心(マインド)と気功

人生を変える気功~自分の気功に自信がない人が情報空間の書き換えに差をつける方法

気功が効いているのかわからない時にどう考え行動するか

気功を使ってヒーリングをする人の悩みの多くに、気功がきいているのかどうかわからないというものがあります。

確かに、気功は目に見えないので効いているのかどうか判断しかねるというのはわかりますが、自分に実感がないのなら効いていないのでしょう笑

まずは、自分の中で書き換わる感触をいかに出すかということを習得する必要がありますので、これはしっかり練習を積むことです。

この時他者にヒーリングをやってもあまり練習としては意義が薄いので、必ずセルフヒーリングをしてください。

気の変化の感触は他人に聞いてもわかるようにはなりません。

自分の感覚を研ぎ澄ますということでしか、ヒーリングが効いているかどうか、相手が変わっているかどうかの判断をすることができるようにはならないです。

そして、ヒーリングに自信がない人がもう一つ覚えておくべきことは人は一瞬では変わらないということ。

根本レベルで変わるのには時間がかかるのです。

だから自分がやったことがすぐに結果として現れない場合も多いのです。

情報空間では一瞬で変化したとしても、物理空間はそうはいかないこともあります。

長い年月その人が保有していた信念やリアリティが変化して、それが物理的なレベルでの変化として意識できるまでには時間がかかります。

試しに自分を振り返り、自分がいかに成長してきたかを冷静に眺めてみると人間はある程度の期間(例えば数か月とか)をかけて徐々に変化していくし、そのリズムもペースも決して均等ではないことがわかると思います。

ちなみに、自分がヒーリングを受けてそれが効いているかいないかということは、ヒーリングされたレベルが深いレベルであればあるほど素人には意識に上げることができない可能性があります。

大きな変化を起こすような働きかけをすると、むしろ一時的なネガティブな体験として意識に上がるケースもあり、単純に痛かった腰が痛くなくなるというわかりやすい結果として体験されないこともあり、本当に何がどう影響して体験が起き、変化につながっていくのかは、予測も理解も難しいのです。

そもそも、潜在意識への働きかけなので意識に上げづらいところでの変化を起こそうとしているのですから、気の感覚に慣れていない人ほど潜在領域で起きたその変化を意識に上げることは難しいでしょう。

なので、そもそも自分がしっかりとヒーリングをしたとしても、相手はそれをわかっていない、気づかないことは往々にしてあります。

そして、変化する理由もしない理由も相手は持っていることを尊重しましょう。

いくらヒーラー側が良かれと思ってヒーリングを届けても、相手の中に変化したくない理由があれば変化しない可能性は十分にあります。

その時にはそれはそれでわかります。

そして何より、自分の価値を認めヒーリングに自信を持つことです。

ここに自らがブロックをかけている場合には、どれだけ能力があってもヒーリングは効かないでしょう。

それは練習量や能力云々で解決できないレベルのことである可能が高いので、自力でどうにかすることができないなら、適切なメンターやヒーラーに相談しましょう。

 

情報空間のエネルギーを高める

気功は情報空間での働きかけなので、気功が効くかどうかは情報空間のエネルギーをいかに高めるかが大事になります。

情報空間におけるエネルギーの高低は、抽象度が高いか低いかによります。

気功師の抽象度が高いほど気は強くなります。

情報空間におけるポテンシャルエネルギーと物理空間におけるポテンシャルエネルギーは同じようなものなので、

物理空間においては、より高いところからより低いところへ物を落とす方が大きなエネルギーが生まれるのと同様、情報空間における抽象度が高いほど、低いところへ作用させたときのエネルギーが大きくなります。

というわけで気功を使って内部表現を書き換える際に最も重要なポイントになるのが「抽象度」です。

抽象度とは、情報量の多い少ないの指標となる概念で抽象度が上がれば、具体性は少なくなる代わりに潜在的な情報量が多くなり、抽象度が下がれば具体性が上がる一方で潜在的な情報量は少なくなります。

現実をとらえる際に抽象度が高いほどより広く深く物事をとらえることができるのに対し、抽象度が低いと視野が狭まり、物事を限定的にしかとらえることができません。

例えば、蟻一匹を見てただの蟻だと思う人と、その一匹の蟻に宇宙を感じることができる人の抽象度はおのずと違っていることがわかるでしょう。

気功師の物事に対する視点の高さ、すなわち抽象度の高さは氣功ヒーリングを行う際に重要な影響を与えます。

セッションにおいては単純にクライアントを目の前にしてこちら側の抽象度は常に上げておく必要があるし、より抽象度の高いところから働きかける術を身につけておくほうが良いことは言うまでもありません。

もし相手に強い気で働きかけたい、相手を深いレベルで変化させたいのなら自分の小手先のスキルがどうかなどを気にするのはやめ、抽象度を高めることに邁進しましょう。

 

抽象度を高める方法

抽象度を上げる一般的な方法はいくつかあります。

学ぶことや体験を通して、知識や経験値を上げることによって自分の潜在意識に保有する知的な情報量を上げること。

そして高いゴールを持つことで自分のスコトーマを外していくことなどは今すぐに取り組めることです。

また、物事一般化して考えるような脳トレ的な方法もあります。

その上でさらに気功師が抽象度を高めるためにやるべきことは氣功そのものに取り組むことです。

例えば、結界、浄化などを使ってセルフヒーリングをする。

大周天やタントウ功などの伝統的な気功を実践する。

身体性を高めるたの丹田や軸を意識に上げる。

そのような取り組みを通して、理屈や根拠を超えて物事を認知するセンスを高めていくことが大事です。

理屈や根拠を超えるということは、わかりやすく言えば「感じる」とか「直感する」とか「なぜかわかる」「悟る」というような認知の方法です。

そして情報空間において抽象度が高い領域に行くほど、こうした認知の方法でしか情報を認識できなくなります。

結局、ヒーラーとしてクライアントに対峙した時に、自分の抽象度を上げる訓練が不十分で抽象度が低いままだと相手の思考停止を見抜けず、働きかけるべき部分すら見当も付けられない可能性があるし、たとえ邪気を認識できたとしても相手のネガティブな部分に同調する羽目になったりして書き換えがうまくいかないのです。

 

メタポジションをとる

三和氣功では実際のプログラムや講座の中で、セルフヒーリング、他者ヒーリングにおいてできるだけ抽象度を上げて書き換えたい情報と対峙する具体的な方法をお伝えしています。

それが「メタポジション」、つまりメタ認知をすることです。

観察者という言葉で表現するときもありますが、とにかく、「メタ認知」をする自分を意識することがヒーリングでは本当に重要なのです。

メタ認知を簡単に言うと「自分の認知の認知」のことです。

だから観察者の視点ということが出来ます。

セッション中にいかに高いレベルでメタ認知を行うかが、ヒーリングにおける「気」の強さに直結するのです。

氣功を通してメタ認知を訓練していくと抽象度が上がるので、現実に対する対応力やゴールを観る力、幸せを感じる力にもつながっていきます。

氣功ヒーリングのスキルを上げていくとおのずと自分自身や人生そのものへのメタ認知が可能になり、氣功は人生を変える力を秘めていると言えます。

 

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