本当の自分を生きるとは
本当の自分を生きることは、そうそう簡単なことではないかもしれません。
なぜならそれは完全に自己基準による選択と行動を続けることだからです。
完全に自己基準という意味は、人生におけるすべての決断と行動に責任を負うということです。
それは言い換えれば、人生におけるいかなる時も自分以外の誰の意見も自分以上には信頼しないということ。
自分のいく道は自分にしか決めることはできません。
その基準を自分の中心に持っていることが大事です。
基本的に、人の真なる自由を理解しているコーチでもない限りは、他人はあなたを過去の基準で捉えます。
あなたの過去を基準にしてあなたが失敗をしないように、という視点でしか他人はあなたにアドバイスをしないということです。
確かにその相手はあなたのことをあなた以上によく理解しているのかもしれません。
あなたよりもいろいろな知識があり、いろいろなことを知ったうえであなたに意見を与えるかもしれません。
多くの場合は親身になって、良かれと思ってそうするでしょう。
でも、過去を基準にするということ自体、あなたの可能性を制限し、現状の内側から出ないようにしているにすぎないということをあなたはちゃんと理解しておくべきです。
あなたのことを心配してアドバイスをくれる人がいるかもしれません。またあなたが自ら誰かの意見を頼りにすることもあるかもしれません。
でも基本的に他人は自分にとってドリームキラーにしかなりません。
即ち他人は現状維持をさせる自分のホメオスタシスが顕在化したものにすぎないと知っておく必要があります。
もしあなたが、本当の自分を生きて真の自由を手にしたいならば、の話です。
それ以前に、そもそもあなたがwant toで選んだこと、決めたことを他人にとやかく言わせてはいけないのです。
もしあなたが、本当の自分を生きて真の自由を手にしたいならば、の話です。
2つの視点
人間には2つの視点があります。わかりにくい人は2人の自分がいると考えればいいのかもしれません。
それは「自我」と「本当の自分」です。
前者は過去を基準に現実や人生を捉え、後者は未来を基準に現実を人生を捉えます。
また前者の目的は安全と安心、生き残りにあり、後者の目的は創造にあります。
なので前者のモチベーションは恐れ、即ちhave toにあり、後者のモチベーションはwant toにあります。
冒頭に本当の自分を生きることはそうそう簡単なことではないかもしれないと言ったのは、自我の視点からみて、ということになります。
本当の自分から見た時、それはごく自然で流れがあり、冒険的であり挑戦であり、喜びと楽しさしかありません。
本当の自分は知っています。そこにしか真の創造と成長が起きないことを。
本当の自分は失敗や挫折を恐れていません。
むしろそこにしかエネルギーが生まれないことを知っています。失敗や挫折を経験することの本当の価値を知っています。
本当の自分にとって、傷つくことや痛みを感じることはギフトなのです。
一方、自我にとっては傷つくことや痛みを感じること、失敗や挫折は大きな脅威なので、それらをいかに避けるかに思考を巡らせることになります。
自我は現状の外側には絶対出ないので、その外にしかない人生のあらゆる可能性は見えず、現状の外に向かおうとする時にしか生まれないエネルギーを使いこなせません。
迷い恐れ、ゆえに他人を自分の人生に介入させるのは、自我です。
どちらの自分を採用するかは完全に自由です。
相手は自分の投影
この世界の住人は自分しかいない、という話を聞いたことがありますか?
一人一宇宙です。
つまり、自分の外側の世界はすべて自分の内側の投影であるということです。
認知科学ではそれを「内部表現」という言葉で説明します。
現実というのは、自分の内側にしか存在していません。
何か問題が起きた時、あなたは原因を外側に探すかもしれません。
何かに迷った時、あなたは答えを外側に探すかもしれません。
自分に自信がない時、あなたは許可を外側に求めるかもしれません。
でも、この世界の真理から見れば、すべては自分の内にしかありません。
たとえその外側に存在するものが、権威のある人物であっても、偉大な神様であってもです。
あなたに他人が投げかけた言葉は、実はあなたが言わせたのであり、あなた自身があなたに向けて発した言葉なのです。
誰かがあなたのことを信頼しないのは過去のあなたがあなたを信頼していないからです。
あなたの世界に起きることは全てあなたが起こしていることなのです。
あなたこそがこの世界の中心なのです。
それを知らない人は、都合が悪くなったら他人のせいにしたり、他人に頼ったり、他人の意見を採用します。
でも結局のところ、本質的なところではその他人は自分の過去を基準にして投影されてた虚像でしかありません。
だから他人の言葉を根拠とすることには意味がありません。
あなたが本当の自分を生きて真の自由を手に入れたいならば、です。
逆にあなたが誰かから助言やアドバイスを求められることもあるかもしれません。
あなたが相手を自我の領域に留めおくドリームキラーではなく、本当の自分の領域へと背中を押すドリームサポーターになりたいならば、アドバイスなどしないことです。
自分の人生は自分の責任で生きる、それが真の自由です。
なので、本当の自分を生きるということをサポートする真のコーチや真のヒーラーであればアドバイスはしないはずです。
それは相手を現状に縛り付けることにしかならないからです。
「君ならできる」「君を信頼するよ」「君を応援するよ」としか言わないでしょう。
なぜならこれから先の未来は本当に無限の可能性があり、そこへの扉を開くのは「want to」に基づく動機付けだからです。
そしてそのようにして進んだ先の未来には失敗や挫折など起こりえないからです。
失敗や挫折は、出来事に対する過去を基準にした「解釈」または「意味付け」であって、真実ではありません。
want toと恐れ
本当の自分は常に新しい創造を起こそうとします。
なので現状維持をすることではなく、その外へと向かっていこうとする感情をモチベーションとします。
即ち「want to」、~したい、~やりたいです。
本当の自分を生きている人や生きようとしている人であればあるほど、沢山の「ネガティブな経験」をしていることでしょう。
なぜなら、自我の領域、つまり自分の限界で縁取られた現状の内側から出ようとする試みを沢山繰り返してきたはずだからです。
失敗や挫折や痛手のない人生など本当の自分は望んでいません。
過去にとどまり変化しないことを本当の自分は望んでいません。
失敗、挫折、別離、事故、、、ネガティブな出来事は、エネルギーを大きく動かします。
大きく動くということは、現状の外に出るエネルギーが生まれ、可能性がそこに開けるということです。
なので、表面的な自分が望む望まないにかかわらず、人生に起きる波風は本当の自分から見れば歓迎されることです。
念のため言っておきますが、ネガティブだというのも、ただの解釈と意味付けでしかありません。
どんな出来事にもネガティブやポジティブ、良い悪いの本当の意味などはありません。
どう解釈するか、どう意味づけるかはあなた次第でしかないのです。
なのにそこに他人の保証や許可が本当に必要でしょうか?
あなたが心からやりたいと思ったこと以上に、本当の自分にとって大切なことはありません。
want toのことをコーチングでは「創造的モチベーション」と言います。
現状の外のゴールを達成するために最も大事なことです。
やりたい!と思ったことをやらないと無限の未来へと続く創造の流れが生まれないからです。
あなたはそれを信じることが出来るでしょうか。
本当の自分を生きる
本当の自分を生きたいと思うなら、この世界を作っているのは自分だという自覚を持ちましょう。
外側に起きるどのような出来事も、どんな人物も、どんな神様も、あなたの外や上にはいません。
「天上天下唯我独尊」とは、釈迦だからそうなのだということではなく、誰もがそうなのです。
それが真理です。
なのであなたが信じるべき対象は、神仏でも、誰か偉い人でもなく、自分自身である「本当の自分」です。
全ては自分の内にあるのだと思えば、何をやっても、何が起きても自分の掌の上の出来事である。
これが真の自由です。
この世界は解釈と設定の産物でしかありません。
それを仏教では「空」といい、三和氣功ではすべて「氣」のせいだと言います。
過去に基づいて解釈するのはいつも自我で、未来に基づいて解釈するのが本当の自分です。
あなたはどちらの自分と共にありたいですか?
三和氣功にとって、氣功を知る、氣功を学ぶということは、すべて氣のせいであることを腑に落として、真の自由を手に入れて本当の自分を生きるためなのです。
あなたも、本当の自分を生きるために氣功を学びたくありませんか?
気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。