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結界の機能のさせ方

最近のセッションでは「結界」を扱うことが多いので、
結界を張ることの意義についてお話ししてみたいと思います。

結界とは元々仏教用語で、俗と聖を区切る空間の設定方法でした。

転じて、今では悪い情報から自分を守るための空間作りとして
結界という言葉が使われていることもあるのかなと思います。

気功はすべて「気のせい」、つまり脳内現象なので、
もちろん「結界」も本質的には単なる情報的なものにすぎません。

しかし、その情報的なものでこそ私たちの世界は出来ていますので、
「結界」の臨場感を上手に使うことで、
実際に、レベルの低い情報、邪気から自分を守ったり、
どんな場所も自分の居心地の良い空間に書き換えることが可能です。

たとえば、自分にとってなじみのない場所や空間では、
どうしても緊張してしまって本来のパフォーマンスが発揮できないようなとき、
結界をその場に張ることで、その空間を自分のコンフォートゾーンに変えることができます。

同じように、人間関係においても自分が緊張したりして、
どうしても抽象度が下がりがちな場面で結界を張っておくことで、
自尊心やエフィカシーを下げることなく対応が出来ます。

知らない間に他人の思念や情動の影響を受けたり、
無意識に他者の価値観を受け入れて苦しくなることがありますが、
そういった、自分にとって必要の無い情報の影響をうけることを
最小限に抑えるという点でも、結界は有効です。

さて、結界の機能を理解する際にポイントとなる考え方は
「情報空間における抽象度のレイヤー」です。

結界を張ることで、同じ物理空間にいながら、
情報的には抽象度の高いレイヤー(層)に移動できるという発想です。

よく、満員電車で結界を張っても人混みで
押しつぶされてしまうのではないかという懸念を持つ人がいらっしゃいますが、
情報空間のレイヤー構造という発想を採用すれば、
満員電車でも結界がつぶされることなく機能することが分かると思います。

同じ物理的空間にあっても、
情報的には、どのような抽象度でものを観ているのかによって、
我々は階層の異なるレイヤーに存在しているという考え方です。

抽象度の高い人がみていること、考えていることは、
それよりも低い階層にいる人には見えないしわかりません。
小さな子どもが、その子の理解を超えて、
自動的に国の体制に組み込まれてしまうように
低いところから、それより上の景色は把握のしようがないものです。

抽象度が高いということは、具体的な情報量が少ないけれど、
潜在的に存在する情報量(ポテンシャルエネルギー)は多くなります。

ですから、抽象度が高いほど、その下の抽象度への影響力は強くなります。
逆に、抽象度の低いところから高いところへの影響力は弱いといえます。

たとえば、日本という一つのアルゴリズムがあるとすれば、
その下の抽象度にある47の都道府県、さらにその下の全国の市区町村の情報すべてに
日本というアルゴリズムは影響を及ぼしています。

47の都道府県のうちの「三重県」を一つとりだして
そのアルゴリズムを書き換えても、それで影響が出るのは
三重県下の市区町村だけです。
日本というフォルダに変化を加えれば、47のすべての都道府県と
その下の市区町村に変化が起きます。
反対に小さな市区町村の一つを書き換えても、
日本という国の体制にはあまり変化が起きません。

結界を張るということの本質的な意味は、
周りの抽象度よりも高いレイヤーへと自分を移動させるということなのです。

それによって、低い抽象度の影響を受けないように出来るし、
同時に、抽象度の低い相手への影響力を持つことが出来るということです。

「結界」という言葉が意味する
邪気の影響を受けない空間を作るとか、俗と聖を分けるということは、
抽象度の高い情報空間を結界によって作り出すということです。

抽象度の低い情報の影響を受けて自分の抽象度を下げないようにする。
抽象度の高い自分の居心地の良い空間を作り出す。
自分の抽象度を高く保ち、
ポテンシャルエネルギーの高いところから一気に相手を書き換える。

結界にはこのような機能があります。

そして、それを洗練することで
自分にとって必要な情報とそうではない情報を区別し、
本当に大切なことだけを観て、選択することが出来るようになります。

結界の本質的な意味を理解しておくと
より結界を機能させることが出来ます。

一番シンプルな結界の張り方は、
気の球を作り出して、それを自分の周りの四隅に配置することです。
これで4つの気の球に囲まれた空間に結界が出現します。
簡単に言えば結界の中は自己と外界の間に明確な線引きをして
むやみやたらに情報が入ってこないようにしているわけです。

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