三和とは 天・地・人の和合を意味します。
これは中医学の陰陽理論に基づいた 「陰と陽」 という二元的な観点に もう一点を加えた新しい世界観を表しています。
万物の源を太極といい、ここに陰陽の二つの極点が生まれて、そこからすべての物事が生成されると中国の伝統的哲学は伝えています。(「易経」参照)
事象のすべては陰陽を含み、分離されて、更に陰陽は循環します。
光と闇、善悪、男女...これらは陰と陽という表裏一体の関係です。また一方のエネルギーが表面で高まるとその裏で同じだけのもう一方のエネルギーも増大してある時点でその表裏は一転します。
「陽転じて陰となる 陰転じて陽となる」
と はこのことを表現したものです。つまり陰と陽は同じ比重を持って存在しているのでどちらかが優れていて、どちらかが劣っているというというわけではありま せん。しかし物事のどちらのエネルギーが今自分の目に現象として見えていたとしても、同じだけの反対のエネルギーがその裏に必ず存在するということになり ます。これはよく目にする太極図に描かれています。
そして 人 は実は上の太極図の中心点を意味しています。
天と地が交差する一点、それが 人 です。
陰陽の中庸=人 という解釈もできますが、それだけではありません。
過去と未来、善悪、光と闇、自己と他者etcといったこの世のあらゆる二元性の中心に 人 があるのです。すべてが交わり合い存在するところ、それが 人 が象徴しているものです。
そこはすべてがあるがゆえに、空、無といった言葉で表現されることもあり、偉大なるもの、神などといった表現で認識されるものです。
人は 陰陽をもって世界を見て体験しますが、この世のあらゆる二元性の中心、すべてが交わり合い存在するところにある自分を知るとき、はじめて人は神を体験して自分の存在の本質に目覚めることができるのです。
これが「三和」の本当の意味するところです。
気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。