中医学では、久しく歩くと筋を破る という言葉があります。長時間歩くと筋を病むという意味ですが、現代風に解釈すると長時間の作業は筋を病むということになるでしょう。
筋を病むということは文字通り、筋肉を損傷したり、凝り固まって本来の柔軟性や機能性を失うということですが、筋肉は中医学では肝臓と深いかかわりがあります。
したがって、長時間にわたる労働や作業は、筋肉を疲弊させると同時に肝臓を疲れさせます。(中医学の中で扱う肝臓と現代医学の扱う肝臓は100%イコールではないですが)休みもとらずに長時間何かをすることは「肝虚証」という病証につながるのです。
肝臓は血液と深いかかわりがありますので、血の不足による様々な症状が出てきます。顔色が悪い、目が疲れる、目がかすれる、筋肉が痙攣する、ひきつる、しびれがでる、また女性では月経血の減少や閉経といった具合です。
長時間の労働はできるだけ避け、適度な休息と質の良い睡眠、滋養のある食事をとって、肝臓を守りましょう。
気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。