氣功 とは─ 自然と調和し、本当の自分に還る学び

── 自然と調和し、「本当の自分」に還る道 ──

氣功とは

氣功(きこう)は、数千年以上にわたって受け継がれてきた東洋の叡智(えいち)です。

もともとは、道家・仏家・武術家・医家といったさまざまな分野の人々が、「自然と一体となって生きる」ことを目的として磨いてきた実践法でした。

呼吸を整え、心を静め、身体の内側に流れる氣の巡りを感じ取ることで、心身の調和を取り戻す──

それが氣功の本質です。

氣功は、単なる健康法でも、超能力の訓練でもありません。

それは、「私とは何か」「自然とは何か」という問いを通じて、**生き方そのものを整える“道”**でもあります。

現代における氣功の意義

現代社会では、心も身体も常に“外側”の刺激にさらされています。

情報・感情・思考──

氣はいつも動きすぎ、分散し、疲弊しています。

氣功の目的は、その流れを止めることではなく、“自然のリズム”に戻すこと。

静けさの中で呼吸をひとつ整えると、心と身体は自然に調和を取り戻します。

それは「癒し」だけでなく、本来の感性・知性・生命力が再び動き出す瞬間でもあります。

私たちが氣功を学ぶのは、悟りや特別な力を得るためではありません。

「今ここにある生命」とひとつになるため。

そして、より自由に、創造的に生きるためなのです。

氣功は“情報”を扱う術

三和氣功の創始者・馬光文は、こう語っています。

「現象には、そのもとになる“情報=氣”がある」

身体の痛みも、感情の揺らぎも、その背後には「氣の情報(=エネルギーの秩序)」があります。

氣功とは、この情報空間に働きかけ、**内なる秩序を整えるための“情報医術”**です。

近年の脳科学・量子物理学・認知科学の研究でも、私たちの意識や身体は“情報場”として結ばれていることが分かってきました。

つまり、氣功とは古代の神秘ではなく、「生命を情報として理解し、整える技術」なのです。

三和氣功の氣功

三和氣功では、氣を「操作する技術」ではなく、**「自然と調和する在り方」**として学びます。

私たちの身体は、宇宙と同じリズムで呼吸しています。

その呼吸に氣を合わせることで、心は静まり、身体は自然に整い、“本当の自分”──内なる静けさ──が現れてきます。

この状態を私たちは「静寂意識」と呼びます。

そこでは、癒しも創造も区別なく、ただ生命が調和の中で動いています。

氣功によって育まれるもの

  • 心身の調和と活力
     氣の流れが整うと、自律神経・免疫・ホルモンのバランスが自然に回復します。
  • 感性の覚醒(氣を感じる力)
     身体の微細な変化に氣づく力が育ち、直感が冴えます。
  • 内なる信頼(エフィカシー)
     「私は大丈夫」という根拠のない安心感が、内側から満ちてきます。
  • 創造的な生き方
     心が静まると、自然とアイデアやひらめきが生まれ、
     人生を自ら創造していく流れが動き出します。

三和氣功が大切にしていること

整えるより、還る。
治すより、観る。
操るより、委ねる。

氣功とは「何かをする」ことではなく、「あるがままの生命とともに在る(be with)」ことです。

静けさの中に立ち、心と身体、そして自然がひとつに調和するとき、本当の癒しと創造が始まります。

🕊 さらに学びたい方へ

三和氣功では、初心者から氣功師を志す方まで、
段階的に学べる講座をご用意しています。

🌕 結びに

氣功とは、
「宇宙の流れに逆らわず、調和して生きる智慧」。

それは古くて新しい──
現代を生きる私たちに必要な“静けさの技術”です。

あなた自身の中に流れる氣と出会い、自然の一部として生きる喜びを、ぜひ体験してみてください。

2019年2月25日