邪気祓いは抽象度が命
先日こんな質問を頂戴しました。
「気功を伝授してもらった先生から体調が悪いと霊や得体の知れないものや悪魔が憑いていると言われ、自分で浄化をしろと言われますが、うまくいきません。自分軸を整えたら入らなくなると言われていますが、皆さんもこんなにちょっちゅう霊がつくものですか?」
まず、霊やら得体の知れないものや悪魔は憑くのかどうかといえば、つかないです。気とは情報であるという観点に立てば、霊やら悪魔やらも「情報」にすぎないので、実際に肉体に物理的にとりついて害をなすわけがないのです。
しかしながら人間は情報に対してリアルさを感じる(身体レベルで反応する)生き物なので、霊が憑いたり悪魔が憑いているように見えたり感じたりすることはあります。
まず気功師はそこをしっかりわきまえておくべきです。
その上で、それに対してどのように対処ができるかということをきちんと考えていかなければなりません。
なので、ご質問者に伝授をしたという気功師は、三和氣功から言わせていただくと、気功のことをあまりよくわかっていらっしゃるとは思えません。そもそも質問者に憑いているのは何の霊なのでしょうか?悪魔とは具体的にどんなものなんでしょうか?
三和氣功であれば、霊や悪魔が憑いているからあなたは具合が悪いのだとは絶対に言いません。なぜなら質問者にはそんなものはもともと憑いていないし、そのように伝えることで質問者を精神的にも身体的にも更に追い詰める可能性が高いからです。
しかし人間は情報に対して身体レベルで反応をする生き物ですから、質問者ご本人にとって何らかの不要な情報がご本人に影響を与えて、身体的な不調を生じさせている可能性はあります。でもそれは、ご本人の不適切な思い込みから生じている場合がほとんどです。
質問者は、自分で浄化をするようにと言われたそうですが、浄化や邪気払いの際には、それを行う者がどれくらい邪気について理解をしているか、どれくらい恐怖心を克服できているかといったことが、技のインパクトに影響します。
そうした本人にとって不要な情報を、三和氣功では総じて「邪気」として扱いますが、その邪気をどの抽象度で観察するかが、邪気払いをする際には非常に重要なポイントとなります。
どんな邪気でも、所詮は情報にすぎない
気功の世界では、この世のすべての事象は「気」によって生み出されます。自然の理も、人間の営み、生理機能… すべて気の働きによります。とても乱暴な言い方かも知れませんが、あなたの生きている世界はすべて「気のせい」といってもいいわけです。
ただし、邪気といっても、いろいろあります。取るに足らないものから、心身の不調を生み出すくらいの「気のせい」くらいではなかなか済まないレベルのものもあります。
それでも「気のせい」だと理解ができるかできないかで、気功の技のインパクトはかなり違ってしまうことは確かです。
気功は内部表現(内的世界)の書き換えです。その人の内的世界は、その人の現実となって表現されますから、本当に悪魔が存在していると信じている人には悪魔や悪霊がリアルに見えたり、その存在をリアルに感じることもあるでしょう。そして、内部表現の書き換えの技術に長ければ、実際にそういった存在を人に見せたり感じさせたりすることも可能です。
でも、個人の内的世界は、その個人がどんな言葉で世界を表現しているかということなので、いかに悪魔や悪霊がリアルだったとしても所詮それはその人の内的世界にだけ存在している情報的なものにすぎません。
情報的なものである以上は、パソコンのDelete機能のように消すこともできるし、入力して存在させることもできます。
まず、このことを理解できていないと、浄化や邪気払いは苦労します。
気功は「情報空間における格闘技」とたとえて表現されることがよくありますが、よく知らない存在や、恐怖を感じる対象に対しては、気功での働きかけはうまくいきません。自分よりも強いと感じている存在や怖いと感じる存在に対しては、内部表現の書き換えはうまく機能しないのです。逆にこちらが書き換えられて終わりです。
悪魔や霊の存在が怖いとか、自分より強大だと感じてしまったらその時点で邪気払いや浄化はできませんし、悪魔や霊の正体がわかっていないとそれもまたこちらに不利です。
それは術者の抽象度の問題です。
気功師がどれくらい高い視点で悪魔や霊を見ているのか、どれくらい客観的にそういった存在を理解できているのかということが気功の技術の差となって現れます。
加えて、恐怖心をどれくらいコントロールできるかということも大切です。実際に邪気払いや浄化の現場では、押しつぶされそうな圧迫感や、おどろおどろしいイメージやそれに伴うおぞましさなどがリアルに感じられたりする場合もあります。それに対して人間は生理的に恐怖感を感じるものですが、そうした恐怖感をどれくらいコントロールできるのかということも術者の抽象度と関わります。
高い意識レベルであるほどエネルギー量が上がる
「意識レベル」とは、アメリカの精神科医ホーキンズ・デヴィッド・R 医学博士が著書「パワーかフォースか」で言及している人間の意識のエネルギーレベルを具体的な数値で示したものです。それによれば、意識レベルの高い人程エネルギーレベルが高くなります。
ちなみに、意識レベルが最も低い意識状態は「恥」「罪悪感」「無感動」などで、最も高い意識状態は「悟り」「平和」「喜び」などです。
これは、気功で扱うところの「大周天」と関わりが深いと私は考えています。大周天とは、その人の情報的な身体を大きくするための功法で、情報身体が大きいほどその人の覚醒度が上がり、扱える気の量が大きくなると考えられています。
要するに、大周天に練達するほどその人の覚醒度、つまり意識レベルも上がり、エネルギー量が増すということです。
言うまでもなく、意識レベルが上がりエネルギー量が増すということは、気功のインパクトも上がるといこうとにほかなりません。
何かをヒーリングしようとするとき、例えば邪気払いや浄化をする際にも、こちら側の意識レベルが高いほど有利になるわけですから、気功師は常々、自分の意識レベルがどこにあるのかに意識的になり、高い意識を保つために修練を続ける必要があります。
意識レベルや抽象度が上がる程、邪気などの抽象度の高い情報の影響を受けることは少なくなり、逆に自分が気功師として与えるインパクトは上がります。
身体性が邪気を遠ざけ邪気に耐えうる精神と肉体を作る
質問者は「自分軸」を整えれば霊が入ってこなくなるといわれたそうですが、霊が入ってこなくなるという言い方は私はしないけれど、たしかにその通りです。
自分軸があるかないかは、単に自分をしっかり持つということにとどまらず、身体レベルで軸が通っているかどうかということが大事です。自分軸とはその人の意識の問題ではなく、むしろ身体性の問題です。
身体にしっかり軸が通っている感覚が生まれれば、自ずと意識的な自分軸も生まれるのです。
腹が据わる、芯が通る、物事を見通す目… こうした表現でもわかるように、人の意識状態は実は身体性と深く関わっていて、気功ではこの身体性を整え洗練することを目指して気功を実践していきます。
身体性とは単に運動能力が高いということではなく、その人の精神性を生み出す身体的な感性が整っているかどうかということです。ですから身体性が上がればその人の抽象度が上がり、意識レベルも高くなるのです。
その意味で、軸という身体性が整うほどに、邪気の影響を受けにくくなりますし、恐怖心も克服しやすくなります。もちろん身体性に裏付けられている物理的な肉体の状態も良くなります。
なぜ気功をやっていると自然に健康になっていくのか、それは実践している間に自然と身体性が磨かれ、抽象度や意識レベルが上がり、精神的にも身体的にも良い状態が生まれていくからです。
元気であれば、ちょっとくらい人の悪意や恨みや嫉妬などの邪気を受けても、大してダメージは食らいません。悪魔や悪霊にも耐えうる身体を維持できます。でも身体性がないと、抽象度が下がり意識レベルも低くなって、悪魔や悪霊のなすがままになるでしょう。
悪霊や悪魔は実際にはいません。それでも、情報的に存在して自分に影響を与える可能性はあります。そんなの気のせいでは済まされない場合には、やはり対処することが必要です。そうした存在の影響をかわして自分の力を発揮して自分らしく生きて行くためには、知識を身につけ、身体性をあげてダメージに耐えうる身体と精神を自分で獲得していくしかありません。
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気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。