言葉は「氣」である
氣功とは「情報」を扱う技術です。
その氣功のベースとなる中国の古代哲学の説く世界観において、この世界はすべて「氣」によって生まれ成り立っている、この世界を創造するものは「氣」であると言われています。
そんな、森羅万象を生じさせる「氣」とはなにか。
氣功では氣とは意念であると表現することがあります。
意念とは意識のことを指しています。
では意識とはなにか、それは言葉なのです。
私たちの意識は「言葉」によって生じます。言葉とは意識そのものです。
例えば、私という自我は、言葉によって成り立っていますね?リンゴを意識するとき、そこにはリンゴという言葉が必要です。
つまり、私という存在やリンゴや、その他のあらゆるものは言葉によって定義され、言葉によって存在しているのです。
意識とは言葉であり、また、「氣」でもあり、そしてこの世界のすべてを生み出すものです。
このことを聖書では「始めに言葉ありき 言葉は神とともにあり 言葉は神であった」(ヨハネ第一章第一節)と説いています。
このことは「氣」が万物を創造しているということと全く矛盾しません。
よって、「氣」と聖書で言うところの「言葉(ロゴス)」とは同じものを指していると考えられるのです。
氣功とは情報のコントロール技術
「氣」や「言葉(ロゴス)」と言う概念は非常に抽象度が高く捉えどころがありません。
でも、現代科学のパラダイムを用いるとこれらの概念が「情報」と解釈できることがわかります。
認知科学が解き明かしたのは、現実とは私たちの脳の情報処理によって認知された世界そのものであるということです。
私たちが認識する世界はすべて脳の情報処理の結果であり、脳内情報そのもの(内部表現)であると言えます。
現実を作っているのは「情報」なのです。
「氣」、「情報」、「言葉」は、バックグランドは違えど、同じものです。
氣功とは、「氣」の扱い方の技術ですから、氣功とは情報をどのように扱うかを洗練するための技術であり、また哲学でもあるのです。
この講座では、ゴールや未来の理想の自分を実現していくために言葉の持つエネルギーを活用して、ゴールへ向かう「氣」を高めるための言葉の使い方、意識の使い方を氣功の観点から学んでいきます。
氣功の観点からみた言葉の使い方
コーチングでいうゴールセッティングやアファメーションともちょっと違う、氣功ならではの言葉の使い方があります。
日本語には「言霊」という言葉がありますが、まさに、言葉そのものに「氣」が宿る、言葉そのものがエネルギーを持っているというのが氣功的な発想です。
例えばアファメーションなどは、ゴールの臨場感を高めるために言葉を使ってゴールのイメージをつくりあげてそれを潜在意識に書き込んでいくわけですが、
イメージを作ったりせずとも、言葉そのものの力を活用することでゴールにエネルギーが送られ実現しやすくなる、というのが本来の氣功的な発想なのです。
アファメーションが臨場感をあげる言葉の使い方であるとしたら、この講座で取り上げるのはマインドを強める言葉の使い方と言ってもいいかもしれません。
マインドとは、無限とも言える無意識の力に方向性という力を与える役割をしています。
マインドとは意識であり、意識は言葉そのものですから、言葉の使い方次第でマインドの力が向く方向は変わってしまいます。
そうするとせっかくゴールを設定しても、マインドの力はゴールからズレてしまう可能性もあるのです。
でも、言葉の力をまっすぐに未来へ向けて届けるための言葉を選べば、自ずとマインドもそのようにセットされるのです。
そうすれば、あなたの意識は常にまっすぐに未来のゴールに向けて解き放たれているようになります。
意識を向けたところに氣が集まるので、あなたの意志である言葉が未来のゴールに力を与えます。
例えば、病気が治ることをゴールに設定するとして、
「私は病気が治った」
ではマインドの力を十分に活用できません。では何がbetterかというと
「私は病気を治した」
なのです。
この二つの言葉の違い、わかりますか?
この二つは意味合いはほとんど同じだし、一見微妙な違いに感じられるかも知れませんが、潜在意識にとっては大きな違いなのです。
あくまであなた自身がその現実を創り出したという言葉にするのとしないのとでは氣の力(言葉のエネルギー)が弱くなってしまうのです。
それは二つの文章を声に出して読んでみたらよくわかると思います。
最初の文章はエネルギーの矛先がピントがぼやけますが二つ目の文章はビシッときませんか?
このエネルギー感の違いがきっちり潜在意識に入力されてしまうわけです。現実を創り出しているのは潜在意識ですからこの差は実はとても大きなことなのです。
でも、実際に病気を治してくれたのはお医者さんじゃないの? と思うかも知れませんが、たとえ、お医者さんのところに通ってお医者さんが治してくれたのだとしても、それはあなたの治るという意識がそのお医者さんに治させたのですから、あなたが治したのです。
あなたの意志が未来を作り、世界を創造していきます。
「自分の言葉が現実を創っている」という自覚が芽生えると言葉の使い方やマインドの使い方も圧倒的に洗練されていきます。
どんなことを学ぶの?
・アファメーションやヴィジュアライゼーションといったゴールの臨場感をあげていく方法と併用もできる、あなたの理想の未来を引き寄せるための言葉を使った氣功的なアプローチを学んでいきます。
・言葉の「氣」を最大限に引き出す方法がわかります。
・言葉の「氣」の力を最大限に利用するためのポイントをお伝えします。
・ゴールへの直線的力を与える氣功的マインド実践ワークに取り組みます。
・ゴール達成の基本的なメカニズをお伝えします。
・ゴールセッティングのやり方を学びます。
・ゴールセッティングを一緒にやります。
・ゴールの潜在性を高めるワークに取り組みます。
・願望実現がうまくいかない理由を氣功的観点からお話しします。
・今を最適な状態にし、理想の未来を実現するために適切な「あり方」について氣功的観点からお話しします。
・せっかくなので氣功を使ったワークの実践練習もやってみます。
こんな人におすすめです
・効果的なゴールセッティングについての知識を深めたい方
・マインドや言葉に関する知識を深めたい方
・氣功の実践や氣功の理論、哲学的背景にご興味がある方
・ヒーリングにご興味のある方
・理想の未来を今から創っていきたい方
・人生に関する学びを深めたい方
・抽象度を高めたい方
・理想の未来に対して臨場感を高めエフィカシーを高めたい方
・氣功のワークにご興味がある方
準備するもの
リラックスできる服装 ノート(筆記用具)
お飲み物、おやつ適宜
お申し込み詳細
所要時間:4時間
開催日時:メルマガなどで不定期に告知、またはリクエスト開催
実施形態:オンライン/オフラインどちらも可能
料金:一般 66000円
気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。