗して迷惑をかけちゃったとします。
そこで、
ああ、やっぱり失敗した。だから私はダメなんだ… 
どうせ私なんて… と心の中でつぶやくより、
ああ、失敗してしまった。何がこんな事態を招いたのだろうか。
次はどうしたらこの何十倍もの成果を出せるかな。
と心の中でつぶやく方が、脳は俄然活発に働き出します。

ゴールを設定するということは、
脳に対して
目的とタスクを与えてあげることに他なりません。

目的とタスクは脳の大好物だと
覚えておいてくだされば良いでしょう。

さて、ゴールとは何でしょうか。
改めて考えてみたいと思います。

ゴールという言葉はコーチングの用語なのですが、
私は「生きる目的」とか、「使命」、「夢」、「志」というような
言葉に置き換えて表現することもあります。

つまりは、未来のあるべき自分の姿のことですよね。
未来側の自分のことです。

それをノートに書き出すことを
ゴールセッティングと言っています。

では具体的な方法をお話ししましょう。

まずは大きなゴールをどーんと設定します。

多くの方が誤解されているのですが、
見積もりを立てれば達成できそうなゴールではいけないのです。
それは定義上ゴールとは言えません。
達成できそうと自分が思うゴールは、
過去を基準に決められています。
ゴールをセッティングする際に、過去は関係ありません。

言いかえると、
自分の能力、社会性、常識、親の価値観、
先生や上司の価値観等には関係なく設定することです。

ですから、ゴールは出来るだけ高く大きく設定します。
大きな夢を掲げるのです。
そして必ずそれは自分自身が
心から望むことである必要があります。
ゴールが大きすぎると言うことはありえないので
無責任に設定します。
叶うわけないだろ、こんなの出来るわけないだろって内心思っても、
それがあなたの内側から出てきたものなら大丈夫です。

そしてその大きなゴールに対して、
「そのゴールを達成している自分ならきっとこんな自分になってるだろうな」
という自分の姿を細かく設定していきます。
これを小さなゴールと言ったりもします。
これも何でも構いません。
例えば、こんな性格で、こんな人たちに囲まれていて、
体重は何キロくらいで、こんな身体の状態で、こんな能力を発揮していて、
こんな生活習慣があって、どんな服装をしていて、こんなことをしていて… など、
ここは出来るだけ具体的にイメージしながら設定します。

ゴールを書き込むノートを
ゴールノートといいますが、
どんなノートでも構わないので、
「書けば叶う秘密の魔法ノート」という設定で
そこにゴールを書いていきます。
こまめに、
出来れば毎日、ほんの数分の間でいいので
未来のあるべき自分の姿について
書き込んでいきます。

「こまめに、出来れば毎日」と念を押すのには
理由があります。

脳は、基本的に過去を基準に現状維持をしようとします。
つまり、私たちは普段過去のことしか見ていないのです。
過去を基準に今何をするかを判断したり、
これから何が起こるかをシュミレートしたりする、
そういう癖というか、性質を脳は持っています。

しかし、ゴールノートには
過去や現状に関係なく、
純粋に未来のことだけを考えて書くので、
脳にとっては、ちょっと慣れない作業なのです。
だから、最初は特に意識して練習しないと、
脳が未来について考えることを上手になってくれないし、
慣れてくれないのです。

ゴールノートに書くこと、
未来について考えることが習慣化してくると、
脳は24時間、ゴールノートに書くために
未来に関する情報を拾ってこようとするようになりますから、
最初は大変でも、脳にゴールを見つけること、
ゴールを考えることは大事なんだよって教えてあげる必要があります。

ゴールを考えること、ゴールを達成することを
脳にタスクとして与えてあげる、そんな風なイメージで
ゴールセッティングを捉えてみてください。

そしてここで、沢山の人が間違っている
ゴールの見つけ方があります。
それは多くの人が手段をゴールにしちゃっているということです。

基本的に、
お金、健康、安心(不安やイライラを感じない)は
ゴールとして不適切なんです。

これらはゴールを達成するための手段であって、
目的そのものではないと言うことです。

お金が今よりもっと欲しい、これはこれでいいのですが、
ゴールを設定するときには、
お金を得て何をしたいか
お金を得た先に手に入れたいものまで含めて書かないといけません。

ゴールを一つ設定したら
「何のためにそれが欲しいの?」と自問自答してみると、
どんどん自分の本当に求めているものがみえてきます。

そしたら、それはゴールではなくて
ただ人から認められたいだけだったり、
ただ気分良く過ごしたい、安心して暮らしたいといった
不安や恐れから発した欲求にすぎないことなどが
見えてきます。

そしてそういったエラーが見えてきたら、
訂正して書き直してあげればいいのです。

病気を治したい

何のために? 健康になって仕事をするため

何のために? 
健康になって仕事が出来たらお金が入って安心するから ×
(これは、心からやりたいことではなく、そのための手段にすぎません)

訂正 何のために?
健康になって仕事をして社会に大きく貢献したい!◎
健康になって仕事をしてお金を貯めて家族で豪華海外旅行に行く!◎

こんなかんじです。

そして、最後に
ゴールセッティングの極意があります。

それは書いたら忘れるということ。

書くたびに同じことが出てこようが、
違うことが出てこようが、
書いたことは忘れてしまう。
無理して忘れる必要はないですが、ポイントは書くだけで
後は何もするないうことです。

ゴールを設定したら、ゴールを達成しなきゃって
ついつい思っちゃうのですが、
達成のために何かをやる必要はないのです。

もし、達成のために意識して何かに頑張って取り組んでいたり、
努力している意識が自分の中にあるなら、
それはゴール達成の理論上ちょっとおかしいのです。

なぜなら、ゴールは設定したらまるで息を吸うように勝手に
達成されるものだからです。

私たちが意識して取り組みたいのは、
達成ではなく、設定のほうです。

なぜかと言えば、
現実に私たちの行動や判断は
すべて無意識が決めて行っているからです。

私たちの現状は、
無意識がつくりだしています。

ですから、意識で何かしようと頑張るのはあまり意味のないことですし、
意識で出来ることには限界があり、心と身体を消耗させるだけで、
結局はゴール達成を前に力尽きてしまいます。

ですから、私たちはいつも
無意識を信頼してお任せして、
邪魔をしないであげるという意識を持つようにしたいのです。

しかしながら、実はこれがめちゃくちゃ難しかったりします。
心と身体がガチガチに緊張しているとなかなかそれが出来ません。

気功によって身体にアクセスしていくことで、
少しずつ、頑張ることをてばなし
意識で何かするより、自信を持って無意識に委ねるような感覚を
養っていきます。

そして、カーナビに目的地を設定するような感覚でゴールを設定し、
後は、ハンドルすら握らないで、無意識の自動操縦に任せてしまうような
感覚で無意識が見せてくれる景色を楽しめるようになるととてもいいですよね。

当然目的地がないとせっかくの高性能の車もどこにも行けないので
行き先は明確にしておく必要があります。
これがゴールセッティングの理想的なありかたです。

ポイントをまとめておきましょう。


【良いゴールセッティングとは】
①夢は大きく、志は高く(現状の外)
②心からやりたいこと(want to)
③書いたら忘れる(無意識の自動操縦)

【ゴールセッティングのコツ】
①大きなゴールと小さなゴールを書く
②こまめに書いて、脳を未来基準に慣れさせる
③書けば叶う秘密の魔法ノートという設定でゴールノートを用意する
④ゴールとして適切に設定されているか見極める
 何のためにそれが欲しいの?と自分に問い続けて、不具合を見つけたら訂正する
⑤無意識に対して行う意識でやる
⑥自分の能力、過去の経験、社会性、世間体などを気にしないで書く

こんなことを参考に、
自分の夢や目標、
そして生きる目的を今の自分なりに考えて
書き出しながら、
果たしてそれは本当のゴールかなどを吟味しながら
続けていくと、

本当に自分が求めていることや
自分がこの人生でやり遂げたいことといった、
より抽象度の高いゴールが出てきたりします。

本当に良いゴールには
あなたの心と身体が反応します。

ワクワクする感じ、
ちょっと怖いようなドキドキ感、
情熱、歓喜、心が揺さぶられるような気持ち…
例えばこんな感じです。

ただし、
心と身体が緊張して疲れ切っている状態では
ゴール自体が出てきません。
自分の中でゴールが見つからないと
心と身体が未来へ駆動していきません。

そういう場合は何もしなくて良いのです。
何かを考えることもやめてみましょう。
できる限りゆっくり身体を緩めて、
好きなことをしたり、身体を動かしたり、
ヒーリングを受けたりして
緊張と疲れを癒やしていくことが先決です。

以上のことを参考に、
ご自分のゴールを設定してみてくださいね。

 

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