この記事は
・生きづらさをなかなか手放せない人
・うまくいかないことだらけだと感じている人
・変わりたいのに、変われないと思う人
・自己肯定感が低い人
・現状を打破するためのマインドの使い方を知りたい人
のヒントとなる内容です。
人生が変わらない理由
人生という時間は、万人に同じように流れているように見えて、実はそうではありません。
同じ時間を過ごしながら、現状維持のまま人生を歩む人と、自分の可能性をどんどん広げながら現状打破をし続けて人生のレベルを上げていく人がいます。
現実は、あなたの本当の能力に関係なく、あなたの無意識にインストールされている「自己像」や「信念」や「リアリティ」に基づいて作られます。
私は本当に何もできない無力な人間なのです、とか、私はつらいトラウマがあって弱い人間なのです、とか、私は人のお荷物になってしまうダメな人間なのです、などと
自分を卑下するのも良いでしょうが、では本当にあなたが無能で弱くて役に立たないのかと言えば、それは客観的な事実ではなく単にそのように設定した自分を生きているからにすぎません。
生きづらいと言いながら、もうこんな生き方は嫌だと言いながら、実際には自分で自分に対して、お前は弱くてダメな人間だと宣言し続けているのですから
何をやってもどこまでいっても弱くてダメな人間な自分しかないのです。
まずは自分が癒されなきゃ、なんて思う必要はありません。強くならなきゃなんて頑張る必要もありません。
そんなことを考えていては、癒される必要がある自分や弱い自分しか存在できなくなりますし、癒されないと何もできないことになります。
変わろうと思っても、変われない理由を自分で作ってしまっているので、それではうまくいきません。
あなたが今どんな状態であっても、過去にどんな傷を受けていても、実績も何もなかったとしても、これからの未来にそんなことは関係ありません。
本当はこれからどうしたいのか、どうなりたいのか、どうありたいのか、それだけにフォーカスすれば違う流れが生まれます。
これまでうまくいかなかったのは、過去の傷や実績や他人の評価に自分を自ら進んで委ねていたからです。
なので、たとえ実際に業績を上げたり人から感謝されても、素直に喜べず、私は尊敬や称賛に値しないと自己否定を繰り返してきた結果、あなたは弱くて傷ついたダメな自分を選び続けてきただけです。
そしてそんな自分しか存在できないと思い込んでいます。
でもそれは正しくありません。
「自我」とは、自分にとって重要なものの集合体として認識されています。
もし、自分はダメだとか、自分は弱い、自分は傷ついている、と自己を認識しているのなら、それは弱さやダメさや傷ついた自分をあなたが大切にしているからにすぎません。
嫌だ、と言いながら実はそんな自分こそ自分らしいと思っているし、そんな自分に執着をしているのです。
だから、変わりたいと言いながらも変われない理由やできない理由を探してしまいます。
理由は何でもいいのです。お金がない、時間がない、自分には能力がない、疲れているから、傷ついているから、弱いから… いくらでもあります。
自由な生き方、強い自分、豊かな自分などが欲しいと言いながらも、肝心のあなたの意識の矛先はダメで弱い、過去に縛られた自分に向いているのですから、
流れが生まれようもありません。前に進むベクトルと後ろに進むベクトルの両方を手にして右往左往しているだけです。
ここに流れを生むためには、本当に手に入れたい状態にフォーカスして、それを手に入れると決めることです。
あなたが過去の自分にとらわれずに、新しい自分を選択さえすればそれに見合った能力や魅力が備わり、それにふさわしい現実がつくられます。
自分が新しい未来の自分にフォーカスできるかどうかがポイントで、変われない、できないのは、ほかでもない自分の「意識」が過去の自分に向いているからにすぎないのです。
やるかやらないか、するかしないか、の基準が変化を生み出す
現状打破をしながらどんどん先に進む人の意識は常に新しい自分、その先の未来に向いています。
このような人の選択基準は、未来のためにやるかやらないか、それをやりたいのかやりたくないのかにあります。
常に自分の感覚や意志を基準にしています。
このような基準、言い換えれば「主体性」を持つことができると、自然と自己肯定感や自尊心は高まりますし、生き方はシンプルになります。
一方、人は主体的でない選択や行動をするときに、自尊心を傷つけられ自己肯定感がさがります。
自分の気持ちで選ぶのでなく、置かれた環境や状況、人間関係などの条件によって選択や行動を決めていると、それは無意識のうちに自己肯定感を下げてしまいますし、あれやこれや気にしすぎて迷うことにもなります。
このようなマインドの使い方を繰り返していると、知らない間に「自分に自由はない」「自分に選択肢はない」といった認識を無意識に刷り込んでいくからです。
何かを選択したり行動をするときの基準が「できる・できない」になっていませんか?
お金があるからできる、家族がいるからできない、時間がないからできない… このようにマインドを使うと、自己肯定感が下がるばかりか、現状の外に出る創造性も発揮できませんし、潜在能力も発揮されることがないでしょう。
外側の状況や他人に合わせて自分の選択と行動を決め続けていると、「自分では決められない」「自分には選択の自由がない」という思い込みを生み出すばかりか、現状維持しかできなくなります。
つまり、表面上いくら変わりたいと思っても、自動的に、変われない、変わらないという選択しかできなくなってしまいます。
これはその人の能力云々ではなく、そのように脳が働くという意味です。
逆に、どんな条件であろうが、誰が反対しようが、「やるかやらないか」というマインドの使い方をすると、選択権は常に自分に委ねられており、自由であり、生命力が活性化し、現状の外にでていくことができます。
現状維持か、現状打破を繰り返して成長しつづけるかは、能力や運なんかではなく、マインド、あるいは「意識」の使い方次第ということです。
これは、病気をやめる、自分を変える、という時にはとても大事な知識になります。
健康になることを目的にするとうまくいかない
人間は本来普通にしていれば健康なのです。
それが病気になったり、不調が長引くということは、何か本来の在り方とはズレてますよ、というサインです。
健康になること自体は、人間として当たり前に享受できることであって、それ自体は何のために生きるのかの理由になりえません。
人間にとって、健康であることが私の生きる目的です… というのはあり得ないのです。
健康であることは大前提として、この人生で何をやりたいのか、どんな気持ちを味わっていきたいのか、何に人生をかけたいのか、
そこが人間にとっての生きる目的であるはずです。
簡単には答えが出ないことなのかもしれません。でも、人間として生まれたらには、ほかの動物とは違う次元で生きる目的を持つことができるはずです。
何のために生きたいですか? 一度きりの人生ならどんなことに命を使いたいのでしょうか?
この問いに正解などありません。
もし、あなたが本当に今の自分を脱ぎ捨てて、人生を変えたいと望んでいるのなら、そこをまず考える必要がありますし、そこだけにフォーカスしていく必要があります。
そこを考える、そこに意識を向けるという行為自体が、あなたの生命力を呼び覚まし、創造性を引き出してくれます。
自分の中にエネルギーが高まってきたら、次に行動を起こすのです。
どんな小さなアクションでも構わない、未来のために今自分が起こせる行動を「できるできない」ではなく「やるやらない」の基準で選んで行きましょう。
「できるできない」は自分に限界をつくりますが、「やるやらない」は自分に限界を作りません。
やるやらないの基準(want to)で選択する限り、私たちは自分の無限の可能性を引き出すことができるのです。
何度も言いますが、これは能力の話ではなく、「意識」の使い方の話です。
意識の使い方の良しあしは、第一にどのような言葉で自分に問い、どのような言葉で自分に語りかけるかで決まります。
マインドの力を上手に利用して、これまでとは違う新しい一歩を踏み出していきましょう。
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気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。