気功を続けていると、
「あの人のほうが上手だ」
「自分は遅れているのではないか」
「才能がないのかもしれない」
そんな思いが浮かぶことがあります。
とくに動画やSNSを見ると、
派手な表現が目に入りやすい。
比較は自然な反応です。
ですが、比較を基準にすると
上達は不安定になります。
なぜ人は比較してしまうのか
人間の脳は、
自分の位置を確認するために
他人と比較するようにできています。
社会の中で生きるための機能です。
しかし気功は、
外から見えにくい実践です。
感覚や呼吸、緊張の抜け方など、
外見では判断できません。
外側で比べるほど、
基準はズレていきます。
比較が生む3つの影響
① 焦りが生まれる
「もっと強くならなければ」
この焦りが呼吸を乱します。
② 無理に氣を出そうとする
できると確認したい。
追いつきたい。
たこうし意識が力みを生みます。
③ 基準が外に移る
本来は
呼吸の安定
力みの減少
を基準にするべきところが、
「他人よりどうか」
にすり替わります。
自分の内的な基準ではなく
外的基準で自分を評価していく。
ここで上達は止まります。
才能の問題ではない
気功は、感覚の派手さを競うものではありません。
強く感じる人もいれば、
静かに感じる人もいる。
成長の速度も違います。
才能よりも、
- 自分の感覚に戻れる力
- 安定性
- 継続
これが土台になります。
比較をやめる方法
比較を「なくす」必要はありません。
大切なのは、
比較に気づくこと。
「あ、今比べているな」
と気づければ、
呼吸に戻れます。
基準を内側に戻せます。
まとめ
気功で他人と比べると、
焦りが生まれ、
呼吸が乱れ、
基準が外に移ります。
上達を安定させるには、
外を見るより、
戻れるかどうかを見ること。
そこが軸になります。
比べていることに気づけたら、
一度呼吸に戻ってみてください。
気功の上達は、
外を見ることではなく、自分に戻れることから始まります。
氣功師・ヒーラー
中国の伝統氣功と認知科学の知見をもとに、無理をせず、自然な流れに還るための氣功とヒーリングを伝えている。三和氣功が大切にしているのは、何かを変えたり、足したりすることではなく、本来の自分に還ること。
頑張ることを手放し、ありのままの状態に戻ったとき、
人はもともと備わっている力や調和を自然と思い出していく。
氣功を人生を操作するための方法ではなく、自然体で生きるための智慧として提案している。